Rita Modl
Pegasus Spiele
Pretzel Games
ホビージャパン
2〜5人
30分
メン・アット・ワーク
駿河屋で購入
このゲームでは、プレイヤーは建設会社のこの現場作業員となり、建設現場で労働者を使った新たなビルを建設していきます。
プレイヤーは自分の手番に、カードで指定された鉄骨や労働者や資材を、カードの指示通りに建設現場に配置していきますが、何かを落下させて事故が発生すると、「安全証明書」を失います。
ゲームの途中で「現場監督」が登場すると、手番に建設現場の最も高い位置に資材や労働者を配置したプレイヤーに、「月間最優秀労働者証」が贈られます。
必要な枚数の「月間最優秀労働者証」を最初に入手したプレイヤーが勝者です。
あるいは、「安全証明書」を持っているプレイヤーが、1人だけになった場合は、そのプレイヤーが勝者となります。
簡単なルールで、カラフルな建築資材やヘルメットをかぶった労働者コマの見た目が楽しい、アイディアと手先の器用さが試される、大人同士でもファミリーでも楽しめるバランスゲームです。
プレイ感
積み木ゲーは、
ヴィラ・パレッティ
が出てた頃は珍しかったが、最近はアイキャッチ能力が高く売れやすいという理由からか増えてしまい、あまり興味がなくなってしまった。というわけで、これもなんで買うたのかあんまり覚えてへん。ルールが簡単そうやからやと思う。とか言いながら、すべて評価高くつけてるところに自分の限界があるw
コタ9歳、mia、ソージロ5歳を混ぜてやってみたが、5歳児ではちと難しかったようで、結局3人でやり直すことになった。
最初に土台の上に鉄骨をおいておく。難易度によって置き方が変わるが、とりあえず初心者モードの図を参考にした。
安全証明書タイルを3枚ずつ配る。これがなくなったら負けで、抜ける。
手番になったらカードをめくり、次のカード裏面(鉄骨か労働者)と、めくったカードの表面のアクションを組み合わせてアクションを行う。例えば労働者を紫か黒の鉄骨の上にレンガ駒と一緒に置くといった感じ。
労働者か、鉄骨を指定した色に置いていくだけだ。
カードをめくると表面にアクションが、裏面にどれがが描かれている。この場合だと、白か朱色の鉄骨をアクションの鉄骨のマークの支持に従って載せる。
置く時は、必ず片手で行い、その駒を使って他の駒を押しのけるのはアリである。
もしなんかの駒が落ちたら、失敗である。安全証明書タイルを1枚捨てる。次のプレイヤーは、落ちたものをまずクリーンにする作業をしなければならない。これに失敗すると手番が終わってしまう。
カードが3分の1くらい進んだところで工事責任者のリタカードが現れる。これが現れると、今後ずっと手番に最も高いところに駒をおいたプレイヤーに月間最優秀労働者証タイルがもらえる。これを4枚集めるか、自分以外全員が脱落したら勝利である。
これがリタカード。これがでると、一番高いところに置いた手番プレイヤーは月間最優秀労働者証を貰える。
ちゅうわけでスタート。
ちなみに手番プレイヤーを示すレスキューフックが実はものすごく便利グッズでただの手番表示マーカーではない。鉤爪になっているので、落下させた後、掻き出せるのに物凄く重宝するのだ。実はそれ以外にもものすごい効果があるのだが、これはBGGで知ったので後で書く。
こんなふうに複雑な感じになっていく。わずかの角度でも滑るのでそっと置くように。
2手番目、わしは労働者とレンガを乗っけるという指示だった。
労働者を載せて、レンガを軽くぽんと載せると、スルスルって滑って落下。
(|| ゜Д゜)ガーン!!
ま、マジ? ほとんど傾いてへんのに!
mia「ださ」
思った以上に滑る。序盤でこれやから、相当注意してやらないと失敗する。
コタがまた非常にへぼくて、注意散漫、ぽんと置いて、何度も大事故を起こして早々にリタイヤ。
上が安全証明書で下が月間最優秀労働者証。右が手番プレイヤーを表すレスキューフックだ。奥に落ちた駒を引き出せるように鉤爪になっている。
前のプレイヤーが落としたら、次のプレイヤーはフックなどを使って場をクリーンにする義務がある。
わしもこういうのが得意だったのも今は昔、手がアル中のようにプルプル震えるのだ。
一番キツイのは、角材しょって労働者を置く指示である。もう震えて震えてぽろりと。
mia「勝った!! これで永遠に勝者として刻まれる」
※最近我が家では、初見のゲームで勝利するとHPに永遠に勝者として刻まれるので、勝利にこだわる。
所要時間20分
くっそー、わしがこの手のゲームで負けるとは考えられん。
コタがやりたいやりたいというので2回戦目。
ここでもコタのボーンヘッドで早々に脱落。
リタが出てきてから、MVPを獲りにいこうとするのは中盤以降は正直無理。
ところでこの月間最優秀労働者証というのが凄く悩んだ。
最も高いとこってどこ? 設置面か、駒の上であるか。設置面でないと、鉄骨では不利である。
というかそもそも斜めに置かれるケースが多いので、どこが最高なのかどうやって判別すんの?
ネットで調べても出てこない。和訳が悪いのではと思いBGGで英語訳をみるも、確かに最も高いところとしか書かれていない。例もない。どうしようかとBGGのフォーラムを読んでたら、解りました。
最も高いところは文字通り最も高い、駒の上である。どうやって調べるか? レスキューフックには、長さが測れる定規が刻まれているではないか! これでやるのか!! ゲームの小道具で久しぶりに感動したのであった。
レスキューフックは、落ちたものを引き出す以外にもこのように高さを図るものだ。
ちなみにまたしてもmiaに負けてしまったのであった。
コタのコメント
やりたいやりたい。面白い!
ソマーリオ
腹立つ−!! なんで手の震えが止まらんようになってしもたんやろ。
しかし、コタが絶賛するようにおもろい。今までとはちょっと違うくらいの滑りの良さに戸惑うが、とにかくこのゲームはコンポーネンツが素晴らしい。
ヘルメットをかぶった労働者駒の造形の良さは、他の鉄骨、角材、レンガを引き立たせている。
そのコンポーネントが良いところがこのゲームの面白さを一段階も二段階もひきあげている。
また上にも書いたがレスキューフックが単に飾りではなく、マジで機能している。
ルールとしても、単に置いて壊したら負けというよくあるパターンに、リタという責任者で、抜け勝ちではなく、能動的に勝利を目指せるところに工夫がある。ちなみにリタというのはこのゲームの作者の名前である。女の人なんやな。
そして追加のクレーンなどを入れる事でさらに難易度が上昇する。今のままでも思いっきり難しいが、見栄えも変わって面白くなるだろう。
箱にはきっちりと収まるように内箱が設計されているのも、持っているだけで嬉しくなってくるゲームである。
きっかり収まる内箱は素晴らしい。
ルールを読むとTOKYO HIGHWAYと似ているようだが、こっちは持っていないので知らん。
gioco del mondo