Mikkel Bertelsen

Marektoy

2人
10分

クラスク


KLASKは、台の下にある磁石を操作して遊ぶエアホッケーのような対戦アクションゲーム。シンプルなルールながら奥が深く、子供から大人までみんなで盛り上がれるゲームです。

プレイ感

最近、Youtubeでたまたま見かけた。どうみてもエアホッケーの科学技術使ってない版である。まあ、ボドゲとしては値段もそんなに高くないし、木製では破格の値段とも言える6480円なので、Amazonで買うて試してみることにした。


二人プレイ用なのでコタ8歳とやろうとしたらソージロ5歳もやりたいというので3人で交代べんたんでやってみることにした。

基本的には磁石でくっつけたボード上のストライカーを動かして、ボールを相手ゴールに入れたら得点である。


黒いのがストライカーで、下からハンコみたいな磁石を使って操る。磁石は強力である。

その他にもボード中央におく白いマグネットがストライカーに2個くっつくと失点。

ストライカーが自分のゴールに一瞬でもはまると失点。


つい夢中になるとゴールにこのようにハマる。磁石が強力なので出ることもできるが、少しでも落ちると失点だ。

相手のストライカーや、ボードの端にくっついてストライカーが操作不能になると失点。

こうして6点先取で勝敗を決める。ちなみに同時に起きたとしても一度に1点しか得られない。
サーブは端っこのコーナーから行うが、ボールが外に出たときも一番近いコーナーからリスタートする。

サーブ権は、小さな子からだが、公式ルールでは得点コインを端っこから同時に弾いて、遠くに転がした方が得るらしい。


真っ直ぐにゴールに当てると弾かれやすいので、円の端を狙うようにすると上手く入る。そこまでコントロールできひんけど。
得点のコインの仕掛けは出来が良いので、一見の価値あり。

ちゅうわけで、コタとまずは対戦。

最初は恐る恐るやってみる。やっていくうちにビスケットがとても重要だと気づく。

こいつを相手エリアに放り込めば、相手の動きを封じ込められるようになるのだ。

ここで重要なのは、ビスケットには表裏があり、必ず穴の空いている方を上にしてセットする事。でないと反発してくっつかないのだ。ルールをよく読まずに始めたので、後で気づいた。

というわけで、わしはひたすらビスケットを狙いコタの陣地に放り込む。

コタ「わわわ、きた。なんか、偶然こっちにばかりくるね」

わし(狙っとんじゃい)


このようにくっつくと失点。最初はこればかりを狙ってた。

結局、コタのしょぼしょぼストライカーに完勝して、ソージロと戦うことになった。

そしたら、めちゃ速い!

わし「これ、ソージロの方が上手いんちゃうの?」

しかし、速いだけでミスが多くて、勝負にならない。

それからは3人で入れ替わり立ち代わり勝負した。

面白いのはなんといってもビスケットを相手に放り込む作戦。

わし「わわ、くっそ、身動きが取れん」

コタ「やった」

ビスケットが怖くて、ゴールがおろそかになってしまった。

うーむ、1個くらいなら率先してつけるべきかも、とは思うのだが、非常にプレッシャーが掛かるのだ。そいつがおるだけで。

ちゅうわけで、コタに6連勝ののちさすがに集中力が切れたところを負けて、ゲーム終了。

1ゲームは10分も掛からなかった。

それから毎日これをやってる。コタがだいぶ上手くなってきて、いっつもギリギリ勝ってる感じになってきた。

コタのコメント

おもしろい!! もっと上手くなりたい。

ソージロのコメント

これ、やりたいんだよねえ。

ソマーリオ

確かにこれはおもろいわ。エアホッケーととても性質が似ているが、違うところはなんといってもビスケットの存在である。

うちにマリオのエアホッケーがあるが、しばらくするとなおしてしまった。場所を取るからというのもあるが、エアホッケーは突き詰めていえば、相手のミス次第で得点が入るゲームだ。段々と単調になってくる。

ところがKlaskでは、ビスケットの存在で、戦術的にプレイできるのだ。つまり頭を使う。相手のミス以外に得点手段を持つというのは、ゲームとして正しい形で、上手くなってやろうという気持ちにさせてくれる。

コンポーネントは、木製玩具としても上等な品質で、コマもしっかりとできている。磁石もとても強力である。

置いておくだけで、様になるので、インテリアとしても抜群だ。スナックに置いてもおかしくない。玉を無くしそうなとこだけ気をつければいい。

さて、実はこれはやればやるほど上手になるゲームなので、世界大会も開かれている。
ちゅうわけで、Youtubeでファイナルを見てみた。

うわ、まじか、これ。

前言撤回したい気分。
世界レベルでは、ビスケット、ほとんど役に立ってないやんけ。

いつでも外に弾き飛ばせるみたい。しかも、玉に当てずとも、相手方に放り込めるのか!

恐るべきは、ゴールに落ち込んだマグネットを、相手方に放り込んでやがるミラクルプレイ。

こうなると試合は一気に単調になる。このレベルやと壁を高くしてビスケットを外に飛び出しにくくせんとおもろないんちゃうかなあと思った。
ま、わしらレベルには関係のない話やけど。

ちなみに早速、マネしてみたら、確かにマグネットを相手に飛ばせたものの、そっちばかり気になって、しょうもない失点をした。

4人プレイバージョンもあるっぽいので、日本に入ってきたら買おうと思う。

そうそう、わしはアマゾンで買うたが、化粧箱にそのまま伝票貼ってやってきたんでびっくりした。

その後2.0というバージョンが出た。ビスケットが強力になり、角丸になって、ストライカーが傷つかないように底面にシールがはられているらしい。
新しく買うならこっちのバージョンを勧める。

gioco del mondo