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Roberto Fraga
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Selecta
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２〜４人用
１５分
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マーレ・ポラーレ
イヌイットの子供たちは、自家製ガムカ（イヌイットが食べるシチュー）の材料となる魚を釣りに流氷に飛び乗ります。
でも、ガムカって各家族によって味が違うって知ってましたか？
皆さんもよく知っているでしょう。自分のお母さんの手作りの味って奴です。
当然、このレシピは誰にも見せられない秘密のレシピなのです。
だから、イヌイットたちはほら、首から裏向きにぶら下げているでしょ。
自分のイグルー（家）でしっかり覚えて、さ、行ってらっしゃい。
プレイ感
2004年度子供ゲーム大賞ノミネート作。デザイナーは仕掛けの達人ロベルトフラーガ。Selecta社は日本語訳がついてるのでドイツアマゾンにて購入してみた。miaとの二人プレイにて。
ガムカのレシピと同じ魚を銛に突き刺してイグルーに早く戻ってきたら勝ちなのだが、魚は数種類あって、すべて色が同じなら形も同じ。レシピにはその魚を何匹必要とするかが描かれている。最初にこのレシピを覚えて、裏向きにしてゲームスタート。
サイコロを振って穴の開いているタイルで止まったら袋から魚を一匹取り出して銛に突き刺すだけ。で、自分が元に乗ってたタイルをひっくり返して2箇所ある空白の場所に置きなおす。これで、流氷があちこちに動いているように演出している。で、この空白は、サイコロで流氷が割れてドボンマークが出たら、そこにイヌイット駒を動かして一番上に刺さっている魚を一匹、袋に戻す。タイルは、裏表で穴が開いていたり閉じていたりとなっている。
胸につけてる秘伝ガムカのレシピ。誰にも見られないよう裏向きに出発。穴の空いているタイルに止まると袋から魚を取り出すのだ。そして銛に突き刺そう。
サイコロのドボンマークを連発するmia。タイルは２カ所ない場所があり、そこがドボンの場所。海に転落すると一番上の魚を１匹戻さなくてはならない。
非常に単純なゲームで、魚の形さえ覚えておけば、後はマンズ以外は全て解る盲牌の達人であるわしにすれば、簡単に目的の魚を取り出すことが出来る。つか、大人なら誰でも分かるはず。
mia「あ、間違った」
ま、こういう阿呆な奴もいるが。間違った魚を獲ったら袋に戻して手番終了である。
この1手番の違いは大きく、わしが最初にレシピ通りの魚を釣って、イグルーに戻った。
ドボンのmiaをほっといて、たらいまー
おかえりー。
所要時間10分
わーいわーい！
せっかくなのでもう１ゲームやった。
二度目は、わしゃ、評判どおりの記憶力の低さでレシピを忘れてしまい（ちょっと覚えにくかった）魔法の氷山に飛び乗る。ここで、秘密のレシピをちょっと押せば、鏡になった氷山にレシピの内容が映るのだ。
ふむふむ。
これが魔法の氷山である。上をちょこっと押せば、下に秘密のレシピが見えるという仕掛け。
で、そのころ、miaは、ドボンマークにて、海に落っこちていた。
これはいい勝負になるのでは？
誰もがそう予感したとき、わしは再びレシピを忘れてしまい、魔法の氷山でレシピを見ていた。
mia「また忘れたの？ 信じられない」
再び出たドボンマークにて、海から偉そうに話しかける。
mia「あー、もう。むかつくー」
レシピに間違いがないことを確認したわしは、イグルーへ帰るのであった。
再び、勝利。
miaのコメント
なんかあっけなく終わった。なんであきおくんはドボン出ないの〜！
ソマーリオ
大人なら、触っただけで魚の形が分かるし、一般の人ならわしほど記憶力がなくもないので、淡々とゲームが進むかも。特に、このゲーム最大のウリである魔法の氷山を使わずにゲームを終えてしまっては非常に勿体無いように思う。
あのチラッと見える感じは、パンチラという男の永遠のロマンをくすぐる。ミラーマンという名を欲しいままにした植○教授も、マーレ・ポラーレさえあれば、きっとつかまることは無かっただろう。見たい放題の毎日である。
あまりにも勿体無いので、このゲーム最大のウリであるチラリズムを最大限に活かす為に追加ルールを考えてみた。
最初にレシピを2枚引いて見ておく。そして、1枚をイヌイット駒に、1枚を裏向けて手元においておく。誰かがドボンの目を出したら、全員が手元のレシピと交換するのだ。そのとき、どちらのレシピも見てはいけない。これなら、覚える量は2倍なので、きっと魅惑のチラリズムゾーンへ、まっしぐらのはずである。
そのときに違う魚を手に入れてても、リリースする必要はない。ただ銛に刺せる量は７匹と決まっているので、８匹目の魚を獲ったときは、不要な魚と入れ替えるようにする。
テーマといい、駒の可愛らしさといい、素晴らしいコンポーネントなのだが、小さな子供にしか受けない簡単さがちょっと残念なので、是非、追加ルールを採用して欲しい。…わしもまだ試してないけどさ。