Serge Laget
&
Bruno Cathala

Days of Wonder

3〜7人用
120分

キャメロットを覆う影

このイングランドの地に暗黒の時代が訪れようとしている。聖剣エクスカリバーは湖に失い、最高の騎士と詠われたラーンスロットは、行方不明となった。最後の希望、聖杯探索を行うにも、野蛮な民族、サクソン人とピクト人がキャメロット城を襲い、ドラゴンが荒野を駆け巡る。

アーサー王と円卓の騎士は、この試練に見事打ち勝つことが出来るだろうか?

プレイ感

全員勝利か全員敗北か、噂の多人数協力プレイゲームはネットでおもろいと大評判。TAMがやりたいやりたいとうるさいのでなんとか4人集めてプレイしてみることに。アーサー王TAM、ケイ卿兄、ガラハッド卿オキ、トリスタン卿わしでキャメロットの窮地に挑む。


キャラクターは7人おり、それぞれ特殊能力がある。裏向けで一人一人引いてみた。

兄「このケイの絵って、なんかすっごいしょぼいんやけど?」

わし「阿呆! お前はこのパーシバルの姿が目に入らんか!」

兄「うわ、ほんまや。すっごいおっさんや。。。しかも顔と身体のバランス悪いし、、、そや、ガウェインは居らんのか?」

※ アーサー王の話を知ってるのはわしとTAMだけである。TAMもどうしてもこれをやりたいと抜かしたので5日前に貸したDVDエクスカリバーをみた付け焼刃である。このDVDかなりおもろいんで是非見て欲しい。兄がなぜガウェインを知ってるかといえば、昔ジャンプで連載してたゴルフ漫画で、ランスロットとガウェインというキャラクターが登場してたからだ。

わし「おる。これや」

兄「…。なんかケイがかっこよく見えてきた。これでええわ」

付け焼刃TAM「ラーンスロットはいないんですかね!」

わし「ラーンスロットは、不倫ばれて行方不明になってるちゅう設定や」

※ アーサー王の伝説を知らない人は、エクスカリバーや円卓の騎士というかっちょいい奴らを思い浮かべるかもしれないが、アーサー王は円卓の騎士に嫁を寝取られ、他の騎士も悲惨な最期を遂げたりして、内容はかなり暗いのである。まあ、わしも付け焼刃なんであまり知らんねんけど。


ゲーム全景。あちこちにクエストがあり、各地でルールに乗っ取り、勝利すれば白い剣が、失敗すれば黒い剣が円卓に置かれる。黒カードは悪の進出で、白カードでそれを退治するといった寸法である。

このゲームは、悪があちこちから進行してくるのを、皆で駆け回り、悪の進行をとめるというゲームである。まず悪の進行フェイズがあり、英雄的行動フェイズ(メインフェイズ)がある。

悪のカードを引く。黒騎士なら黒騎士のマスに置き、ラーンスロットの妨害ならラーンスロットの甲冑ボードに、聖杯の堕落なら聖杯マスに、ピクト人の襲来なら、ピクト人駒を増やすといったことが書かれている。

これが嫌なら、自分のHPを1減らしたり、攻城兵器を1つ置いたりも出来るが、最初はとりあえずカードを引いてみた。

サクソン人「ぐへへへ、わしらごっつ野蛮でっせぇ。さぁさぁ、キャメロットの女はきれいかいのう。ぐへへへ」

サクソンの襲来である。

次いで、英雄的行動フェイズに移るのだが、ここで悪に対応するために、あちこち騎士は動き回るのだ。そこで、白のカードを置いて、悪の戦闘力を上回って撃退したりするのだが、それぞれが細かい設定があっていちいち書いてられん。覚えてほしいのは、悪が勝つと、黒い剣がキャメロットに増え、正義が勝つと、白い剣がキャメロットに増えるといったことだ。白い剣が7本になったら勝ちである。

サクソン対策に、皆は動き出す。が、わしは、手元に聖杯カードが多かったので、聖杯探索を願い出る。別に皆で野蛮人に対抗する必要はないのだ。

トリスタンの特殊能力は、円卓会議から移動後、すぐに行動に移れるところだ。早速、聖杯カードを…って、おい、誰じゃ、すでに2枚も聖杯の荒廃を置きやがったガキは!

しょうがないので、聖杯カードで打ち消す。聖杯のクエストは最もつらいクエストですべて同じカードそろえないと勝てないのだ。しかも1枚は1枚で打ち消しなのである。


ケイ卿はラーンスロットの鎧探索に。トリスタンは聖杯探索に出かける。最もむずいのが聖杯探索で、これを手にすればゲームはほぼ手中にしたも同然である。下がピクト人で、その上が黒騎士の槍試合である。大体のクエストは合計の数字が高い方が勝ちだが、それぞれ白カードには置き方がある。

そのころ、アーサー王のTAMはエクスカリバーを手に入れようと躍起である。このゲーム、聖遺物と呼ばれる、エクスカリバー、ラーンスロットの鎧、聖杯は入手したらそのプレイヤーの物となり、特殊能力を発動できるのだ。

TAM「やっぱエクスカリバーっすよ!」

兄「それエクスカリパーやからあんま強ないで。攻撃しても1しかダメージ与えられんし」

TAM「嘘! マジっすか! エクスカリパーやったらごっつ弱いですやん!」


エクスカリパー! 写真撮るの忘れたんで、Geekからひっぱてきた。しかしこの作り込み、凄いな、皆。

とかなんとかいいながら、どんどんと沈むエクスカリバー。そしてサクソン人と対決するオキ、ラーンスロットの鎧に執着する兄。

TAM「これむっさおもろいっすね!!」

確かにおもろい。兄も生き生きとクエストをこなす。
しかしながら、カードパワーがなくなってきてジリ貧になってきた。このゲームのカードの補充はキャメロットの円卓に戻らなければならないのだ。

移動するだけで1ターン消費するので結構きついがしょうがない。皆は円卓に集合しだす。そしてここに留まり2枚ずつカードを補充。

兄「なんや。失敗したなあ。最初からここに留まってカード補充してから行動すべきやったわ」

そこから、相変わらず聖杯探索に向かいたかったわしであったが、どうにもそんなことは言うてられない状況に陥っていた。

黒騎士が、槍をしごいて待ってるわの、ピクト人が船で襲来しいの、とやばい感じ。

しかし、それより、モードレッドというスペシャル黒が登場してきて悪さを始めたから大変である。

兄「カード3枚誰かが捨てるか、全員1枚ずつ捨てるかとかなってんぞ」

わし「おい、お前んとこの馬鹿息子が、なんかやっとんぞ。なんとかせぇや」

※ モードレッドは、アーサーの息子である。カードにはスペシャル黒とスペシャル白が存在し、当然どちらも効果は倍増である。

TAM「すんませんすんません。うちの馬鹿息子が皆さんに迷惑かけて。この不始末は親である私が責任とります」

カード3枚捨て。

わし「ほんま、この馬鹿息子が!」

TAM「すんませんねえ、うちの馬鹿息子によく言って聞かせますんで」

とかなんとか言いながら黒騎士もかなりやばい感じである。すでに4枚配置され、ここからカードを4枚おくのは無理だろう。

兄「ラーンスロットはまかしとけ。なんとかなる」

ここで円卓の騎士たちに歓声があがった。

ピクト人を撃退したのだ!

おお!!


ガラハッド卿、ケイ卿の活躍でサクソン人を撃退! サクソン人が4個になる前にストレートを出せば撃退出来るのだ。

白き剣が手に入り、キャメロットの円卓におかれる。HPも1ずつ回復した。HPの回復はかなり厳しいだけに、これは嬉しい。

さらには、ラーンスロットの鎧をとうとうアーサー王の義兄ケイがゲット!

おお!!


見事、ケイ卿がラーンスロットのクエストを達成! そして聖遺物ロトの……ラーンスロットの鎧が手に入る! このクエストはフルハウスで出さなければならないのだ。今回はケイの特殊能力で更に1枚で余裕勝ち。

再び、キャメロットは歓喜に包まれた。ラーンスロットの鎧は黒カードを2枚引き、好きなほうを使えるのだ。

黒カードを引く。スペシャル黒である。

わし「…おい、馬鹿姉登場したぞ。お前とこの一家、ほんま最低やのう」

TAM「すんません。せっかくの祝宴に水を差してしもうて」

※ モルガンはアーサー王の異父姉弟で、アーサー王とセックスして近親相姦したのだ。その間に生まれたのが馬鹿息子モードレッドである。この二人、アーサーにたてつき王位を奪おうとするのだ。アーサー王の物語は近親相姦は駄目という教訓である(嘘)


さらには海からやってくるピクト人をやっつける。

ここからが辛かった。目標の聖杯探索は思うように行かず、エクスカリバーは湖に沈みがち。一旦は撃退したはずのピクト人サクソン人は再びイングランドに攻め入る。

黒騎士「おーい、誰もわしと槍を交えるものは居らんのか。この腰抜けめ! 槍重っ!」

黒騎士の槍試合、敗北。キャメロットに黒き剣が置かれる。そして皆はHPを1減らす。


黒き剣が置かれる円卓。しかしまだ3つの白き剣が光っている。ここに7本の白い剣が揃えばゲームに勝利する。

TAM「あ、あれ? アーサー、HP1しかないんすけど?」


ゴーゴー! アーサー!


なんて?

TAM「アーサー死亡っすか?」


アーサー頓死

そこで兄が帰らなくてはならないつうので、ケイをTAMが引き継ぐ。
3人プレイになると、相当きつくなった。

というのは、嬉しがって攻城兵器ならなんぼでも余裕じゃあと黒カードを引かずにこればっかりやってたために(最初はHPを減らすのがブームであったが、途中HPの回復が白カード3枚捨てという厳しいものと知って攻城兵器を置くのがトレンドとなった)キャメロットの周囲にずらぁっと攻城兵器が並んだ。これが12個並ぶと即負けであるが、すでに11個状態である。

かなり厳しい状況で、至高の騎士ガラハッドが祈りをささげる。至高の騎士らしく、一気にHP6にまで回復。しかし…

わし「おい、馬鹿息子またなんかしよんぞ…」

しょうがないのでガラハッドがわが身を犠牲にしてHPを減らす。

周りは、ピクト人が攻め、黒騎士が槍をしごく。聖杯はどんどんと堕落し、探索はまったく思いもよらない。エクスカリバーは沈んでいく。

すべての希望が潰えたとき、キャメロットは陥落した。

全員、負け。

(|| ゜Д゜)ガーン!!

所要時間 90分


12個の攻城兵器に囲まれ、キャメロットは陥落した。全員負け。

TAMのコメント

これ、むちゃくちゃおもろいじゃないっすか! またやりたい。正月はムゲンを交えて絶対にやりましょうね。よう出来てるわあ。

オキのコメント

やっぱり勝ちたいですねえ。

ソマーリオ

サイトで人気先行した場合、必ず落胆がある。ところがこいつはなんだ! 最高におもろいじゃないか!

あっちでこっちで皆が力をあわせて敵を破るという協力プレイの楽しさが見事に凝縮されている。ゲームをやってるとき、全員がはきはきとしゃべり積極的に行動をした。まさにチーム一丸となったという感じである。

このゲームを語るとき、くにちーの指輪物語をあげねばならない。指輪物語は確かに近年の協力プレイのはしりであろう。しかし指輪物語よりもわしゃ圧倒的にこちらの方がおもろかった。それは後発の利というものではなく、デザインスタイルに因るものだと思う。

くにちーは緻密な計算によりプレイヤーを苦しめた。プレイヤーは英雄的な行動は出来ず、すべてが平凡な技でもって駒をすすめていく。スペシャルなカードはなく、こつこつと積み上げていかねばならないのだ。キャラクターに特色は持たせられているが、非常に重要だが地味な能力である。あまりキャラクターの違いを感じさせないほどだ。

これに対して、キャメロットを覆う影は、キャラクターに強力な強さを持たせ、個性を与えた。さらにその力でもって敵を撃退するという喜びを味合わせてくれるのだ。強力なスペシャルカードを使い、悪の軍勢を退かせ、その喜びを皆で分かち合う。こんな楽しいことがあるだろうか?

確かに聖杯のクエストは難しく、ドラゴン退治などは無理だ。当然、ゲームバランスは指輪物語の方がいいだろう。しかし、ゲームにはゲームバランスよりももっと重要なものがある。それはプレイヤーを気持ちよくさせてくれるということである。達成感とでも言おうか。ドラゴン退治をもし成功させたなら、どれほど嬉しいだろう。勝つために必要でないかもしれない。でもゲームは勝つためだけにやるのではなく、楽しむためにやるのだと思うのだ。

これは山登りに似ている。わざわざ難関なルートをたどる登山家は馬鹿だろうか? 山登りは単に登るということではないことを物語っている。

ゲームのシステムバランスからすると不必要の要素であっても、遊ぶほうは人間である。人間は不必要なものを好む生き物なのだ。もし、不必要なものがなければこの世は無味乾燥としたものとなるだろう。

話を戻して、指輪物語は、プレイヤーが多ければ多いほど「船頭多くして船山登る」ゲームである。人数が少ないほうが勝ちやすい。反してキャメロットを覆う影は、「三人寄らば文殊の知恵」ゲームである。人数が少ないと勝てない。人はパワーとなる。

くにちーはドイツゲーム大賞を獲得できないわけはここにあると以前書いたが、2つのゲームを対比させることでより鮮明となった。キャラクターを個人としてみたとき、そのキャラクターをやった甲斐がない。キャラクターは歯車としてしか動けない。特にこういった多人数協力ゲームをやるとき、人は英雄的な行動に酔いしれたいのだ。このゲームはその人間の最も気持ちのいい部分を見事に味あわせてくれる。

今回は疑心暗鬼になる裏切り者なしでプレイして楽しかった。確かに裏切り者なしで、皆でわいわいやるほうが楽しいとは思うが、人数が多いとこれをいれないと簡単に成功するらしい。正月は皆を交えて是非これをやろうと思う。裏切り者はアーサー王伝説には欠かせない要素である。

わしゃバネスト版を購入したが、カラー付きで完全に訳されており、シールも付いていていい。が、シールの文字が小さすぎて読みにくいのはなんとかして欲しいのう。情報詰めるのは解るけど、年配の人辛いで、これじゃ。結局わしゃ、自作し直す。

蛇足だが我らが王のためにもアーサー王伝説をモチーフにしてるが、安いくせになかなかいけるのでお試しアレ。最近、DVDとか集めててかなりアーサー王にはまってる感じである。

裏切り者を入れて7人プレイ

人数が増えると、裏切り者を入れないと簡単すぎるという話なので、TAM、ムゲン、mia、ケイ、タカダ、フジとの7人プレイをしてみた。
最初は調子よく、クエストをこなしていく。確かに人数が多いので非常に楽な展開。しかし裏切り者がいる、かもしれないのだ。これがいつ牙をむくかである。

※裏切り者は8枚中1枚のカードを7人に配るので上手くいけばいない場合もある。


今回は、拡張フィギュア、Company of the Knightsを入れたので、なんと彩色フィギュアなのだ。残念ながら、騎士以外の彩色フィギュアは売っていないので、必要ならば自分で塗らなければならんのよ。誰か塗って〜!

やっていくと、エクスカリバーがどんどんと沈んでいく。

わしトリスタン「おい、だれもエクスカリバーのカード持ってへんの?」

聖杯のクエストを一生懸命やっているので、エクスカリバーを浮上させるカードは誰も持っていない。

わしトリスタン「ケイ、お前やろ! あ、お前裏切りもんちゃうんけ!」

ケイパーシバル「ボクじゃないっすよ。持ってませんて」

タカダアーサー「怪しい。だって、裏切りもんちゃうかったら、これやりませんかねえ?」

ケイ「ほんま、ボクじゃないて。まあ、でもこのゲームおもろっすね」

わし「なぁ〜にが、おもろいっすわ、や。しらこいねんて」

ケイ「絶対ちゃうて。まじで、カード見せれるんやったら見せたいくらいですわ」

(いえば言うほど怪しいゾ、こいつ。このオーバーアクションといい、タカダのいうように、キャメロットがピンチになってるというのにほとんど何もせん事といい)

わし「告発しよかな」

※各自1度だけ裏切り者を告発出来る。成功すれば白の剣が貰えるが、間違っていれば白の剣が裏返り黒の剣になる罰則がある。

ケイ「告発したらマジで後悔しますよ。ほんま、辞めといた方がいいですって!」

わし「あれ、白カードもうそろそろ尽きてきた。なんでエクスカリバーカードないの??」

なんかルールがおかしい。エクスカリバーがなさ過ぎるという事で、ルールを読み直すと、エクスカリバーは白のカードをなんでも捨てる事で浮上させる事が出来るので、特別なカードはないようだ。

わし「つう事らしい」

ケイ「あれ、あきおくん、ボクにいわなあかんことないの?」

わし「…」

ケイ「疑ってすみませんでした、でしょ!」

わし「すまん。疑って悪かったわ」

(ほんまにこいつやと思ってたんやけどなあ)


どんどんと沈むエクスカリバーをたまりかねてタカダアーサーがクエストに挑む。ピクト人撃退はTAMのガラハッド、わしのトリスタンはラーンスロットの鎧をせめにいく。他のメンバーはこぞって聖杯に対峙。

こうしてエクスカリバー沈む件から発生した裏切り者疑惑は一旦は終わったかに見えた。

しかし…7人もいるのに、どうにも進みが芳しくない。絶対にこの中に裏切り者はいる!

わしはそう確信した。

ケイ「ボクほんま、こんな事いいたないっすけど、miaさんが怪しいと思うんです」

miaケイ(ややこしいw)「えー! 違うよ」

ケイ「さっきから見てたんですけど、なんか怪しいんですよねえ」


円卓に集まる騎士たち。ここで一旦落ち着いて、裏切り者を明らかにせねばならん。簡単に置ける攻城兵器が今回もやたらと脅威となっているが、白の剣がたくさん並び、事態は悪くない。

わし「いや、待てよ。TAM、お前さっきからなんもやってへんやんけ。お前ちゃうんけ!」

(考えてみたらこのゲーム大好きでいつもノリノリでやるTAMが終始無言でゲームをすすめやがる。おかしい)

TAMガラハッド「ちゃいますよ」

何故かうつむき加減。

(こいつ…)

ケイ「いやいや、miaさんですって」

mia「違うって!」

わし「いや、確信した。TAMや」

TAM「違いますよ」

顔真っ赤。確定や。

ケイ「じゃ、ボク、告発しますよ」

mia「辞めた方がいいって!」

ケイ「もうやります。勘弁できません。miaさん、あなた裏切り者でしょ!」

カードを裏返すと忠誠のカード。

mia「ほらあ! 忠誠じゃん」

疑心暗鬼となった円卓の騎士らに黒の剣が突き刺さる。間違うと黒の剣が追加されるのだ。

わし「TAM、お前や。裏切り者正体現せ!」

TAM「くっそー、裏切りじゃ!」

裏切り者面を向ける。

わし「やっぱり!」

それからは、裏切り者のTAMがちょこちょこと嫌がらせはするが、結束の堅くなった円卓の騎士らは次々に白の剣を突き立てていく。

わしら「やったー!!」


7本の剣が並び、騎士の勝利! エイエイオー! エイエイオー! 聖杯もラーンスロットの鎧も見事ゲットしたが、エクスカリバーは永遠に失われた。

TAM「全然おもんないっすわ!」

※ちなみにこの勝利条件は間違いらしく、本来は剣が12本以上刺さった状態で7本以上の白い剣がないと駄目とのこと。
7本あっても攻城兵器などで負ける場合があるから最後までやらんとあかんのだ。柴宮さんきゅ。

TAMのコメント

これ、裏切り者やとまったくおもんないっすよ。へぇへぇ、勝って良かったすね。

ソマーリオ2

確かに裏切り者になったらいまいちおもんなさそう。これは全員で結託して勝利に向かうというのを楽しむゲームなのだ。むしろ裏切り者は2名、3名として対立構造にすれば寂しさも紛れるかも知れない。

人数が多いとどうしても簡単に達成できてしまうので、そこらへんのゲームバランスを保つ為に裏切り者ではなく、例えば黒騎士は勝っても白の剣を貰えないだとかの難しくする別の調整ルールが欲しいところ。TAMのつまんなさそうな顔を見てると益々そう思う。

※やってみないと解らないが、更に厳しくするならピクト人、サクソン人を同様に貰えなくしてもいいだろう。他にも黒騎士、ピクト人、サクソン人の1度目の撃退は貰えないというルールも良さそうだ。

それでも騎士に加わればやっぱり楽しかった。皆も満足してたようだが、意外とmiaはベーオウルフの方が楽しかったという。ゴタゴタしててよく解らなかったようだ。裏切り者の汚名を着せられたのも効いているかも知れないw

gioco del mondo