Karl-Heinz Schmiel

Klaus-Juergen Wrede

Hans im Gluck

2〜5人
20分

カードカソンヌ

ルール説明

ドイツ人も時には駄洒落を使う。
カルカソンヌに”ド”をつけるとカードカソンヌ。
(Carcassonne → Car"d"cassonne)
テーマは同じだが、内容はまったく違う少し変わったカルカソンヌ。

プレイ感

カルカソンヌの作者ヴレーデと奇才シュミールとの共作で、軽くて楽しそう。ムゲンとmiaとの3人プレイにて。


場には4列のカード置き場がある。ここに手札からカードを1枚出すか、駒を置いてその駒から最初まで(もしくは前に誰かが置いた駒まで)のカードを総取りするのを宣言するかする。一旦、駒を置けば、そのラウンドは後はカードを置くだけだ。一番美味しいタイミングで列を狙って駒を置くというゲームになっている。

列は種類によって色分けされており、基本は同じ色のカードを同じ列に表向けに置かなければならない。ただし、そのラウンドの最初の1枚だけは、裏向けに置き自分しか何を置いたか解らないようにするのだ。さらにその際、違う色の列に置いてもいい。ここがこのゲームのポイント。


3人なので手札は5枚スタート。最初の1枚だけは裏向けに配置。それ以外は色通りにおいていかねばならない。これを3人なので8ラウンド繰り返して得点を争う。言い換えれば8回決算するという事になる。

ラウンドの終了時に入手した時に、違う色のカードが入っていたら、そのカードを普通に入手してもいいし、10点として計算してもいい。このゲームの10点というのはかなり大きな得点なので、よっぽど集めてるカードでない限りは10点を貰う事になる。そう、裏向けのカードに10点の価値があるかどうかがこのゲームの重要な駆け引きとなっている。


このようにここぞという時に駒を配置する。ラウンドの最後にそれ以前の列カードをすべて貰って得点する。最初に配られたカードをすべて使い切ってラウンド終了となるので、駒の後ろにカードが並ぶのはよくある光景だ。これらは次のラウンドに残る。

自分で10点として仕込んだとしても他人に獲られるかも知れない。しかし出来る限りしれっとカードを追加して更に強欲に狙いたい。
或いは他人が仕込んだのは10点か、通常通りの配置カードか、読まなければならない。
単純だが、どんなしょぼいカードでも違う列に置けば10点に化けさせる素晴らしいルールだ。


宝箱は、家カードを取ったら隠すためのタイル。色違いの家を1グループとして得点がはいる。4色あるのはワイルドカードでどの色にもなるカード。他の種類にもワイルドカードはある。今回miaは4色グループを2セットあるので60点獲得。家だけは最後の最後の決算する。

細かい得点としては、人の描いてる数×カード数とか、動物が同じ数で指数関数で何点はいるとかあるが、そんなものをここで説明してもしょうがない。このゲームの駆け引きのポイントはずばり、ブラフカードの仕込みであると断言しておく。もちろん欲しいカードを裏向けに仕込むのもありだろうが、やっぱり一番面白い要素は真かブラフかだと思う。

今回やったときは、その勘所が解らなくて、単純にカードを上手くとったわしが圧勝した。宝箱はゼロだが、なんせ機を見て一番美味しいところを持って行ったので、ぶっちぎりだった。

所要時間20分


最終得点。わしの黄色は1周回ってぶっちぎりのトップである。

相手の状態をみながら相手にとって微妙に魅力がなく、自分にとって密かに魅力的な列を作り、駒を配置するのをためらわせるようにし向けるマネージメントを繰り返すようにした結果だ。ムゲンもmiaもまだまだそのマネージメントが甘い。

ソマーリオ

どこでも書いてるが、このゲームはカルカソンヌとはまったく無関係である。システムはまったく違う。共通しているのはテーマだけだ。

手番にやる事は、手札からカードを1枚場に出すか、自分の駒を置いて陣地を宣言するかだけ。それだけでジレンマを感じさせる作りになっており、ごてごてしたシステムが最近増えてきた中、単純なジレンマを感じさせてくれる。

弱点は、システム上、カードは同一色で固まってしまうので、次回やる時にかなりしっかりと混ぜなければならないというところ。ルールブックにもしっかりと混ぜてくださいと注釈があるくらいだ。カード枚数がかなり多くて、混ぜるのがかなりめんどくさい。

他に、ジレンマの作り方が渋すぎて、初心者には解りづらいという欠点もある。特に嘘のカードを仕込む意味が分りにくいようだ。そこでレビューには極論とも言える強い口調でブラフカードの役どころを書いた。(とはいってもなにぶん1回しかまだやっていないので外していたらすまん)

雰囲気としてはコロレットを良い意味で冗長化したプレイ感で、4列をなるべく均等になるように、ほんの少し自分に有利になるように配置していく。どのタイミングで取るかなどのプレイ感は非常によく似ている。手札を持っているので、はったりが効いたり、コロレットよりも戦略的にプレイ出来るところも良い。

ドイツゲームになれた中級者以上に是非勧めたい渋いゲームだ。なんせカロリーたっぷり、ボリュームたっぷりのゲームばかりやらされると、こういうシステムが簡単なゲームをやるとほっとするのだ。

gioco del mondo