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Reiner Knizia
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HABA
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2〜4人用
5分
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パーキングゲーム
ぶっぶー
「おーい、何やってんだ!」
ぶっぶー、ぶっぶー!
交差点は車で大混雑です。
プレイ感
最近、活発なHABAレビュアーオビ湾さんのブログを読んで、HABA+クニッツィアという事で輸入ついでに頼んでみた。miaとの二人プレイにて。
サイコロを振って、その色の車を自分の駐車場に置いていく。で、すでに持っている色が出たら、自分の車を左隣の駐車場に渡さなければならない。で、全て駐車場を埋めたら勝ちという恐ろしく単純なサイコロゲームである。
子供用ゲームだがクニッツィアやし、ジレンマが密かにあるんじゃないかという期待は完全に裏切られた。100%運である。
交差点は大混雑してる。さいころの色の車をとって自分の駐車場に置いていくだけ。本来なら二人プレイなので各色2個ずつで事足りるのだが、全部置いてみたかったw
わし「赤ね」
mia「青」
わし「緑」
mia「オレンジ」
わし「紫」
mia「青!」
わし「ぶっぶー、ぶっぶー!」
机をバンバン叩きながら青の車を寄こせという合図。
こんな感じで徐々に駐車場が埋まっていく。既に停まっている色を出してしまうと、相手にその駒をあげなければいけない。
わし「赤や!」
mia「ぶっぶー、ぶっぶー!」
同じく、机をバンバン叩きながら赤の車を寄こせという合図。
わし「くっそー!」
そうこうしているうちに段々と駐車場は埋まっていく。
わし「紫…」
mia「ぶっぶー、ぶっぶー!」
バンバンバンっ
わし「お前も持ってるやんけ。じゃ、これは交差点に戻す」
mia「ちぇ」
本来は隣が持っていれば、その隣に、その隣も持っていればその隣にというルールで、全員が持っていたら、交差点に戻すのだが、今回は二人プレイなので、相手が持ってたらすぐに交差点に戻す事になる。
車を戻したりすると、ラスト1個となっても油断できず意外と手間取る。
そしてmiaが最期の緑1個が埋まれば勝ちというところで、
わし「緑でた!」
わしは既に緑は埋まっているので、miaにそれをあげる。
mia「ぶっぶー、ぶっぶー! 勝った!」
バンバンバンっ
所要時間5分
最後はこのように全部埋まれば勝ちである。
わし「なんか意外とおもろいな」
mia「面白いね」
という事でこの後4回ほどやったとさ。
miaのコメント
可愛い! 思わずぶっぶーと言いたくなる。
ソマーリオ
ほんまの運だけのゲームやねんけど、オビ湾さんの言うように、なんかおもろいねん。ぶっぶーと叫びながら、机をバンバン叩くとそれだけでなんか盛り上がる。
駐車場に止めていく雰囲気はばっちりやし、交差点の混雑ぷりは適当に置いただけやのに見事に再現されてる。これ、クニッツィアNo1のテーマの再現性ちゃうか?w
確かにジレンマはないが、クニッツィアらしいところはある。それは最期の収束性の良さ。ごちゃついてイライラする時もあるのだが、思ったよりもすんなりゲームは終わる。それは自分が持っていると相手に駒を渡すというルールのおかげである。
例えば残り1個になった場合、相手もその駒が埋まってるとすると、相手の手番で勝利する可能性は1/6、そしてそれが失敗しても自分の手番で勝利する可能性は5/36。これを足すと11/36となり、1/3弱の確率でゲームは終わる。これは二人プレイの場合で、三人、四人となるともっともっと可能性が高くなる。
つまりリーチが掛かると、思ったより勝利出来る可能性が高いのだ。
子どもの大好きな車がテーマやし、これは小さい子どもにとってはかなり楽しいゲームじゃないかと思う。大人がやっても、そのテーマからなんか楽しくなってくるのだ。やるなあ、クニッツィアとなんだか妙に感心させられた。
子どもとやるもよし、待ち時間にやるもよし。ここらへんはやはりシャハトよりも一歩抜きんでてるように思う。