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?
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Pavilion
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2〜4人
15分
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タンブリング
ロケット型のガム販売機。
スティックを抜いてガムを出さないようにしよう。
プレイ感
子供のおもちゃを買いにトイザらスに行ったら、山積みにしてた。これは結構おもろいんちゃう? と買うてみた。999円やったし、おもんなかったとしてもほかしたらええやろ。miaと二人プレイにて。
ルールはみたらもう解ると思うが、このゲームは準備がめんどくさい。まずはスティックを適当に穴に突き刺す。で、上のふたを開けてガラス玉を入れる。結構満杯なので、ぐいぐいと押し込んで入れてふたをする。これで準備完了。手番にサイコロを振って、その色のスティックを抜くだけ。で、最終的にガラス玉を落とした量が少ないプレイヤーが勝利だ。
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昭和レトロチックな風貌。サイコロを振って出た色のスティックを抜くのだ。
序盤は適当に抜いても大丈夫。
勝負は、ガム(ガラス玉)がごろりと下の方に落ちてからだ。
わし「よし、これ抜いたら大丈夫」
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序盤は序の口。ここで落ちることはほとんどなし。
透明度は低いが微妙にどのガムがどのスティックに引っかかってるか見える。
そしてだいぶ煮詰まってきた時
わし「これかな?」
そのスティックを引き抜いた瞬間
がらがらがらがらぁ!
と猛烈な勢いでガムが転がり出てきた。
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げぇえ! (|| ゜Д゜)ガーン!! 4カ所ある受け皿に本体を回転させてから抜くのだが、受け皿が小さくて入らへん。
mia「わはははは!」
あまりにも出過ぎて、出入り口のところで詰まってる。
これがパチンコ屋なら店員を呼んでるところだ。
このゲームは4人まで出来るとあり、4カ所に受け皿がある。別に何人でプレイしてもいいのだが、手番に自分の受け皿に出るように廻す事で、受け皿でプレイヤーを分けるように出来ているのだ。しかし、大量に出まくったので、その受け皿の許容量を完全にオーバーした。
わし「むう」
これは負けた。まさかこんなに大量に出るとは。というか、これ、ゲームとして破綻してるんじゃないんか? どうせ抜くたびに大量に出て勝負の機微なんて無いのでは?
mia「じゃ、これ」
ころりと1個出る。
mia「しまった」
むむむ? 1個だけでも出るのか。
わし「じゃ、これかな」
ころんころんと2個出る。
意外とゲームになってるのかも。
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そこからころころと少しずつ出るようになる。
それにしても…
出したら負けなんは解ってても、出たら無茶苦茶気持ちいい。パチンコでじゃらじゃら出してる感じ。
わし「もうこれわしの負けちゃうの?」
mia「いや、まだここらへんにいっぱい溜まってるから」
確かに大量にまだこらえてるところがある。
mia「やばい。これだ」
抜いた瞬間、その溜まってたガムが大量にごろごろごろごろぉと転がり出てきた。
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やった! でまくりやがった。
わし「わはははは」
当然、受け皿の許容量を完全にオーバー。
大体この受け皿、小さすぎやねん!
そこから細かい勝負になり、最終的に互角の勝負となった。
結局、2個差で逆転勝利。
所要時間15分
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僅差で勝利。ガラス玉が可愛い。
もっかいやろうと二回戦目。
今度は、目も当てられんくらい大量にガムを出してぼろ負け。
ソマーリオ
わしの目に狂いはなかった。予想通りの楽しさ。
レビュー中にあるように、じゃらじゃらじゃらっと出てくると負けなんやけど、とても嬉しいのだ。これぞアナログの醍醐味というか。元々のデザインから駄菓子屋に置いてあるような昭和を感じさせる古い臭いタイプの未来ロケット型にうっとり。
ポップでちゃっちな作りが逆に味になっており、思わず家に飾りたくなる。
またガラス玉も色とりどりで、ガム(もしくは飴ちゃん?)のような雰囲気がそのままである。
まるで狙ってるかのような受け皿の小ささに、大量にガムが溢れてくるのは、それだけで一見の価値あり。用を足さないが、うれしがらせる為にわざと小さく作ったんじゃないかと疑う。
大きな欠点はなんといってもセットアップが非常にめんどくさいというところがあげられるが、可愛さに免じて許したくなる。
最初はあまりにもガムが大量に出た為、ゲームになるんかと思ったが、スティッキーばりのゲームとなった。これがあればスティッキーの代替になる。システムも勘所もほぼそっくりだ。とはいってもスティッキーのいいところはセットアップが恐ろしく楽なところなので、後はデザインなどの好みで手に入れるといい。個人的にはタンブリングの方がデザインは可愛いと思う。そうそう、ルールには明記されていなかった、既に無い色に関しては好きな色のスティックを抜く事が出来るというスティッキーのルールを使わせて貰った。
背丈に見合った999円という価格の安さ、わしの好きな駄菓子屋レトロという魅力、持ってる満足感は非常に高い。夏の終わりにラムネを飲みながらタンブリング。
もうひとつ2010年のゲームマーケットでJyamaが「これがくるりんパニックに匹敵するゲームですよ」とおしてた魚の口から舞い上がる魚をキャッチするゲームも同じメーカーから997円で売っており、これも買うとくと良いだろう。これのレビューはまた後日行う。
これやからフラッと寄ったドンキとかトイザらスは辞められない。宝が埋もれてるかも知れないのだ。