Peter Neugebauer

Gold Sieber

2〜4人
20分

クライネフィッシュ

ゲーム説明

海の中には、たくさんのお魚が泳いでいます。
さあ、釣り竿を垂らしましょう。
ぐっと竿がしなります。
何が釣れたでしょう?
ミノカサゴ? ハコフグ? ハリセンボン? それともノコギリザメ?
でもね、あまり同じポイントでがめってると、ほらほら、タコがあなたが釣ったバケツをひっくり返そうと狙っていますよ。

プレイ感

これも前から評判が良かったバースト系のゲームやったが、メビウスが久々に輸入を再開したのに併せて購入。とりあえずTAMと二人プレイ。

ルールは非常に簡単で、ひたすら山札からカードをめくり好きなところで、全部手札にする。魚には大きさが4段階あって、同じ魚の最も大きい点数を足して最初に規定点獲得したら勝ち。

このゲーム、最大のポイントは《勢い》おらー! という勢いでもってカードをめくっていくのが最重要。bisco談


こんな感じでめくっていくが、同じ魚が出た時点で、間は全部捨て札。今回ウナギが出たところで全部捨て札となる。上下に書いてる貝のマークが得点である。下にタコサイコロが見える。

最初はめくり運が良くて、わしゃ、がんがんと大物ゲット。それに対して、、、

TAM「タコですやん!」

タコが出たら全部アウトになる代わりに、タコサイコロを振って、宣言した枚数以上の出目がでたらその枚数相手から引き抜ける。


次々にめくっていき、総取りを目指す。しかしタコがこのように出たら終わりなのだ。

TAM「じゃ、3で」

コロコロ…3

うざっ!

TAM「またタコですわ! じゃ、2で」

コロコロ…3

うざっ!

TAM「またタコですか! つーかね、一枚目でタコっておかしいですやん。なんで上手いこと手前で辞めるんですか。千里眼禁止っすよ」

確かにそうやけど、タコ、かなりうざいぞ。

最初は大きな魚ばっかりゲットしてたんやけど、あまりにもタコばっかりTAMが出すもんやから、小さな魚いっぱいになったところで取ることにした。枚数増やしてディフェンスだ!

TAM「最高半分までは行かんと取る気しません」

次々にめくる。

TAM「あ!」

途中同じ魚が出るとその間分の魚は捨て札となり、残りだけ貰う。全てほかすのではないのがクイズミリオネア並に優しい。
しかしながら、こういう時って必ず、、、

TAM「あー!! 4点の魚がぁぁ!」

となる。


小さっ!

結局、3ラウンド目で俺が規定の77点以上を達成したので勝利。感じとして圧勝だったのだが、思ったほど差はついていない。

所要時間20分


みよ、この集めっぷりを。同じ種類の魚は1枚しか加点出来ないので、出来る限りたくさんの種類を集める方がいい。ってゆーかね、緑のサイみたいな魚はなんよ! くちばし持ってる奴おるし。。。

TAMのコメント

なんとなく楽しめるゲームですね。

ソマーリオ

バースト系の傑作にチルクスフロカティがあるが、これはそれをもっと子供向けにしたような感じである。ただしどちらにも良さがあり、似てるというわけでもないのがイイ。絵柄に「こりゃ、一体何の魚じゃ!」みたいなんがあるのは好きになれないが、全体的にほのぼのしてて、小さい魚はすっごく小さくてビジュアル的にチルクスフロカティより上だと思う。

またよく出来てるのは点数の差。1〜4しかなく、しかも種類ごとの最高点しか加点されないので最期まで解らない接戦となるように出来てる。思ったより点差がなかったのはソレだが、このゲームでこんなけ差がつけば圧勝だろう。

そしてあちこちでよく言われる、バーストする時って必ず大きい魚ごとやられてしまうというマーフィーの法則のような説。これ、マーフィーの法則でもなんでもなく、そういう構造になってるんだな。ある程度大きな魚を出そうとめくるということは、その前には大きな魚はあまりいないって事。つまり、間に大きな魚が必然的に多くなるのは当然である。だからごっそりやられちまう。優しいようでいて非常によく出来ているシステムで、これをマーフィーの法則のように見せかけてるのが盛り上がりに尚良い。

とまあ、こんな感じで褒め称えたが、先にチルクスフロカティをやったわしとしてはぬるく感じる。どこかで読んだが、小さい子供はクライネフィッシュを、大きくなった子供はチルクスフロカティを好んで持ってくると書いてた。まさにその通りのチョイスで間違いないだろう。

最期に欠点をあげるなら、規定点数を稼ぐために何度か山札をシャッフルするのだが、点数を計算するときに同じ種類を固めてしまうので、シャッフルするのが非常に面倒だという事である。これはなんとかして欲しかったなあ。規定点数よりも、1回の山札で勝負したほうが良かったかも。


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