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小林俊雄
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幻冬舎エデュケーション
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2〜8人
10分
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ワードバスケットキッズ
しりとりを使った大ヒットカードゲーム「ワードバスケット」のキッズ版! 箱の中にあるカードの文字で始まり手札の文字で終わる言葉を考えて、思いついた人から手札を出していきます。
基本ルールやゲームの面白さはそのままに、易しいカードを加えたりイラストをつけたりして子どもが楽しめるようにアレンジしました。
家族みんなで遊んで盛り上がる、ひらめきとスピード勝負のゲームです。
プレイ感
ワードバスケットはかなり前に購入したがどうにも合わずに売ってしまった。ドンキに行ったときにキッズ版を見つけた。子供が大きくなり、やる意味があるなと購入した。
8歳のコタとプレイ。下の子の4歳児ではさすがに難しかったので、ほぼ二人プレイとなった。
ワードバスケットとの違いは、2文字(本家は3文字以上)でもOKとなったことと、カード構成の違いである。カード構成は5文字、6文字、7文字、1行のワイルドカードがなくなり、代わりに生き物、食べ物、なんでもあり、3文字、4文字となった。またカードには2種類のヒントが書かれている。
ルールは手札5枚で、場に最初にめくられたカードを自分の手札の言葉で終わる言葉を思いついたら、それを言いながら箱に放り込む。次のお題はそのカードを頭にして手札を最後の文字にする言葉をつくる。順番にやるのではなく、速いもの勝ちで、最初に5枚をなくしたプレイヤーが勝ちだ。
手札5枚。自分との戦いなのではっきり言うてオープンでやった方がいい。この場合、『つ』で始まり、手札の文字で終わる言葉をいうて、箱に放り込む。早いもの勝ちだ。一応カードに2つのヒントが書かれているので詰まったときには利用したらいい。
すっかりワードバスケットを忘れていたが、2文字でOKというのはかなりでかい。2文字で言葉を構成するものは意外とあるのだ。
また生き物、食べ物カードなんかは非常に使い勝手がよくて、沈黙時間が割と少なくなる。つまりゲームが進むのだ。
しりとりは子供にとって非常に身近な遊びであり、お風呂に入ったときにもよくしりとりやりたいと持ちかけられる。
そういった意味でこのゲームは非常に教育的で使い勝手がよいといえる。
ただし
『て』が場にあるときに、わしの手札は『り』で
わし「てっさりー!」
mia「そんな言葉はない」
わし「あるわ! アレクサ、てっさりーの意味を教えて」
というのを子供の前でやってはいけない。
結局、何度も何度も繰り返し遊んでいる。
1プレイだけではこのゲームの良さはきっと出ない。何度も遊んで初めて味のあるゲームとなる。
所要時間10分
ソマーリオ
わしのようなアホちんには、このキッズタイプが丁度よい。やればやるほど、強くなっていくゲームで、これに命をかけるプレイヤーもいるのだとか。
しりとりが楽しい時期の子供にはぴったりで、うちの子もこのゲームが大好きだ。むしろ本家より、このキッズタイプを子供とやって初めて真価を発揮するゲームといえる。
コンポーネントは、相当な上げ底だが、カードを捨てていく場所にはある程度の深さが必要なので、それもコンポーネントの一貫とすれば問題なし。
また箱のサイズが絶妙で、縦横の長さが若干違っており、カードが入れ替わらないような大きさとなっている。
この箱のサイズがよくできていて、上下が入れ替わりにくくなっている。ただし箱は、柔い。
当時は、ほんまもんのお椀がついてたが、メビウスが最初に発売したときには、プラッチックで組み立てるタイプのお椀がついてた。確かに突き詰めれば上箱だけで十分なのだが、それは残しても良かったかもしれない。雰囲気がでる。
強いやつには絶対に勝てないので、カード枚数のハンデ戦をすればよい。ただしパーティゲームかというと個人的なプレイ感からそういう感じでもないので、普段から遊ぶ用として買うのがいいだろう。二人プレイでも同様に楽しめるので、しりとりばかりでうんざりしている親は買うべし。