Alan R. Moon

Days of Wonder

2〜5人
30分

チケットトゥライド拡張 日本/イタリア


新幹線に乗って日本を縦断し、頭を雲の上に出す富士山を眺めたり、冬山の温泉に入っているニホンザルに会いに行こう。
古城の近くに咲く桜の花見もいいでしょう。
また、にぎやかな大都会が好きだったら、東京の地下鉄が君のスピードをさらにアップしてくれるかもしれません。
しかし、日本中を旅行して鉄道を楽しみながらも、対戦相手より先に目的地まで路線をつながなければなりません。

日本マップは、北は北海道(函館)から南は九州(鹿児島中央)までの日本列島を網羅したゲームです。
東京の地下鉄や新幹線の開発など、日本独自の追加ルールが加わっています。

日本 プレイ感

待望の日本マップがようやくやってきた。つーかね、鉄道言うたらアメリカ、ヨーロッパは分る、なんでアジアとかアフリカより後に日本やねん! なめとんか!
コタ9歳とmiaとの3人プレイにて。


このチケライは完全版ではなく、拡張セットなので駒と列車カード、得点駒は基本セットから流用しなければならない。裏面はイタリアだが、今回は日本のみのプレイ。


日本地図なので馴染みがあって、場所の特定は容易い。

手札4枚、目的地は4枚から最低2枚上残して好きなだけ貰う。
面倒なので例によって違いだけ書く。

日本は駒が20個しかない。普通のチケライの半分以下の数量である。で、代わりに全員が使える新幹線ルートがある。

アクションとして新幹線の敷設がある。
新幹線は、新幹線だけが置けるマスに列車カードを通常のルールに従ってプレイするのだが、そのルートの新幹線マークが描かれたマスに1コだけ配置する。さらに得点がない。代わりに新幹線開発エリアに、出した枚数だけ自分の駒を進める。


これが新幹線コマ。これだけで買う価値ありだ。全員が共通で使える路線となる。

ゲーム終了時に、開発の貢献度に従ってボーナス点が得られるが、基本的にべべはマイナス点となる。またまったく開発していなかったら大幅なマイナス点にもなる。これが最長路線とかグローブトロッターの代わりである。


新幹線の開発コマ。新幹線に使ったカードの枚数だけ、コマを進める。新幹線はボーナス点でしかないので、最後にだけ計算する。

終了条件は、新幹線駒が残り2個以下でかつ、自分の駒が2個以下になったら自分も含めてファイナルラウンド行って終了。ちなみに新幹線ルートは、新幹線駒がなくなったら通常の無色マスとして列車駒を置いてもよい。

mia「わ、門前仲町がある! つなげたい」

コタ「水天宮前もあるよ」

東京だけは、東京駅からさらに都内のマップがついている。


東京だけは別マップがあり、東京駅からさらに伸ばして目的を達成させる。

例えば目的地が名古屋から新宿であれば、東京名古屋間を接続し、都内マップの東京駅から新宿を繋げる。

わし「これ、新幹線で日本縦断できるから、ほとんどの目的地が達成できるんちゃうの?」

中央を新幹線でつなぎ、横に自分の支線を敷けばいいだけと見たので、目的地カードはすべて貰うことにした。


名古屋から途中下車で、松本まで延伸させる。

コタもmiaもその意見に賛成し、目的地を全て残した。

わしの初手は、まさに新宿名古屋間の目的を達成するために、東京から四谷に伸ばす。ここを押さえておかないと後で周るのが面倒だ。

それからすぐに四谷から新宿をつなげる。これで都内は完成である。あとは東京から名古屋を繋げる必要があるのだが・・

コタ「新幹線をおく」

とコタがやたらと新幹線に意欲を燃やして、がんがんと東海道新幹線を作っていく。

ほっといても、東京と名古屋はつながるだろう。

mia「これ、新幹線、最下位だとマイナス食らうのがねえ」

と新幹線を作り出した。

わしはそのころ、そこらへんは全て二人に任せるつもりで、新幹線経路からの支線を作るのに精を出す。
なんといっても、新幹線は最後のボーナス点にだけ関係あるので、点数が入らないのだ。

あえて九州は、鈍行で小倉から鹿児島までつなげていく。

つながったと思いきや

コタ「ここに新幹線を敷く」

とうとう九州新幹線に手を伸ばしてきたので、わしのはすべて無駄になった。無駄ではないけど。


九州は鈍行でつなごうと思ったら、新幹線ができてしまった。

そのころ、わしもこのままでは新幹線で最下位を食らうので名古屋から東京まではわしが伸長することにした。

mia「あー、くっそ、都内を先に置いとくべきだった。この東京新宿間がうっとおしい」

なんか知らんが、わしの初手が効いているみたいだ。

そこからなんと都内を網羅する線路を作り始めた。


なんという東京網羅。あの黄色の線が効いてたみたい。

すでに中盤を過ぎようとしていたころ、なんとコタ、いまだに0点!

新幹線ばかりにかまけてて自分の駒を置かなったのだ。
でも当の本人は

コタ「これで僕の新幹線トップは間違いないね」

とご満悦。

新幹線の駒が残り2個となった。miaがわしを引き離す。

ここでわしが最後の新幹線を使えば、miaと同点だが、もう1枚カードがあればmiaの単独べべが決まる。
1手番待つリスクは犯せないので、同点としておく。


同点で収めることができてよかった。コタはぶっちぎってる。

もう目的地が達成できたので、さらに追加で目的地を貰う。
こいつらも全部もらいだ。

miaも目的地をもらい、何枚か捨てた。

問題は、いかに終了条件を満たすかだ。

正直20個でも多いくらいである。すでに勝ってると思うので無理にでも駒を置いて終了させたい。

mia「もう4個だよ」

なんとmiaもかなり駒を使ってて、1手番わしより早く終了させそうだ。
都内で使いまくってからなあ。

というわけで、miaが残り2個で終了条件を発動させた。

新幹線ボーナスはぶっちぎりのコタ。2位は同点で、満額貰える。


言うても新幹線ボーナスは3人なら1位15,2位5点とあくまでこれだけしかもらえないので、あまりそこにだけ注力するのは良くない。

目的地は全員が達成してたが、わしは7枚達成してたのに対して、miaは捨ててしまったのがあり、その差がでた。コタは新幹線をやりすぎたおかげで伸びず。

わしの勝利。

所要時間30分


最後はこんな感じ。新幹線でかなりつながってしまうので、駒は少ない。


東北、今回まったく人気なしでガラガラ。

miaのコメント

うーん、目的達成しやすいのがもうちょっとかなあ。

ソマーリオ

ゲーム時間を見ての通り非常にスピーディなチケライである。目的地の達成が容易で、チケライ本来のジレンマが少ない。一番きつい3人プレイでも楽々だったので、4人だと緩すぎる気がする。マップを見ると複線が少ないので5人プレイの方がもう少し苦しくなるかも知らんけど。

おそらく新幹線の開発競争度合いにもよるが、今回のケースだと目的地をひたすら引きまくったプレイヤーが勝つような気がした。

こういったところはあるものの、新幹線駒は非常にかわいくて、これだけで所有欲を満たせる。
また日本の地名がきちんと漢字表記されているのも素晴らしい。馴染みのある日本というだけで、楽しさは間違いなくアップした。

もともと日本は縦長なので、チケライには向かないだろうとは思ってたが、まあそれは致し方なし。

裏面のイタリアも縦長なので、またこれは次回やってみる。イタリアではフェリーが加わる。今までのフェリーとは違い、少しアレンジしたルールとなっている。

少し面白いのは、新幹線開発駒の数である。チケライの基本セットは、アメリカ、ヨーロッパ、ドイツで若干駒の色が違っており、それを網羅するために開発駒は7色ある。

まあ個人的には、駒なんて安く使いまわせるので、拡張セットじゃなくてすべて基本セットとして組み込んでほしかった。箱もそんなに薄くはなっておらず、基本セットから出してくるのが面倒である。

箱絵のガキは、どうみてもおっさんのコスプレにしか見えない。誰かに似てるんやけど、思い浮かばない。

イタリア プレイ感

日本をやったので、引き続き裏面マップ同じ縦長のイタリアマップをコタ9歳、miaとの3人プレイでやってみた。

目的地は5枚から3枚以上残す。なんか多い。
その他の違いとして、フェリーカードが登場する。アクションの選択肢として1枚取ることが出来るが、2枚までしか保持できない。
使い方はフェリー路線の波マークの場所でしか利用できない。フェリーカード1枚で波マーク2個を埋めることができる。例えば、5マス航路に波マーク2マスあれば、フェリー1枚と同色の列車カード3枚でOKだ。波マークはフェリーか、機関車でしか置くことが出来ないマスである。


イタリアの目的地。ボードの陸路がジグザグになってて、とても掴みづらいマップとなっている。

もう1点、ルール読んでて分かりにくかったが、各都市にマークがあり、種類の違うマークをいくつ繋げるかで、ボーナス点がもらえる。最長路線の代わりである。
3つの特殊地域があり、そこのマークは2個と数える。たぶん。

途中で重要性に気づいたが、このマップ最大の特徴は、無色のマスがフェリー航路にしかないという事である。


航路に青のマークが見えるが、これがフェリーカードが使えるマスだ。

最初の目的地で、どのようにやるか非常に悩む。なんかこのマップむずい。
負けを覚悟して、多めにとった。

全員北部イタリアから進めていく。

コタ「ブラインド引き」

mia「ブラインド引き」

しょっぱなからブラインド引きするとはど素人もええとこ。

わし「ブラインド引き」

欲しいのがないのだ。


マップの横に接続した都市マークによって得られる得点表が書かれている。

まあ、なんとかそろえて少しずつ列車を置いていくが、どうにも上手くカードが集まらない。

ここでようやく気がついた。
無色の鉄道がないのがこれほどきついという事を。

そこでせっかくのイタリアマップ、フェリーを使わねば罰が当たると思い、あえて列車で南下せずにフェリーを使ってシチリア島経由で降りることにした。

わし「18点」

mia「なにそれ!」

フェリーは航路が長いので最大18点ゲットできる。
しかもフェリーカードは1枚で波2個分なので、結構たやすくつなげることが出来るのだ。

よっし、このままフェリーを使って長靴の先までおろすぞ。


フェリーカードは1枚で2マス埋められるので、使えればかなり強いのだ。

と、ふと目的地カードを見ると、ローマと書いてた。
やべぇ、ここは一旦途中下車して、本土に戻らねばとローマにつなげて再び海路へ。

フェリー作戦は割と好調だったが、何かしきってから踵の部分まで陸路で伸ばすので非常に苦労した。欲しい色が全然きやがらん。

そうこうしているうちにmiaが目的地カードを追加発注。

コタも追加発注。

わしはこのままいけばマイナス23点も食らってしまう。
なんとか繋げねば。

色がないなら機関車出ろや!!

という願いもむなしく全然でない。

やべぇ。もう駒がなくなって終わる。

とようやく機関車が出て、繋げることができた。

目的地カードの枚数が少ないので負けそうなので、最後にギャンブルで引くか悩んだが、結局引くのをやめて終了。

miaの目的地がぶっちぎりで凄くて、これはさすがに無理かも。

コタは追加の目的地がまったく達成できておらずマイナス32点だったがこれはなかったことにしてあげた。

わしもなんとか都市の連結で高得点ボーナスを足すが、わずかに届かず。

チケライで負けたのはほんまに久しぶりだった。

所要時間60分


最終。やはり緑に追いつかんかった。残念。

miaのコメント

やったー! チケライはもう記憶のかなたの向こうくらいに勝った記憶しかない。

ソマーリオ

無色のマスがないのがこんなにきついとは。このゲームは、フェリーを進んで混ぜていくべきマップである。と書きたかったのだが、負けてしまってはあまり説得力がない。

チケライとしてはオーソドックスなプレイ感ではあるが、陸路がやたら複雑でちょっと戸惑うかもしれない。

無色マスがないので少し考えないといけないというだけで、特筆すべきところはないように思う。イタリア好きならもっておくべき。

追伸:コロナ緊急事態宣言のため、自宅で楽しんでる家庭が多いと思われる。皆が少しでも楽しめるようにしばらく週刊でレビューできるように頑張ってみます。 (2020/5/2)

gioco del mondo