Marsha J. Falco
R. E. Falco
Amigo
2〜10人用
45分
ザクティカ
8トリックのゲームを8ラウンド行います。各トリックは、最も数値の大きいカードが勝つわけではなくて、マークによって決まります。うまくプレイしていくことで、小さい数値のカードでもトリックを取ることができます。 3つのヴァリエーションが用意されています。トリックを取ることを目指すもの、取らないことを目指すもの、宣言したトリック数を目指すものです。それぞれの条件を最も果たしたプレーヤーが勝者になります。 (ルールブックより)
プレイ感
古いゲームがいまさら流通しだしたのだがCOQがお勧めという事で持ってきた。一旦、決まりだすと次々にトリックが取れるというのが快感らしい。オビ湾、タメラ、COQ、miaとの5人プレイにて。
オビ湾「これ、カードの質が悪いなあ。それに箱の大きさとあってないし」
タメラ「倉庫にカードの在庫があったから、サイズ図るのも面倒だし、適当に大きめの箱を持ってきた感じですかね?」
オビ湾「これ明らかにAmigoの品質じゃないんだよなあ」
カード品質ソムリエのオビ湾がのたまう。
わしはあんまりそんなん気にした事ないので、新鮮な会話やった。
オビ湾「というか、これザクティカじゃん!」
COQ「そうなんですよ。エグザクティカって明らかにメビウスの邦題おかしいですよね。エグの部分がない」
手札8枚のマストフォローのトリックテイク。カードには☆□○△の4つのマークがそれぞれ1〜3個描かれており、その合計数(4〜12)が書かれてる。例えば☆3□2○3△1なら9だ。
親が1枚出して、そのカードの好きなマークとその数を宣言する。他のプレイヤーはそれをフォローしなくてはならないというもの。合計数が一番高いプレイヤーがトリックを取る。同じ数字なら後出し勝ち。
最終的な勝敗は、いくつかのパターンがあるが、今回は一番トリックを取った人が勝ちのルールとした。
このなんとも奇妙な絵柄を見て欲しい。この図形の数が数字である。この数字の大小でトリックを決める。
通常、トリックテイクといえば、後のことを考えて、カードを温存する必要がある。
しかしこのザクティカはその概念でやると思いっきり失敗する。
というのは、親の強さが圧倒的で、一度親を手放してしまうと、次はなかなか巡ってこないのだ。
例えば「☆3」と宣言したとすると☆3のカードをまず持ってないと駄目だし、その中で数字の高いカードは当然、親が一番持ってる可能性が高い。
良いカードからバンバンけしかけていけば、子プレイヤーは為す術もなく陥落していく。
だから親を取ったら最初から全力で、強いカードから出していくべきだった。
トリックの出し方はマストフォローで順番に出していく。
通常のトリックのようにあれこれ考える必要はなかった。
途中からそれに気づいたが、時既に遅し。親の奪還は無理である。
またそれが解ってしまうと、実にオートマチックに進む。
手札の中で一番大きな数字をみる。その中で一番数が多いマークを宣言する。
これはラスト1枚。これで1ラウンド終了である。
親はこれの繰り返しである。
子は合計数字の高いカードを温存しつつカードを捨てていく。
終わり。
所要時間30分
誰が勝ったか覚えてない。
COQのコメント
一回、勝ち出すと手がつけられなくなるのが楽しいゲームなんです。また2人から10人まで出来るってのが良いです。
ソマーリオ
ゲーマーだとあれこれ考えて手札を温存したりする。それが今回ザクティカの良さを体感出来なかった敗因だったように思う。
一旦、確変を引くとあれよあれよと勝ちまくる、そういった運の要素が強いゲームだった。
そしてそれを体験出来なかった自分としては、まあ、こんなもんかなという感想でしかでない。
特に途中気づいたオートマチック化に関していえば、通常のトリックテイクを想像すると、これはちゃう、人がやらんでもええんちゃうの、と思ってしまうのだ。
だからといってゲームとしてつまらないかというとそれは別物で、例えば
ピッグテン
なんかは思いっきりオートマチックだが、非常に楽しめるから困るのだ。
そこがアナログゲームの難しいところでもある。
カードの品質については確かにちょっと悪い。ただ絵柄がなんともいえない不思議な感じがして、なんでこんなマークでこんなんを作ったんやろ? と非常に興味をかき立てる。箱はAmigoのコンパクトなので十分だった。
今回ザクティカに面白さを感じなかった原因は最初に書いた通りなので、もっかいやると評価はがらりと変わる可能性はある。
gioco del mondo