Gunter Baars

Ravensburger

2〜4人
40分

ティムのハッスルチーム

やあ、みんな。
ぼくはティム。
ハッスルチームのリーダーだ。
ぼくと一緒に、ドミノ倒しに挑戦しよう!

プレイ感

Jyamaに頼んで買うて貰ったギュンターバース作品。見た目、まんま。こたろーが4歳になったので、出来るかなと出してみた。
ラベンスバーガーが子供向けに展開している学ぶシリーズのひとつである。


最初にタイルを適当な間隔をあけて並べる。その中からスタートタイルを決めて裏返すと、色違いの別の絵柄が現れる。その絵柄のタイルがゴールである。(つまり同じ絵柄のタイルが2枚でている)
手番にはサイコロを振って、出た目だけドミノをスタートから並べていく。で、ゴールまでおくか、ドミノがなくなったら、スタート位置にあるドミノを倒して最後のドミノがゴールタイルに触れるかどうかを、それぞれ予想する。
当たれば贈り物(勝利点)チップが貰える。


黄色のタイルがひっくり返した状態でスタートとなるタイル。これと同じ絵柄がゴールタイルとなる。このようにドミノをならべていく。

次のラウンドは、スタートタイルを元に戻し、今のゴールタイルをひっくり返すと(つまり新しいスタートタイルとなる)次のゴールが解るようになっている。これを6ラウンド繰り返して贈り物チップをたくさん集めたプレイヤーが勝ちである。

4歳の子供にとっては、ドミノを倒さず正確におくのが難しく、少々手伝ってあげながらやった。特にある程度並べたあと崩壊させると面倒なので、ストッパー代わりに隙間に横にしたドミノを抑える必要があった。

距離が遠いと、ドミノの枚数に限りがあるため、届かなくなってしまう。そこを上手く調整しないとだめだ。これは大人でも目算を誤ると失敗してしまう。

こたろー「できた」

わし「よっしゃ、ほな、これを倒して、最後のタイルにドミノがあたるかどうかを考えてみ」

こたろーもわしも成功

最初の倒し方は少しこっていて、ドイツゲームによくある円形の木駒をスタートマシンから転がして、1つ目のドミノに当てるようになってる。
しかし、この駒の重量が軽くて、超近接させないと上手く倒れないのだ。パチンコ玉とか使って重みのある奴を自前で用意した方がいいと思う。


これがスタートマシン。木の駒やと軽すぎて、この距離やと最初のドミノを倒せないのでもっとくっつける必要がある。

わし「あ!」

なんと、最初の試みは失敗。2人とも外れ。

今のゴールタイルをひっくり返すと次の目標が解る。


これが


このようにゴールタイルにドミノがくっつけば成功である。右下にあるのが成功を予想するサムズアップタイル。

ここから2回ほどやってから、上級ルールを取り入れる事にした。

上級ルールでは、途中で必ず3つの備品を設置しなければならない。
平均台のようなプッシャー、ボール、シーソーである。


これが上級ルールの3つのアイテム。


成功!

ドミノといえばこういった仕掛けが面白い。それが上級ルールでは加わる。

かなり適当な仕掛けで、まともに動くんかなと思ったがそれは完全に杞憂に終わった。しっかりと動作する。

こうして6ラウンド繰り返した結果、こたろうの勝利。
なんでかというと、1回目の失敗に意外と失敗するんやと思ったわしは、失敗する方に2度ほどかけて、予想が外れたからだ。2回目以降は全部成功した。

所要時間 45分


勝利点となる贈り物タイルにはボールや飴ちゃんなど絵が描かれていて可愛い。

ソマーリオ

これは非常に良くできたおもちゃやった。ドミノ倒しの面白さを上手くゲームとして利用している。
やってることはドミノ倒しそのものなのだが、ちょっとした細工でゲームにしてしまうあたり、さすがはバースといったところ。

つなげていくところなどはちゃめちゃジェットコースターに似ているが、サイコロ運でどうしようもなかったはちゃめちゃジェットコースターの弱点を改良している。また置ける場所が有限であった歯車ではなく、無限の手をおけるドミノにしているところも、実は大人プレイにも対応したりしてるのだ。
そう、あえて、微妙な位置にドミノを置くことで、正否を解らなくする事が可能なのだ。

コンポーネントは、色んなものが入っていてワクワクする仕様。
もっと色んな仕掛けが欲しければ、ドミノ倒しの玩具が一般に出回っているので、そこからさらに追加して楽しむ事も出来る。

欠点としては、付属のドミノの重さの問題なのか、短さが問題なのか解らないが、トットットットと倒れる感じじゃなく、ドチャっと倒れ込む。これはドミノの面白さを表現するには残念。

大人だけでは物足りないとおもうが、子供がいる人なら遊んでみて欲しい。つっても日本では売ってないわな。ドミノ倒しを買うて遊ぶのもよし。あるいは個人輸入するかJyamaの商材として扱うのを待つのみか。

gioco del mondo