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Reinhard Staupe
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AMIGO
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2〜5人
15分
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プルンプザック
ずた袋のプルンプザックがあっちこっちへ歩き回ります。
そして止まったところの道具を隠しちゃいます。
さて、これはなに?
当てられたらプルンプザックはまたしても別の場所へ歩きます。
プレイ感
こたろーが「ゲームやりたい!」というので、そろそろ別のゲームをやらんとなあと思ってたところ、これを見つけたので出してきた。でも、物凄く乗り気じゃない。しょうがないので、いつものようにこの窓どの窓とフルシをやってからやることにした。miaも参加したいというので3人プレイにて。
このゲーム、どのような経路で手に入れたかトンと思い出せない。紺碧さんに貰ったような記憶があるが和訳は自前やし。メールを調べてみると、やっぱり紺碧さんからのお土産だった。ありがとう。
なんかオビ湾も、どうにもこのプルンプザックの絵柄がむかつくのでアメリカのシャーロックという犬のバージョンを買うたとかなんとか言うてた気がするがそれも定かではない。
8枚のカードを円形に表に並べてから、全て裏向けにする。表に並べるのは記憶する時間だ。それから手番プレイヤーはプルンプザックのカードを好きなカードの横において、そのカードが何かを答えて、表向ける。
当たっていれば、書いてある矢印の方向へ、プルンプザックを進める。
最初に全て表向けにおいて、記憶する。それから全て裏向けてゲームスタート。
そこでもまた何のカードかを答えて表にする。これを繰り返して、既に表向きになっているカードのところにプルンプザックが止まれば、はじめてそのカードを勝利点として裏向きに自分のものにできる。開いた場所へ、カードを表向きに補充して、表に向けたカードを全て裏返しにして次のプレイヤーの手番となる。途中で、間違っていれば、即座に手番終了である。
こうして最初に6枚のカードを手に入れたら勝ちである。
一番始めに好きなところにおいて、それが何かを答える。めくって当たりなら、矢印の方向にその数だけプルンプザックを進める。次にそのカードを何か答える、を繰り返す。
ポイントは、既に表向けになってるカードにプルンプザックが戻ってこないとカードを手に入れて得点にならないところだ。
これがやってみると非常におもろい。
突き詰めれば単なる記憶ゲームなのだが、プルンプザックの動きがシステマチックでいてとても可愛く、それだけで記憶ゲームであることを忘れさせてくれる。
特にこのゲームの素晴らしいのは、出てくる絵柄である。
本、シャベル、ろうそく、コップ、帽子、蝶々など、小さい子供に教えたい単語が続々とでてくる。自然に楽しみながら覚えさせる事ができるのだ。
こたろーも一生懸命「なんだっけ、なんだっけ」と言いながら思いだす。
さあ、これは何かな?
ろうそくの覚え方は「こたろーの”ろ”だよね」といって覚える。
で、それが意外と役に立ってて、わしもmiaもそこから連想して答えたりする。
最短で取ろうと思えば、いったりきたりの2回答えるだけで取れたり、場合によってはほとんど全部答えないととれなかったりするのがまたおもろい。
これでさくらんぼゲット。巡りが悪いとこのようにほとんど答えないといけないケースがある。
結局、記憶ゲームでありながら、わしが勝利。
所要時間20分
自分が取ったカードは裏向きにおいて相手に見せないので記憶が混乱しやすいところがポイント。
翌日、もっかいやったが、またしてもわしが勝利。
とうとう、わしの記憶が開花したか!?
さらにもっかいやったら、miaのいったりきたりの汚い大人プレイでとうとう負けた。
その後、こたろーが気に入ったようで、毎日のようにやるようになった。
miaのコメント
これは素晴らしい! 面白い! またやりたい。紺碧さんありがとう。
ソマーリオ
本文にも書いてある通り、この年代の子供向けのベストともいえるゲームやないか。
値段といい、お手軽さといい、絵柄といい、素晴らしい。さすが子供ゲームの大家シュタウペである。
唯一の欠点は、回転がルーチン化して、開かれないカードと開くカードの二極化しやすいところだが、まあ、子供用ゲームやしこれくらいは目をつむろう。
カードはタイル寄りともいえるくらいの厚みがあって、これまた文句なし。
オビ湾はプルンプザックの絵を批判してたが、わしは可愛いと思う。ずた袋に顔がついてる発想がよい。
既に過去の遺物であるマッチなんかも入ってるのは、ご愛敬。日本では廃れてしまったが、ドイツではまだ現役なんかの?
あまり負けるとマリオカート8のように子供がすねてやらなくなる恐れがあるので、「なんだっけ」と悩んでる時に教えてあげてた。
が、これがやりすぎるとよくない。というのは人に頼る事を覚えてしまい、自分で覚えようとしなくなったのだ。適度にヒントを与えるのが良いだろう。
しかし、システムもええな、これ。矢印に従ってプルンプザックがクルクルと移動する。まるでプルンプザックが絵本から飛び出してきたような感じすらしてきてとても楽しくできてる。矢印には数字が書かれているので、これまた教育にも良い。
日本での流通は少し弱いようだが、これはもっとたくさんの子供にやらせてあげて欲しいと思った。
ちなみにこちらがシャーロック。プルンプザックの絵柄以外はまったく同じのようだ。