Brian Gomez

Amigo
ホビージャパン

2〜4人
15分

アイスクール

駿河屋で購入
カーブもジャンプも思いのまま。学校中を駆け回るペンギンはじきゲーム!
箱の中に箱が入ったユニークなコンポーネントで、シンプルかつエキサイティングなアクションゲームが日本語版で登場!

このゲームでは、プレイヤーはペンギン学校(スクール)の生徒となり、1人は風紀委員(捕まえ役)のペンギンとなります。
風紀委員の目的は、ドアからぶら下がっている魚を集めている他の生徒(逃げ役)を捕まえること。
プレイヤーは逃げ役のペンギンを捕まえたり、魚を集めたりしてポイントを稼ぎます。
その方法は、自分の色のペンギンコマを指ではじくこと。
逃げ役のペンギンは、自分のコマが、魚がぶら下がったドアを潜り抜ければ魚を獲得。
風紀委員のペンギンは、自分のコマを指ではじいて逃げ役のペンギンにぶつけることができれば捕獲成功です。
こうして、いずれかの生徒が自分の色の魚3匹を獲得するか、風紀委員が逃げ役のペンギンすべてを捕獲すればラウンドは終了。
こうして各プレイヤーが1回ずつ風紀委員を務めたらゲームは終了で、獲得ポイントが最も多いプレイヤーの勝利です。

プレイ感

見るからに面白そうやけど、絶対に爪が痛いと買わずにいた。レビューがあがってくるものの、やはり爪が痛いと。わしは爪が弱いので割れたりしたら大変とやはり買わずにいたら、子供ゲーム大賞になりやがったので渋々買うことにした。しかしわしも阿呆ではない。みすみす爪をやられてたまるかと、100均で指サックを買うた。それをつけてまずは練習してみる。

いてぇーー!!!

真っすぐに進めるのは、指をあててやると大丈夫なのだが、問題なのはジャンプさせる技である。

これは薄いゴムではちと防ぎようがない。何かクッションになるものはないかと探すと1.5mmの厚手の両面テープを発見した。これを爪のサイズくらいに切り、養生テープで巻いて指サックの中に入れてみる。

完璧! 痛くない。

ちゅうわけで、mia、コタ用のも作って、3人でプレイ。


風紀委員役を決める。風紀委員は、ペンギンが授業中に脱走して、餌を食べに走るのを注意するという設定で、最後のプレイヤーとなる。
入れ子上になってる箱を組み立て、白い魚でクリップする。それから魚の絵のところにプレイヤーの魚をそれぞれ3個ずつ挟む。
時計回りにペンギンを指で弾く。魚の駒が挟んである部屋の間を抜けると、その魚を取り、得点カードを隠してめくる。得点は1?3点ある。
風紀委員も同じようにやるのだが、他のペンギン駒にあてたりあてられたりしたら、そのペンギンの生徒手帳カードを取る。生徒手帳カードは、ラウンド最後に1枚につき得点カード1枚貰える。


この氷上を4人の悪ガキペンギンたちが暴れまわる。箱は入れ子になっておりこのように組み立てる。


4人の生徒手帳。表裏でオスメスになってる。

だれかが3個の魚をゲットするか、風紀委員が全員の生徒手帳を没収するかしたらラウンド終了。
風紀委員を左プレイヤーに譲り駒を戻して次ラウンドへ。こうして全員が風紀委員をやったらゲーム終了で、得点が一番多いプレイヤーが勝ちである。

まずはわしが風紀委員。

コタスタート。ぴんと弾くと隣の部屋へ。


わしの必殺指カバーを使い、ピンとペンギン駒を弾くのだ。ペンギン駒はおきあがりこぶしになっている。

miaもぴんと弾いて隣の部屋へ。

わし「おらぁ!!」

miaの駒に激突。

わし「ゴルァァ! 廊下、何はしっとんじゃー! 生徒手帳出せや」

と没収。

さらにコタへも

わし「ゴルァァ!!」

と没収。本来ならここでラウンド終了なのだが、すっかり忘れててゲーム続行。


ドアの下をくぐると、このように1〜3点の得点カードが得られる。得点1のカードは損なので、2枚公開すれば1手番追加で行うという特典がある。1手の違いがかなり大きいゲームなのでかなりのアドバンテージになるだろう。

結局3匹目もわしがゲットしてラウンド終了。

次のラウンド

風紀委員がコタになりスタート。

わし「いけーー!」

と思いきや、壁に超激突して、部屋にとどまる。


よく出来ているのは、ペンギンの背の高さは穴(ドア)より高いのだ。滑り込ませないとドアをくぐれないように出来ている。

当初、手元が狂わなかったわしがここへきて、ミスの連発である。

mia「笑える」

コタに生徒手帳も没収され、とほほなラウンドへ。

最終ラウンド。

風紀委員miaから逃げまどい、3つの魚をゲット。

得点を数えて、もちろんわしがトップ。

所要時間15分


弾きにくい場合は、赤のラインのところまで戻して弾けるルールがある。色々とよく出来てるわ。

ソマーリオ

完全に想像通り。痛ささえ軽減してしまえば、ビー玉やおはじきのようにテクニックを駆使して楽しめる子供ゲームの王道といえる。

というより日本では流行らなかったが、サッカーゲームでこういうのがあったな。そっからきてるのは間違いない。

ルールブックにある通り、最初は絶対に練習が必要である。
曲げつつ進めたり、ジャンプさせるテクニックはここいちで決めるのは非常に難しいが、決まったときは最高だ。わしも一度だけ、手前の壁をジャンプさせてmiaにあてて更に隣の部屋に移動して魚をゲットしたことがある。

1手が非常に重く、スーパープレイの失敗はかなり響くので、素直に進めた方がリスクは少ない。のだが、やはり狙ってみたくなるのが男心というもの。

7歳のコタは弾くのではなく、指の表で引き込むプレイをして変な方向に進み、拗ねもしたが、これは子供同士でやるには最高のゲームだと思う。ただし要練習。

入れ子状の箱は綺麗に収まり、絵柄もスケート場みたいになってて文句なし。魚は木製で、ペンギンの駒もきちんと造形されている。カード絵柄も裏表で雄雌のペンギンが全員違う顔で描かれているのも、まったくもって素晴らしい。

最初、ボードを作ったときに、隙間があくので大丈夫かと思ったが、それも問題なし。
壁の端に駒がよくいき、弾きにくい場合もあるが、それも赤色のラインに戻してよいというフォロールールがあるので、プレイに専念できる。

風紀委員とかいうゲームの背景もよくて、もう正直、痛さ以外完璧すぎて何も書くことがないわ。
ちゅうわけで、小学校とかで買えばごっつ流行るんちゃうかな?

まあ、四の五の言わずに下の動画をみたらゲームは一発で分かる。



gioco del mondo