それいけ! 日本のメーカー 前編(老舗編)

つう訳で(さぼってます)いきなり書いている勢いで日本のメーカーを応援する事になってしまったので、自分の知ってる範囲内で日本のメーカーについて書いてみます。
今現在、日本のゲームがドイツのゲームと同じ土俵で戦って勝てる筈はありません。わしが、いきなりK−1のリングでミルコ・クロコップと戦うようなものです。つまり日本のメーカーは多くのモノを吸収して、それを育成させていく時期だと思います。おそらくはかつてのドイツがそうであったように、きっと日本も独自のゲーム文化を華開かせる事が出来るようになると確信しています。つまり今、ドイツのメーカーを応援してもしょうがないと思っているのです。メーカーが先か嗜好する人が先かと問われればワシは間違いなくメーカーが先だと答えます。国内においてメーカーの販路は超強力な武器なのです。

その為に国内のメーカーをgioco del mondoはどんどん応援していきたいと思います。まずは老舗の大型メーカーからスタートです。

タカラ
疑う事なく、日本ボードゲーム界の最大手であり古参メーカーのひとつである。ボードゲームに対する理念は素晴らしく個人的に昔から大ファンだが、いかんせん外部のデザイナーを起用するという方式をとっていないのがネック。今のボードゲームシーンは作家がリードしメーカーがプロデュースする時代というのを意識するプロジェクトが組めれば一気に日本は化ける。資本力、理念、実績からとても期待しているメーカーである。

エポック社
こちらもタカラと同じく古参メーカーのひとつだが、中途半端にドイツゲームに足を突っ込むなど最近やや迷走気味である。玩具業界としてテレビゲームにお株を奪われた後、ハイテク玩具やボードゲームの復活などで巻き返しを図るタカラと違い、(野球盤はロングセラーである事をふまえても)今のところ光明が見えない。しかしその内包する力は間違いなくタカラと比肩する。動脈硬化現象が見られるので、柔軟な考え方を採用するかどうかに復活はかかっている。

バンダイ
2大ゲームメーカーに遅れて参入したが、家庭用テレビゲームブーム前夜、日本をバンダイのボードゲームが賑わせた。カードを使って駒を進めるという当時としては革新的なシステムでおばけ屋敷ゲームは一世を風靡した。特徴は圧倒的なキャラクターの版権保持数である。これらのキャラクター物と優秀なデザイナーが融合すれば、日本独自の(ただしマーケティングは日本のみの)ゲームが出来るだろう。玩具業界最大手だったバンダイが一時はセガと吸収合併かと騒がれたが、ハイテク玩具の開発で自力で復活を成し遂げた。国内最強の力を備えていた事からも参入すればかなり期待出来るメーカーである。

トミー
主にアクション系のデザインをしていたメーカー。今は超小型ラジコンビットチャージなどのハイテク玩具やあっと驚くモノレールにしたプラレールなどに力を注ぐ。アナログアクションゲームならトミーである、そういう一風変わったゲームを提供して貰いたい。ボードとアクションを融合させたゲームを作れるのはトミーだけだ。

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