Gunter Baars

Ravensburger

2〜8人用
20分

ミスターダイヤモンド

さて、今日は諸君らに宝石の真贋を鑑定してもらう。
ここにたくさんのダイヤがあるが、偽物が13個混ざっている。
もし間違って買ってしまったとしても、その値段で買って貰うからその心づもりで。

プレイ感

ボードゲーム天国2号で紹介文が載った途端、その見た目の分かり易さからヤフオクの定番人気ゲームとなった。確かにあの号を読んで、わしも無性に欲しくなった。ほとんどの人がそう思った事だろう。それくらい強烈だった。そしてその時デザイナーであるギュンターバースに注目するようになったのだ。BBと二人プレイにて。


ボードにダイヤモンドが載っている。このダイヤモンドの台座のいくつかはボードにくっついている。手番にサイコロの指示に従い、これを掴めば贋作という事でカードを貰う事は出来てもダイヤを手にする事が出来ない。手に取る事が出来れば、値段の書いてあるカードに載せる事が出来る。合計金額の多いほうが勝ちという単純なゲームだ。


こんな感じで掴むだけ。偽物なら、ボードにくっついてる。

実際にやってみると、そんなに数は多くないにも関わらず、贋作をつかむことつかむこと。ぴくりとも動かないダイヤを手にして

わし「う!」

BB「ぎゃはは」

BB「じゃ、わたしね。あ!」

わし「わははは」

と、こんな感じ。特に中盤以降、やたらと同じ贋作ダイヤを持とうとして、記憶力のなさを露呈するわし。いや、BBもか。


掴んだ本物はカードの上におく。それがそのダイヤの指輪の価値となる。

ダイヤの載っていないカードが並びまくり、ぶっちぎりの負けかと思われた。
ところが、サイコロで相手のダイヤを強奪する目が出たため、BBからのダイヤで価値の高い奴をどんどんと奪う。

※ダイヤは失敗してもカードは貰える。で、ダイヤを奪う目が出たら、同じ価値のダイヤを奪って、自分のカードに載せる事が出来るのだ。


本物ならこんな感じで掴める。どれが偽物か解る?

最後は、全て、贋作ダイヤになるか、カードが全てなくなるかすれば終了。全てが贋作だけを残すなど高等テクニックはなく、カードが尽きて終了。

足してみると、あれほど負けてたわしが逆転してた。

所要時間15分


二人でやるとカードでいっぱいになった。手のカードは横取りカードで、これが出ると相手の同じ価値のダイヤを奪って自分のカードの上における。

BBのコメント

こんなちょっとしかないのに、偽物掴むなんて。さっぱり区別つかんわ。

ソマーリオ

見た目は凄く楽しそう。でもやってみると、思った通りの楽しさがなかった。盛り上がる人は盛り上がるんかもしれんけど、わしは普通やった。日本ではボードゲーム天国のせいでバースの代表作みたいになってるけど。

ダイヤはまったく区別出来ず、もった瞬間に、贋作と解ったときのリアクションがおもろいんやろうけど、二人プレイでやるべきゲームではなかったみたい。

これは多人数でパーティ状態のときにやるべきゲームである。二人やと淡々とゲームをこなしているって感じになる。TAMにこの話をしたら、あいつも嫁さんとやって、普通、と思いオークションで売ろうとした。嫁さんにもったいない、思い留まるように説得されたらしい。

ヤフオクで結構高値で取引されてるが、あまり高値で買うとがっかりするかも。まあ、多人数パーティ状況をやってないので、このゲームの真価をまだ解ってないかもしれんけど、同じバース作品なら、もっと楽しいゲームはいっぱいある。例えば・・・えーと・・・例えば・・・ほとんど絶版じゃねーか!!

gioco del mondo