池田康隆

ゲームリパブリック

4〜8人
60分

シャドウハンターズ

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『リメイク版のシャドウレイダースの紹介より』
『シャドウレイダーズ』は霧の都を舞台に繰り広げられる戦いを描いた、正体隠匿サバイバルボードゲームです。
闇から生まれし「シャドウ」、シャドウ討伐の任を受けた「レイダー」、その戦いに巻き込まれた市民「シチズン」。
プレイヤーはいずれかの勢力となりゲームに身を投じます。
ゲーム開始時、自分の正体は自分にしかわかりません。
しかし、ゲームを進めるうちに誰がどの陣営に属しているのか明るみになっていきます。
素早く自分の仲間を見つけライバルを倒しましょう。
各プレイヤー固有の特殊能力やアイテムカードなど盛りだくさんで、ゲーム毎に違った展開が楽しめます。
正体隠匿+特殊能力のシステムをコンパクトにまとめた本作をぜひお楽しみください!

プレイ感

かつてゲームリパブリックから出ていたシャドウハンターズは、姪が好きだったため、ずっと実家に置いてある。人数が8人まで遊べるというのがよく、そーじろが遊べる年齢になったこともあり、最近帰省の折にちょくちょくやるようになった。
コタ15才、そーじろ11才、兄、姉、miaとの6人プレイにて。


シャドウハンターズは、ハンター、シャドウ、ニュートラルと別れている。このうちハンターとシャドウは敵対しており、お互いに相手をすべて殺すことで勝利する。ニュートラルは、自分本位で、それぞれに勝利条件が違う。6人プレイだとそれぞれ2枚ずつ入れて、シャッフルして配ることになる。キャラカードはシャドウハンターは3枚ずつ、ニュートラルは4枚あり、ブラインドで抜かれるのでどのキャラがいないか分からないようにする。

ルールはサイコロ振って、その指定マスに移動し、効果を適用し(ほとんどはカードを引く)、誰か一人を攻撃して(しなくてもよい)、手番は終わりだ。

カードは白黒緑の3種類あり、白黒は装備とかアクションとかになっている。白はハンター、黒はシャドウが引くと有利になるカードがあったり、逆だと正体を公開せよという不利なカードも入っている。また白は守備系、黒は攻撃系が多い。
緑はオババカードといって、そこに正体がハンターならダメージ2を喰らえという指示があり、それを好きな相手に渡してその反応で正体を特定するのに使う。つまり序盤はオババカードが中心となる。


こっそり自分のキャラを確認する。特殊能力を使う場合は、公開して使うキャラが多い。

正体隠蔽のために上記のように工夫されているが、さらにキャラによってHPが違っているので、合計で何ダメージ受けたかだけが表示される。自分のHPの限界まできたら正体を公開して死亡と告げるのだ。ダメージ表にはどのタイミングでどのキャラが死ぬかも書かれているので分かりやすい。

攻撃は自分のマスと隣接マスのキャラにだけ攻撃してもよい。
作者の池田さんは、サイコロにこだわりがあり、6面体と4面体のサイコロを振って、大きい目から小さい目を引いた数がダメージとなる。同じ目なら当然ダメージ0となるので、0があるというのはよくできていると思う。

ただし、TRPGをやってる人ならご存知だと思うが、4面体のサイコロはものすごく見難い。形がピラミッドなので、出目が下にあり、横から見る必要があるのだ。

どうにもこれは馴染めない。と、昔からずっと思ってたら、発明ともいえるすごい4面体サイコロが発売されてた。


ダメージはノーダメージからスタートして、キャラのHPまできたら公開して死亡を宣言する。
攻撃はエリア内に可能。マスとなるカードは、ランダムに配置するが、あんまり意味がある感じはせんな。

キャラクターの説明はざっくりとしたものでいいと思うが、先にダニエルとアンノウンだけは詳しく説明しておいた方がいい。

ダニエルは自殺願望者で、一番最初に死ねば勝ちだ。アンノウンはシャドウなのだが、オババカードなどで嘘をつける。
そういった勝利条件だからダニエルはジジィのくせにHPはやたらと高く、アンノウンはシャドウなのにHPが低かったりする。
ゲームデザイン的にこの2名がいることで、非常に面白いバランスとなっている。

大晦日にやってmiaがもっかいやりたいと話したので、今回は元旦でのセッション。


前回、わしは最後にヴァンパイアを公開して血をチューチューした。HP回復できる。

そういうわけで元旦ゲーム会スタート。

わしの手札にそのダニエルがきた。
正直、一番燃えるキャラである。感覚としても勝利確率が高く、また一人だけ勝てるってのも気持ちが良いキャラだ。


きたきた。やたらHPのある自殺願望者。誰よりも先に死にたいというとんでもないエゴの塊。

わし「じゃ、そーじろに攻撃」

そーじろ「え、なんで?」

わし「前に時間掛かったからサクサクやらんと。また兄が終電間に合わんようになるし、そもそも、10くらいダメージ与えとかんと正体現さんやんけ」

この作戦が見事に当たった。

前回と違ってあちこちで攻撃的な展開となる。

残念なのは、わしのダメージが少ないところ。もっと攻撃せえや。

わし「miaに攻撃」

mia「ちょっとやばいやばい」

わし「え?」

mia「もう無理だ。公開する。アリーの特殊能力で全回復」

やべぇ、アリーいうたらHP8しかない最弱キャラやった。危うく殺すとこやった。


miaがずっと攻撃されるたびにヤバイと連呼してたと思ったらガチだった。
ここにきてようやく褒めちぎってた4面体さいころの写真が写ってた。白の奴ね。

ところが、あまりにも殺伐とした展開となったため

そーじろ「おばちゃんを攻撃。6と1なんで5ダメージ」

姉「は? はぁぁ! 死んだやんけ」

わし「ぎゃああああ!」

※ダニエルの特殊能力。一番最初に死ねなかったら、公開後、改心してハンターとして振る舞うのだ。

兄「お前、まんまとやりやがったな」

そこからシャドウである兄をぶち殺した。

コタはおそらくハンターであると判断してる。
ということは敵はそーじろだ。

コタ「よっし。勝った。フランクリンの正体現す。そーじろに雷撃を食らわす」

さいころ6面のみの強力な攻撃だ。

ころころ・・1

コタ「えーー! くっそぉ、じゃあロンギヌスの槍で攻撃する」

ハンターが使った場合、なんとダメージ2倍になるとんでもない武器だ。
イケメン、フラクリンが決める!

ころころ・・2と2・・倍にしても0!

わし「お前、何やっとんねん」


完璧な装備を集め満を持して攻撃したコタであったが、さいころという運に完全に見放される。

そーじろ「正体表して反撃する。狼男」

残りHP1の瀕死のそーじろの反撃。

miaは展開をみてハンターが勝つと思い、そーじろに攻撃。

mia「じゃ、そーじろに攻撃」

ころころ、4と4・・ダメージ0

そーじろ「やった」

わし「まだ安心するのは早い。わしもそーじろに攻撃じゃ」

ころころ、1と1・・ダメージ0

わし「嘘やろ?」

そーじろ「じゃあ、コタ兄に攻撃」

ダメージ3

コタ、死亡。

まじか。一度ならず4度も防ぎ切るとは。

mia「え、わたしも勝ち? やったね、そーじろ」

アリー、こいつの立ち位置むかつくわ。最後生き残ればいいんやから、そーじろに攻撃してたぞ、こいつ。

所要時間60分


この攻撃をかわすとは、驚き。つーか、アリーの酷さが際立った。

miaのコメント

面白かった。またやってもいい。

そーじろのコメント

最後、凄かった。でもアリー、無敵だよね。

コタのコメント

くっそぉ、悔しい。ずっと我慢してロンギヌスの槍まで装備して完璧だったのに。

兄のコメント

お、お前、まじで汚いなー。しかし満を持して雷撃食らわせたと思ったらサイコロの目が笑える。

ソマーリオ

久々にやったけど、やっぱりめっちゃおもろかったな。
特に今回のように熱い展開になったら、面白さは倍増する。
まあ、言うても前回でもかなりおもろかったけど。

元々、作者の池田さんは絶版となった超人ロックを作りたくて作ったと言うてた記憶がある。うろ覚え。
パーティゲームとしても正体隠蔽系でも、トップクラスの面白さ。

前回、提灯にならないように気を使って止まりにしたが、正しく評価したに変更しておく。
今回のようなセッションのおもろさを忘れてた。
また4面体さいころの問題があったが、神発明により、なんか気持ちよく見ることができたってもの大きかった。

もう絶版でないのかあなんて思って調べてみたら、グループSNEがリメイクしてた。絵柄は好みの分かれるところだが、未だに遊べるというのはとても良い。箱もコンパクトになってて持ち運べるようになってる。

ちなみに拡張のキャラカードが発売されてたが、こちらは更に部数が少なくてほとんど手に入らないと思う。わしもムゲンに当時言われて、おかぽんに直接話したら、もうないけど、私物があるのであげると言われて貰ったくらいだ。
いまだ遊び尽くせてないので、拡張カードを使ったことがない。今度やってみるかな。

リメイク版ではきちんとキャラカードの拡張セットも発売されている。

正直、6人以上となるとパーティゲームくらいしか選択肢がほとんどなかったが、こいつが全てを補ってくれるだろう。
ゲーム会ではコンパクトになったSNE版を1個忍ばせておくとなにかの役に立つこともあるはずだ。
人狼系がメジャーになった今、このゲームは再注目されて良いはずだ。

このバージョンの唯一の欠点というか、なんだかなあと思うのは、なんの工夫もない円筒のクソでかい木駒くらいだ。もうちょいコンパクトでいいし、ミープルのような人形の駒であれば手に取りやすいし良かったと思う。当時の業界からは難しかったからもしれんけど。

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