Juergen Heel

Amigo

3〜6人
5分

レジへどうぞ!

きょうの晩御飯は何にしようかしら?
お肉でしょ、パン粉でしょ、ケチャップでしょ、ソースでしょ。
え? このボールが欲しいの?
あ、それとご本も買わなくっちゃ。
さあ、これでどうかな?
レジへどうぞ!

レビュー

hiroceanがやっていておもろそうだったので、購入。コタとなんかやるもんないかなと探してたら出てきたので、miaと3人でやってみた。


順番に、山札からカードを1枚めくって場に公開してその品名を読み上げる。次々にやっていくのだが、もうこれ以上は記憶出来んとなったら、「レジへどうぞ」といってカードを回収する。
他のプレイヤーは、お客側となって好き勝手に公開されたカードの品名をあげていく。品名があがったらレジ係はそのカードを場に出していく。もし間違ったプレイヤーがいたら「シー!」カードが置かれ、そのラウンドにはアドバイスすら出来なくなる。


順番に山札から1枚ずつカードの品名を読み上げてめくっていく。

こうして、砂時計の時間内に全てのカードを言えたら客側の勝ち、言えなかったらレジ係の勝ちでラウンドが終わる。

客側が勝ったら、レジ係はその中で一番高いカードを貰う。レジ係が勝ったら、残ったカードを右隣の客から順番に高いカードを取っていく。

全てのカードを混ぜ合わせて山を作り、次のラウンドを始める。
最終的に5枚あるメモカードが全部出たらゲーム終了。手持ちのカードを足して一番金額が低かったプレイヤーが勝ちである。


もう覚えるのは無理と思ったら、「レジへどうぞ」といい、場のカードをすべて貰って、他のプレイヤーが品名をあげていく。

子供に物品名を覚えさせるのは、プルンプザックと同じテーマである。

少々、難点があって、ドイツ語なので絵だけをみて解らない奴がある。
一応、ルール訳にはいくつか訳してくれているのだが、全てを網羅してる訳じゃない。
まあ、そこらへんは絵柄をみて適当にやる事にした。
しかしこれが実に良くなかった。わしの記憶力やと「なんやろ、これ?」ってやってると覚えてた事を忘れてしまうのだ。

mia「レジへどうぞ」

まじか。

わし「パン」

コタ「ジュース」

わし「歯ブラシ」

コタ「うん、歯ブラシ」

わし「チェリーパイ」

コタ「チェリーパイ」

わし「ゲーム」

コタ「そうそう、ゲーム」

わし「えーと、あと何があったっけ? というかコタ、覚えてへんのか。全部、同じのん言うてるやんけ」

コタ「うーん、うーん」

と万事この調子。


品名をあげられるたびに、レジ係は1枚ずつ場に出していく。


間違ったら「シー!」カードを貰い、そのラウンドは助言すらできなくなる。

ほとんどmiaとの1対1バトルである。

ほぼ6歳児でこの記憶力、大丈夫か?

結局、わしよりもほんの少し記憶力のあるmiaがぶっちぎり勝利した。

所要時間30分

miaのコメント

ラウンド後に全部混ぜるので、ちょっと長い。あと、コタ、大丈夫?

ソマーリオ

わしらよりももう少し記憶力がある人ならば、たぶん絶賛したであろう。
ただしわしらの記憶力は金魚並である。さっきつついてそれ自分のうんこやんと気づいた3秒後にはまた餌かいなとつつく。

システムとしては非常に面白く、子供に色んなものを教えながら楽しむ事ができる。
即興で1対多の対決ゲームになるのは、オリジナリティに溢れており、また、覚えるカードが徐々に増えていき、我慢の仕合となるのは非常によく出来ている。

収束性においてもラウンド後に全て混ぜ合わせると、メモカードが出にくくなるという問題があるのだが、実はカードが徐々に減っていくので時間バランスもきちんと取れているように思う。砂時計がもう少し長い方が良かったとは思うが。

ドイツ語なのは残念だが、絵柄は可愛くて申し分なし。

というわけで、このゲームの真の楽しさは金魚レベルのわしらでは味わえないが、冷静にシステムをみると単純なルールながら素晴らしい出来映えだと思う。チキンレースを楽しもう。

gioco del mondo