SAKURA-GO-ROUND

すごろくや

2〜6人
15分

音速飯店

amazonで購入
「テンハンイーガ」
「ソーハンリャンガー」
「イーガコーテイ、ヤナギー」
この音速飯店ではカウンターしかない中華料理店で、客の回転率が速い。
「コーテルリャンガー」
「ソーハンメンテー」
「エンザーキー」
厨房は大忙しで、次々にメニューが飛び交う。

プレイ感

紺碧さんが我が家にやってくるので、お土産を物色してた。とりあえずPerplexityでブログを指定して、この人が持ってない日本で売られているゲームを教えてとやると出てきたのが、itoと音速飯店だった。itoは評判が高いのは知ってたが音速飯店は知らなかった。Amazonのコメントを読むと非常に評価が高いので、買うて当日一緒に遊ぶことにした。
コタ14才、mia、紺碧さんとの4人プレイにて。そーじろは塾だった。


丸いカードにラーメン皿をイメージした入れ物がついてる。昔のカードバスケットと同じ仕様だ。ルールは早い者勝ち中華料理を作っていく。カードは、タン、メン、チャー、エビ、シュー、マイ、ハンなどがあって、これで誰かがタンを放り込めば、タンをもう一度入れてメンをいいし、メンで完結させてもいい。タンメン、タンタンメンを作るということだ。エビ、チャー、ハンとかシュー、マイとか、なんせ一旦終わると、頭にあるもんを放り込んで新しい料理を作る。
取り消しカードも入っており、これだとリセットされる。

こうして早く手札をなくしたプレイヤーが勝ちだ。至極簡単。
ただし勝手に中華メニューを作ってはいけなく、それはメニューに書いている。またタンとメンを一緒に出すなどカードをあわせて出すのも禁止されてる。


これがメニューだ。この中華どんぶりに、次々とメニューを作っては放り込んでいく。

ちゅうわけでスタート。

「タン」

わし「メン」

「タン」

わし「メン」

mia「なんで、すぐにメン出しちゃうのよ」

わし「すまん。なんか焦ってしまって」


なんせ早い者勝ちなんで、その瞬間は写真に撮ることはできない。これは終了時の写真。

「サン」

わし「ラー」

「タン」

「エビ」

「チャー」

わし「シュー」

mia「待った!! エビチャーシューなんかない!」

わし「え、そうなん?」

mia「ないない。おかしいでしょ。焼き豚とエビって」

「テン」

「シン」

「ハン」

わし「シンなんて、天津飯しか組み合わせないやんけ」

「チャー」

わし「メン」

mia「チャーメンって何よ?」

わし「阪神の地下食堂街にオムチャーメンってあった。焼きそば版オムライス」

mia「却下」

コタ「シオが出せない」

そう、タンなんかはどうとでも出せるものもあるが、シオやミソは塩ラーメン、味噌ラーメンしか組み合わせがないのだ。といってもここらへんはきちんと考慮されてて枚数調整がされている。

まあ、正直そんなものはどうでもいい。
めちゃめちゃエキサイティングである。


取り消しカードは3枚入ってる。ちなみにテンを3回取り消されたらシンは死ぬ。

コタ「タン」

わし「シオ」

mia「ないない。タン塩なんかないって。中華料理店でしょ」

わし「なんや、この中華料理店、もうちょいメニュー拡張せえや」

コタ「タン塩は気づかんかった」

まあ、そんなこんなでコタがめっちゃ気に入って、何度もやった。
コタがしばらくしてまたやりたいと言うので、紺碧さんのお土産だったんで、しょうがないので買い直した。

所要時間15分

何度もやったので、最初はわしが勝ったがその後、コタがだいぶ勝ちまくった記憶がある。

コタのコメント

これ楽しい。これなら何度やってもいい。

この日は連続でゲームをやってたが、こんなに連続でやったのは初めてなので、疲れてたようだが、このゲームなら簡単と誘ってやったらかなり元気になった。

miaのコメント

この丸いカードで字が見えなくなるのがうざい。

ソマーリオ

こんなふざけたゲームをゲームとして発売するとは何事じゃ!
これ餃子の王将のイメージやん。冒頭に書いたテンハンイーガ、ソーハンイーガみたいな。個人的には途中で「ヤナギー」というたタイミングで力が抜けるw
のちに家族とやった時、そーじろ曰く、子供新聞に高校生が作ったと載ってたとのこと。

これをゲームとして成立させるには、カードの調整が必要なのだが、これがよく調整されている。取り消しを何度か食らうとあがれないカードも出てくるが、もう正直そんなのもどうでもいい。

ワードバスケットは語彙力が必要で、ワードバスケット脳を鍛えたプレイヤーには絶対に勝てないが、音速飯店脳は容易に作ることができる。メニューを覚えるだけだ。
後はもう実力の世界である。

これは久々にマークをつけるにふさわしいゲームだった。
調べると音速厨房という名でゲームマーケットで発売されてて、カードは四角のカードで、大きくメニュー名が書かれていた。またぎょうざという単独で出せるカードがあったようだが、すごろくやがとりけしカードに変更してしまったようだ。ゲームとしてはとりけしの方が良いように思うが、miaが見にくいと言ったようにカードは四角の方がテンポがあがり良かったと思う。丸い中華どんぶりにいれるのは可愛いけど。

一応弱点としては、箱が柔いところがある。旅行に持っていきたいのでもう少し硬い箱であって欲しかった。

そういえば大阪の実家でいつもの中華料理店でメニューを見てたら酸辣湯麺ってのがあった。「サン」「ラー」「タン」で終わってるけど「メン」入れてもええのとちゃうか。

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