Klaus- Jurgen Wrede

Hans im Gluck

2〜5人
45分

スターウォーズ・カルカソンヌ

帝国軍と反乱軍の激しい戦い。
スターウォーズがカルカソンヌになった。
圧政を行う帝国軍を破り宇宙に自由と平和をもたらすことができるだろうか?

プレイ感

2015年の去年はスターウォーズ復活の年で、映画をやる前からスターウォーズグッズが出るわ出るわの大騒ぎ。というのはルーカスがスターウォーズの版権をディズニーに4800億円で売ったからだ。鬼商売のディズニーがガンガンとIP出すのは当然の流れ。そしてそれはドイツの老舗ボードゲームメーカーにまで波及して、名作カルカソンヌのスターウォーズ版がでたわけだ。


スターウォーズマニアであるmiaにはたまらんらしく、miaが購入した。
わしが夜なべをしてシールをちまちま貼って、ようやくゲームする運びとなった。
わしルーク(赤)、miaダースベイダー(黒)である。

ルールはカルカソンヌなので、違っているところだけを説明すると、ミープルがぶつかるとカルカソンヌでは数が多い方が得点したが、こちらではサイコロを使った戦闘となる。また惑星(修道院)は、周りの8マスにタイルを置いたプレイヤーは惑星タイルにミープルを置く事が出来る。そこに誰かがいればもちろん戦闘となる。


惑星周りにタイルを置けば、惑星に攻め入る事ができる。勝負はサイコロで大きな目が出た方である。負けても得点できる調整が良い。またタイルにある陣営マークでサイコロの数を増やす事ができる。惑星タイルにはスターウォーズで出てきた名前が付いている。

戦闘は小さいミープルがサイコロ1個、大きいミープルが2個、それにその戦闘地域に自分の陣営マークが1つでもあればサイコロ1個追加でサイコロを振り合い(つまり最大3個)、それぞれ一番大きな目で勝敗を決める。
負けたプレイヤーは、サイコロの目の得点を得てミープルを取り除く。同点ならそれぞれ1点ずつ貰って再度振り直し。勝ったプレイヤーはその場に留まる。
草原のルールはなし。またアステロイド帯(城壁)のマークは盾マークと同じで陣営関係なく2点となる。


陣営がわかるようにキャラクタータイルが付属している。

どうせカルカソンヌやろと高をくくってやってみると、あれ、なんか違う。
駒がなかなか帰ってこれず、非常に厳しい展開となるのだ。

タイルの構成枚数が変わっている。顕著なのがなんといっても惑星タイルの数で、修道院が6枚に対して倍の12枚になっている。修道院は非常に強いタイルなのだが、ミープルが残留しやすいタイルNo.1でもある。
しかしそれ以上に深刻なのはミープルの数が、1人8個から6個に減ってしまっている事だ。1個は得点用なので使えるミープルは5個しかない。これではほとんど帰ってこれない。

惑星のタイルが出たら嬉しいのだが、後半になると使えるミープルがないとmiaが嘆く。
わしはなんとかやりくりしてたので、その差が完全についてしまった。


最終。

わしがほぼ周回遅れにまで追い込んでの圧勝。

所要時間50分

miaのコメント

全然帰ってこれなかった。というかカルカソンヌってこんなに差がついたっけ??

ソマーリオ

何故かやたらと時間がかかったし、めちゃめちゃ残念な結果となってしまった。
実はプレイ中はこういった事にまったく気が付かなかった。駒が足りないという事くらいで、なんでそうなるかは解っていなかった。なんか、惑星が多いなあという程度。

で、これを書くにあたり、きちんと調べてみた結果が上だ。
ミープルが圧倒的に少なすぎるのだ。これでは最大の売りである戦闘がほとんど開けない。実際にこのプレイで戦闘が行われたのは僅かに3度だけだった。

ミープルが少ないもんだから、惑星に攻める事が出来るというルールもまったく役に立たない。そもそも惑星タイルが多いもんだから、わざわざ攻める必要もない。

これを調整した奴は誰や!
アホか! ほんま。

ミープルの数はスターウォーズのシール代が高くて少なくしたんではないかと勝手に想像してる。
またデススターがないのはまったくいけてない。

というわけで、このゲームを最大限に楽しむためには、陣営を考慮するとどのような構成にするかは議論の余地があるが惑星タイルを半分程度に減らす事と、ミープルの数をどっかのカルカソンヌから拝借して8個体制にする事を提案したい。そうすれば戦闘バリバリのスターウォーズチックなカルカソンヌが楽しめるだろう。

4人プレイ時には、チーム対戦プレイも出来る。機会があればやってみたいとは思うが、ミープルの数が少ないのはひょっとしてそちらに合わせて調整してるからかも知れない。
それならそれでミープルを多めに入れて、チームプレイ時に数を減らすように指示しとく事が出来るので言い訳にもならない。やっぱりシール代やな。

gioco del mondo