|
Guenter Burkhardt
|
Hans im Glueck
|
3〜4人用
15分
|
ウィリー
やあ、僕ウィリー。
今日は僕と一緒に変わったトリックテイクをやろう。
これは4人専用だけど、僕が入るから3人でも平気だよ。
プレイ感
正月休みの最後の日、東京に戻る前にTAM夫妻と最後のゲーム会をした。トランプトリックゲームをやりたかったのだが、TAMが説明書をなくしたみたいで、探す時間が勿体ないのでウィリーを出してきた。考えたら、この2つはほんまは自分で買おうと思って輸入したんやけど、あまりにもゲームを買いすぎた為に、TAMに急遽売ったんよな。というわけでTAM夫妻との3人プレイにて。
このゲームは、4人専用である。3人の場合、4人目にはウィリーというノンプレイヤーキャラクターが入るのだ。ウィリーは、空気読めない。というのはこのゲームは一応マストフォローのトリックテイクで、リードプレイヤーと同じ種類のカードをフォローする。お気づきのようにウィリーはフォローしない。
手札は8枚。通常のマストフォローかと思うと……
ただこのゲームをマストフォローと思うととんでもなく痛い目にあう。手持ちのカードは8枚ずつで、各プレイヤーは2トリックしか取れない。つーか絶対に2トリックずつ取る事になる。さらに恐ろしいのは、「熊殺しのウィリー!」と叫べば、いや、熊殺しは要らないが、なんせ叫べば、誰が何を出そうとそのトリックは取れてしまうのだ。
なんじゃ、そりゃあ!! (|| ゜Д゜)ガーン!!
しかもこのウィリー宣言、べったプレイヤーは出来ないと来ている。リードプレイヤーから順番に権利が与えられるのだ。
これに先に書いた、トリックは2つまでというルールで、2トリック取ったら後は何を出そうが負けるのと相まって、マストフォローとかまったく関係のないへんてこなゲームとなる。
左が空気読めないウィリーだがやたら強いのが腹立つ。
これでちゃんとゲームとして成り立ってるのか?
奇をてらいすぎというかなんというか…
あまりにも革新的で遊んだ気がせん。しかもウィリーがやたらと強くて(ウィリーは、ボーナス点があるのだが、これが異常にでかいので勝つのは並大抵ではない)、2回やったが勝者は2度ともウィリーである。
所要時間15分
TAMのコメント
なんかよう解らんゲームっすねえ。
ソマーリオ
なんじゃ、こりゃ。ゲームとして機能してるんか? ルールがなくて全てが壊れてるような感じすらする。
ウィリーつうたらトリック取れるんやで? マストフォローやのに。そしてトリック取れるのが2枚と決まっとる。トリックテイキングと思うとつまらないのかも知れない。むしろカード分配と思えばいいのかも。このときはまだそこまで頭が回らなかった。
トリックテイクマニアにはたまらないのかも知れないが、わしゃ、この感覚についていけん。せめて死に際に、このゲームの妙味を理解出来たら満足としよう。
まあ、さすがは一癖もあるギュンターブルクハルトという事で、4in1でも入ってるので興味があればいっぺんやってみて。訳分からんから。これかなり昔に書いたんやけど、読み直してみるとまた無性にやりたくなってきた。あのつまらんさを再確認したいというか、このへんてこシステム実はもっかいやったらおもろいんちゃうかとか、そんな感じ。