Heinz Meister

Ravensburger

2〜4人
20分

フルシ

靴下オバケのフルシは友達のところに遊びに来ています。
「みんな、発射台で遊ぼうよ!」
フルシはお古の洗濯板を使って発射台を組み立てました。
6匹の靴下オバケが発射台に座って、ぴょ〜〜ん!! 引き出しの中に入れるか競い合うのです。
「賞品は柔らかいナンセンスな靴下だよ」とフルシが言いました。

プレイ感

ゲームマーケットにて、プレイスペース広島にいったら、店長が勧めてきたんがコレ。「子供用ですけど、おもろいですよ」と箱を見た。「これ、むっちゃおもろそうやんけ!」と一緒にいたムゲンと叫ぶと店長が「あ、いや、あくまで子供用なんで…」と弱気発言。いやあ、これは買いやろ。miaとの二人プレイにて。


手番にサイコロを振る。その出た目の数だけフルシの駒をシーソーになってる板の○の場所に載せて、びょ〜んと飛ばして箱の中に入れる。入った数だけ靴下チップを貰う。それを交互に繰り返して、靴下がなくなった時点で一番たくさん靴下を持ってる人が洗濯ばさみチップを1つ貰う。先に2つ貰ったプレイヤーが勝ちである。


こんな風にフルシをセットして、引き出しに見立てた箱の中に放り込むのだ。


おらーー!!! 箱の中は子供の引き出しらしくカラフルな靴下であふれかえっている。

コンポーネントからして阿呆である。びょ〜んと箱の中にたたき込むのみ。ただし…

わし「あ、ぽろした」

ちょっと叩くのにびびりがはいって、駒がぽろんとこぼれるくらいしか飛ばなかったりする。

しかもここ一番で、これをやってしまう。

うーむ、例えわしゃ実力があってもオリンピックで金メダルを獲れんわ。


こう整然と並ぶとストームトルーパーみたいやな。頭はスターウォーズ帝国軍のテーマソングが流れている。

意外と難しいのが、駒の置き場所。洗濯板には6箇所の○が描かれており、当然、前と後ろの列では飛ぶ軌道が違う。前にベストだと、後ろはオーバーしてしまうのだ。その加減が難しい。

5個使えば4個くらい入りそうな場面でも1個とかのヘタレをうってしまう。

わしゃパットン大戦車軍団のように、大量にセットして、1個か2個を放り込んでいく。
miaはサイコロの目に恵まれず、2個とかだがきちんと抑えて入れてくる。


かたやmiaは2個とか3個で放り込む。箱はきちんと引き出しの絵柄になってるのがいい。

非常に良い勝負となった。

結局、miaが2つ目の洗濯ばさみを獲って、勝利。

二戦目は手慣れたわしが、大量の駒を一気に放り込みまくって圧勝した。

所要時間20分

miaのコメント

こいつ可愛い。入れるのにちょっとコツがいるけど、凄く楽しい。

ソマーリオ

盛り上がりは見かけ程ある訳じゃないが、仕掛けやコンポーネントが可愛くて愛着が持てるゲームである。デザイナーは子供ゲームの御大ハインツマイスターである。

靴下おばけのフルシの絵は可愛くて、洗濯板で引き出しの中へのジャンプ競技して、勝てば洗濯ばさみが貰えるという設定は子どもが大好きな絵本の設定そのまんまといっていい。ドイツにはこういう設定の絵本があるんかな?

またコンポーネントは、立体駒のフルシを初め、色とりどりの靴下チップ、実際に放り込む箱は、きちんと引き出しになってるねんな。こういう細かい配慮は非常に大事。贅沢を言えば洗濯板の土台となってるパーツがちとしょぼい。これはまっすぐに付ける事が重要なので他のパーツにして欲しかった。

ゲームとしてひとつ気になるところがあるとすれば、ルールが単純な割に若干時間が掛かる事かな。フルシをセットするのに慎重になるので、思ったより時間が取られる。そういやダンクジャムのシュートの部分だけのゲームなんかも。あれはどう考えてもその他の部分は要らんかった。

小さい子どもと遊ぶにはとても良いゲームやと思う。手の力加減をする練習になる。

gioco del mondo