Francois Haffner

Tilsit
Sweet Games
アークライト

3〜6人
60分

マカバナ


ライバルたちとのギリギリの競り合いを制して、南国ビーチを最高の観光地として開発しよう。
プレイヤーはリゾート開発のプロジェクトリーダーとして、
とある南国の島にもっとも素晴らしい観光地を作り出すことを目的とします。
そのためには、同じ島の開発に取り組むライバルに競り勝って、より魅力的な開発地を手に入れていかなくてはなりません。

プレイ感

マカバナは、同じおフランスゲーのキーラルゴとあわせて密かに人気が高かったが、流通在庫が少なく、また価格も1000円ばかし高かったので買えなかった人は多かったと思う。わしもその一人で、キーラルゴはすぐにリメイクされたが、マカバナは17年ぶりにようやくリメイクされた。マカバナがリメイクされると心騒いだのはわしだけではないはず。少なくともCOQは騒いだ。
というわけで、コタ9歳、miaとの3人プレイにて。


ルールは簡単なんやけど、説明不足なのと絵が非常に悪くて、すげぇ解りにくい。
ボードやカードの絵はなんせデザインだけを優先した感じで、さっぱり分からないので、このルールは間違ってるかも知れない。
※ナフタレンさんから指摘頂きまして、修正します。ご指摘ありがとうございました。これ、あのルールブックからは絶対に解らん。このレビューは、微妙に間違ったルールでやっているのをご承知ください。

このゲームはバッティングだけのゲームなので、人数によって細かく使うボードが違う。
またこれがルールブックの不親切なところだが、人数によって、ビーチを指定するカードが違うので、使わないビーチカードは抜いておくこと。3人ならDとEを頭文字とする以外のビーチカードを各自抜いておく。
3人プレイでのボードを最初見た時の感想。
小っさ。


3人用としては、リバーシブルボードの僅か半分だけ使う。非常にせせこましい。
ビーチは2箇所のみ。ちなみにビーチ名はABCDEが頭文字になるように作られているので、そこは分かりやすい。
ダイビングスポットというのは海のエリアに描かれたダイバーのマスだ。ここだけ特別である。

準備として、コテージを順番に1個ずつ、逆周りに1個ずつ置いていく。
毎ラウンド、コテージを立てる場所を指定するのだが、基本的にビーチ名、観光ポイント、地形の3つで構成される。この3枚でマスを特定できるようになる。
他のプレイヤーのコテージを奪いたい場合は、これにプラスして、塗替えカードを入れて4枚構成とする。

もうひとつ、ダイビングスポットが各ビーチに1箇所だけ存在する。ここを指定する場合は自分が既に置いているコテージの場所にダイビングカードを追加した4枚構成とする。
4枚構成で来るということはコテージの塗り替えの可能性も含めて特殊な行動をしますよって知らせる意味となっている。

ビーチ名はともかく、観光ポイント、地形カードは区別し易いように色かえとけや。どっちがどっちか解らんようになる。

通常のコテージ設営は3枚、特殊行動は4枚ということだ。
塗り替えとダイビングスポットは、成功するとゲームから取り除くので泥試合を防ぐようになっている。
ちなみにダイビングスポットは0点だが、塗り替えられず、かなり重要なコテージである。

さて、全員、このようにカードを裏向きに選んで出しておく。
そして、一斉に1枚だけ表向けるのだ。それが誰がどこを狙ってるかのヒントとなる。


まずは最初にヒントとして1枚だけ表向ける。この場合、花柄マスを狙っているということだけが分かる。
コタとmiaはうずまきマスだ。

親から順番に、ティキ駒を置いていく。これは毎ラウンド行う。ティキの置き方は2種類ある。
ティキを空きマスに置いた場合は、その場所にコテージを建てるのを妨害する。
ティキを自分のコテージの隣接するマス外のところに置いた場合は、そのコテージの塗替えを阻止できる。
つまり1枚のヒントから相手の選んだ場所を推察し、封殺するゲームなのだ。

それが終われば、親から順番に全部のカードをめくり、特定した場所にコテージを建てたり塗り替えたりする。

こうして、どこかのビーチが全てコテージで埋まるか(ティキもあり)、誰か一人のコテージが1個以下になったらゲーム終了だ。
とルール的にはこうなのだが、アークライトの説明書には初めはコテージ2個以下にした方が良いと書いてある。これはやってみたらわかるが、ずっとそうした方が良い。

点数は少しややこしくて、各ビーチでコテージ最多プレイヤーは4点もらえる。トップタイのときはダイビングスポットで決まり、それでも決まらない時は、分ける。基本的にコテージ1個1点だが、隣接するとそのコテージは2点、3つ以上隣接しているのは3点となる。例えば、3つ連なっていれば、1点(1つ目)+2点(2つ目)+3点(3つ目)=6点だ。
さらにダイビングスポットがあれば、そのビーチのコテージ数が追加点になる。
中には単体の変なマスがあり、これは果たしてダイビングスポットなのか、それともデザインなのかと悩んだ。これは通常のマスと変わらない。

これらの合計点で勝敗を決める。


この場合は、ダナエ側の森エリアにある花柄のマスという意味だ。

ちゅうわけでゲームスタート。

なのだが、なんせこのカードのアイコンがくっそ分かりにくくて、どれがどう? みたいな質問が飛び交う。わしもルールブックを確認しつつ答える。

ようやく再スタート。

まずは3枚でコテージを建てることにする。
狙うはもちろん、自分のコテージの隣だ。

カードを同時に1枚公開する。

これ、もろでバレバレやん。
わしはmiaが建てる場所をティキに置く。

mia「なんかよく分からない。じゃあ、ここ」

コタ「ぼくは、ここ」


これが4枚構成。ダナエ側の砂地エリアにある魚マスの相手コテージを、自分のコテージに置き換えるという意味となる。

公開するとわしだけが、ブロックされず建設成功

mia「あー! そっか」

気づいたようだ。
相手のコテージの隣といえば1枚公開すればどこかなんて簡単に分かる。

2ラウンド目

miaは成功、その他はティキブロックを浴びる。

3ラウンド目

miaのコテージはある意味、契機である。
コテージの塗り替えをブロックするには、コテージの隣にティキを置く必要はあるが、miaが横に置いたおかげでコタのコテージがサンドイッチ状態になり、絶対に塗り替えは成功する。
※ここはルール間違いだったようだ。

コタ「えーー! なんで?」

少し拗ねかけるが、そこはまあまあとなだめる。

ここらへんであまりにもティキブロックが激しいので方法をかえる。

これ、そのまま狙うとちょんばれなんで、ここと見せかけて、別の離れたところを狙うのがこのゲームの正しいやり方だと気づく。

そこで1マスのゾーンに建てることに成功。1点しかならんけどまあ、いいやろ。

そんな感じで3回に2回くらいのブロックの割合でゲームは進む。

ここで親の順番が非常に大事だと気づく。
親からコテージを建てていくので、同じ場所を指定していた場合、先取りされてしまうのだ。

わし「やられた」

中盤にコタの名演技がでた。

誰かに4枚出されると緊張感が走る。
塗り替えか、ダイビングスポットだからだ。特にダイビングスポットは非常に強く、塗替えも出来ないので、絶対に阻止したいところ。

当然、怪しいと思ったらダイビングスポット封じに入る。

ところが、コタは、ダイビングスポットか、コテージ塗り替えか分からないカードを出してきた。
つまり、入り江のカードである。ちょうど隣接しているわしのコテージが入り江なのだ。

ここで一芝居打った。

わし「コタ、そこに置いたらティキが邪魔して塗り替えできひんで?」

コタ「あ、ごめん。こっちと間違ってた」

わしのコテージの横に置いて、そこから別の場所へ移動させたのだ。

これにmiaもわしも引っかかった。完全に塗り替え狙いだと。

ところが

コタ「ダイビングスポット成功」


コタにやられてしまった!!

わし&mia「なぬう!!」

やられた。というか、そんな小芝居を打つくらいに成長してたとは、驚いた。

コタ「作戦成功して嬉しい」

mia「もう、お前は完全に大人のプレイヤーとして、手加減しないからな!」

コタ「えー、ひどっ」

ここから、わしはあちこち失策をして、次々に塗り替えられるわ、ブロックされるわで散々な目にあう。

miaがティキブロックを上手くかいくぐって次々にコテージを建てていく。

もう勝ち目ないな、こりゃ。

mia「あと1個建てたら終わりだ」

miaのコテージは残り2個。

そして残っているマス目は5マスである。

あー、こりゃ、たしかにコテージ1個までにすると終わらんわ。

わし「最初のおすすめの2個以下なんで、このラウンドでゲーム終了や。最終は、塗り替えもダイビングスポットも不可」

そして終了。

もう見るからに無残なわしのコテージ。

勝敗は、たくさんのコテージを建てたmiaか、ダイビングスポットのコタか。


わしのへぼっぷりに呆れるばかり。

計算すると1点差でmiaの勝利。

所要時間60分

miaのコメント

まあまあかな。最後、勝ててよかった。

コタのコメント

演技うまかったでしょ?

ソマーリオ

まあ、ほんまにバッティング読み合いだけのゲームで、60分はちょっと長いな。
おもろいとは思うけど、これ、終わるんか? と最初思ってしまうくらいティキの妨害が効きまくった。
次回やるときは、単純に隣を狙うみたいなことをせず、もっと早くなるとは思うけど。

このゲームはそれより、冒頭に書いたように、不親切なルールと、解りにくい絵柄が大きな欠点だ。

絵柄のデザイン自体は悪くないが、ゲームをやるには分かりにくすぎる。
コテージとティキの駒は安っぽいが、雰囲気は出ている。

毎回毎回読み合いなので、少々疲れるところはあるが、プレイ時間をせめて45分くらいにできたら、なかなかの名作になっただろうにと思う。
ちょっとあまりにも最初がつまずいたので厳し目に書いているが、面白いのは面白い。このレビューを読んだら、そういったのもなくなり、最初から楽しめると思う。
それとお勧めの終了条件のコテージ2個以下というのはずっとやっといた方が良い。

というわけで、コロナが更に蔓延して緊急事態宣言まで出ている正月明けだが、みなさん、体に気をつけて今年を乗り切っていきましょう。

gioco del mondo