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Alex Randolph
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Drei Magier
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2〜7人用
10分
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すすめコブタくん
コブタくんたちの追いかけっこです。
サイコロでゴールを目指しましょう。他のコブタに乗っかればラッキー!
下のコブタは、上に乗っているコブタを一緒に連れていってくれます。時には、あえて「1匹だけで進まない」ように我慢することが大切です。
積み木遊びもできるように考えられた可愛らしいコマを使う楽しいゲームです。
プレイ感
何年も前になるが、個人的ランドルフブームがあり、その時に手に入りやすいランドルフのゲームを買い漁った事がある。すすめコブタくんもそのひとつで、大中小と様々なバージョンが出て定番化しており、かなり期待していた。こたが3歳になったので、miaと3人でやってみることにした。
準備として、道タイルを繋いでおく。それからコブタ駒を端からさいころで進めていき、最初に道を越えたら勝ちという、まさにすごろく中のすごろくルール。
これに、相手の上に乗ったら、そのまま一緒に進めて貰えるというのと、単独最下位の場合、さいころで1の目が出たらもう一度振れるというランドルフ流のアレンジが付く。もうひとつは、各自1度だけ、道タイルを追加出来るというルールだ。つまり相手のゴールを遅らせる事が出来る。
丸印がマスで、うねったりしているのには特に意味がない。
こんな感じでアクロバティックな載せ方をするのがこのゲームのウリのひとつ。
あまりにも簡単なルールで拍子抜けしたが、ランドルフの作ったゲームなので、実際やってみると、何か別の楽しみがあるのかも。
しかしその期待はちょっと裏切られてしまった。ごくごく普通のすごろくで、さいころを振って進めるだけ。
相手の上に乗ったとしても、
「あ〜、らくちん、らくちん」
というだけで、冷たい料理の熱い戦いのように指示するわけでもなく、ほんまにそのまま少し進むだけ。
このゲームのポイントは、ルールに図解でのっているが、ブタ駒を色んな形で重ねて遊ぶという事のようだ。
アクロバティックなブタ駒、つまり積み木遊びである。
丸いチップが延長タイルを使ったというサインだ。後半になるとこれがボコボコ置かれることになる。
道タイルの延長にしても、かなりの接戦ならいざ知らず、離されてしまうと、蛇足感が漂う。
所要時間10分
何度か子供とやってみたが、特に印象は変わらず。
残念な事に子供も楽しめてない様子だった。
ゴール。乗せるとピッタリと収まるのは気持ちいい。
ソマーリオ
ランドルフのゲームは、これでもか! というくらいシンプルなルールに集約されてて、感性が合わないと全然楽しめないゲームになってしまう。わしは割とランドルフのゲームとは感性が合うのだが、これはちょっと合わなかった。
理由は上記に書いた通り。ただ、さいころを振ってるだけ。ジレンマもクソもない。
カラフルなブタ駒はとてもデキがいいが、まあ、それだけである。
そのそれだけに対して、どのように評価するかがこのゲームを楽しめるかどうかの判断基準となるのだろう。
それとも、もう少し大人数でやると楽しいのか?? 子供の成長を待つのも手か。
ルール間違い
かなり経ってからだがTwitterでルールが違っているのではという指摘を受けた。
ネットでルールを読んでみる。
黒の1は無条件でもう1回サイコロを振ってよい。
黒の3が最下位の時にだけサイコロをもう1回振ってよい。
なんと!!
これはゲームのテンポが全然変わってくるやんけ!
いくらわしでも、こんなルール間違いはせんよなあ。すでに手放してしまったので、調べようがないが、付属のルールが間違ってたんではと疑ってる。