Gunter Burkhardt

AMIGO

3〜6人
10分

ヤギ戦争

めえぇ
めえぇえええ
ヤギが島で争っています。
ボスのヤギがそろそろ決まりそうですよ。





プレイ感

ちょっと前、あちこちでおもろいと評判だったトリックテイク。TAM夫妻と3人プレイにて。


手札8枚から、一斉にカードを出す。で、一番大きい数のプレイヤーがカードを総取りして、一番小さい数のプレイヤーが、島カードをめくり、大きな島にするか小さい島にするか決める。都合4枚の島カードで島が完成すると後は普通に数が大きい人が取っていくだけ。ただし島の大きさが得点の最大となるので、取ったカードを上手く範囲内に収めなければならない。トリックテイクの中でも最もシンプルな、戦争方式の取り方である。


トランプの戦争と一緒。数が多い人がカードを総取りする代わりに一番小さい人が島の大きさをきめる。勝敗はカードに描かれている羊のマークの数。小さいカードほど点数が高くなっている。

ひとつ思うのは、一番小さい人が島カードを決めるので、すぐに小さくする傾向があるのだ。なんせトップのプレイヤーをバーストさせようとする。本来なら、トリックに使う数と、得点の数(ヤギのマーク)は違うので、そうならない筈なのだが、全員が全員、島を小さくしようとする。

そうなると俄然、ゲームがつまらなくなる。やってる事は非常に単純な数が多いプレイヤーが勝つというものなので、まったく楽しくない。


多く取ればいいというものではなく、島の大きさに制限される。

バーストしたからといって、ああ、そうかと思うだけ。もちろんやばくなるとなるべく取らないようにする工夫はするのだが、なんせ同時出しなので、そういった戦術の機微もない。

なんか作業をやってるだけにしか思えんかった。

そんなことはないやろと、後日、兄貴、甥、姉ともう一度やってみたが、やはり同じく小さくするだけで、全然おもろくない。

所要時間10分

ソマーリオ

かなり評判のいいゲームだっただけに、この肩すかしっぷりは非常に残念に思う。特にヘビーゲーマーなどに人気しているようで、こってりしたゲームの合間に遊ぶと新鮮なのかも知れない。こういった軽いくせに玄人受けするゲームにはトランスアメリカなどがある。

なんか昔のトランプをやってるような感じがするのだ。トランプはガキの頃、無茶苦茶やったので、トランプというだけでなんかあまり楽しく感じなくなってしまった。

本来なら、「わ! 小さくされた、やばっ」とか「大きくして、一気にたたみかけてやろう。うひひ」みたいな機微があると思うのだが、メンバーが悪かったのか、そんなんが全然ない。続編のヤギの王様も出るくらいだからと無理矢理レビューを起こしてみたが、ページを埋める事は出来んかったわ。すまん。

好きな人は好きらしいので、あまりこの意見に左右されずにやって欲しい。というより、わしの楽しみ方のポイントがずれてるのかもしれんが、検証しようにもすでに売ってもたので、ない。プレイ感はかなり軽い。ダージリンといいギュンターブルクハルトはなんとも微妙なデザイナーやなあ。タナカマがこのブルクハルトが好きで、ギュンターブルクハルトを酷評する会と称していくつか持ってきたが、酷評するもなにも、何も印象に残らないゲームばかりやった。酷評する以前の問題でしたw

と思ったら、カードは同時出しではなく、前のトリックの勝者から順番に出すでした。完全なルール間違いなので、このレビューはまったく参考になりません。どうにもおかしいなあと。あまりに簡単なルールなので終わってからチェックしなかったのが間違いの原因。またやる機会があれば再評価したいと思います。やすさんありがとうございました。

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