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Klaus Teuber
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Gold Sieber
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3〜4人用
20分
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ヘーゼルナッツの騎士
さあ、みんなよく聞いてくれ。
我々ヘーゼルナッツ騎士団を脅かす奴らはこいつらだ!
山猫のレオ 背後からあっという間に襲い掛かる
テンのマックス 恐ろしく残虐。
キツネのフリッツ とてもずるがしこい奴だ。
こいつらに注意して、ヘーゼルナッツをわが国に持ち帰ってくれ。
以上、幸運を祈る。
プレイ感
ジョイフルハイパーで最後の買い物をしようと、物色したのだが送料無料までどうしても足りない。そこで安い奴でええわと適当に買うたのがコレ。評判にもならずあまりおもろくなさそうだったが、ま、ええかなと買うてみたが、ルールを読んでるとなんとなくおもろそう。TAM夫妻とぺろんと3人プレイしてみることに。
7箇所にカードの山を均等に分ける。その場所にいったらカードを1枚そっと見る。それがヘーゼルナッツならそのまま表向けにして自分の前に置く。盗賊カードなら、そっと山の一番上に戻すのだ。そして誰かが泊まってカードをめくるときに盗賊の名前を叫ぶのだ。それが当たりならば、2名誉点が貰える。間違っていれば2名誉点失う。
このゲームのポイントは、ヘーゼルナッツを持っていても持ち帰らなければポイントにならないところだ。一度にたくさん持って帰れば貰える名誉点は上昇する。
カードをめくる。
わし「ヘーゼルナッツと」
TAM嫁「ヘーゼルナッツ」
TAM「戻します」
わし「ヘーゼルナッツと」
TAM嫁「ヘーゼルナッツ」
TAM「わぁ、また盗賊やん」
山札のあるマスにつくとこっそり一番上のカードをみる。ヘーゼルナッツなら手元に置いておく。盗賊ならそのまま元に戻しておく。今、ヘーゼルナッツを2つゲットしたところ。周りは得点ボードで名誉の盾まで行ったらゲーム終了。
と、こんな感じでやってると、わしの手元にはすでにヘーゼルナッツが3枚集まった。4枚が上限で、4枚持って帰ると10点も入るのだ。当然、4枚目を狙ってサイコロを振る。
わし「とんとんとんと…」
TAM「マックス!」
びくっ!
わし「ま、まじ…マックスや」
うぉおおおおお!!! ごっつ悔しいー。なんじゃこりゃ!
TAM「わはははは。2点ゲットと。あきおさんカード捨ててくださいよ」
当てられるとカードは全て没収なのだ。
悔しすぎる〜。O(>_<)o
そうこうしているうちにTAM嫁も3枚に。そして4枚目を得ようと動いた矢先…
わし「フリッツ」
TAM嫁「え、えーーー!! 悔しい。失敗したあ。持って帰ったらよかったぁ」
わし「わはははは。これ最高!」
そこからは、もうびくびくしながら、移動を繰り返す。
わし「フリッツ!」
びくっとするTAM。
TAM「くそう、腹立つー」
もう、この名前を呼ぶ瞬間が至高のひと時。無茶苦茶おもろいやん、これ。
そして名前を呼ばれたときの悔しさといったら。
全員びびりまくりで進めず。あちこちに盗賊地雷が仕掛けられているのだ。プラッチックだが可愛いコマがポイント。
TAM「え、こっち大丈夫やったかなあ」
TAM嫁「うーん、大丈夫と思うよ」
TAM「じゃ、こっちにしてと…」
TAM嫁「マックス」
TAM「お、お前、しばくぞ。なにしれっとマックスやねーん!!」
おもろすぎ、これ。
こいつらが盗賊たち。イラストのかわいさもばっちり。名前があるのも素晴らしい!
ゲーム中、一度も禁断の4個目は誰も集められず、びびりながら3個を持ち帰ったりした。
名誉の盾まで到達するか、2つの山がなくなるかでゲームは終了する。結局2つ目の山がなくなりゲーム終了。一番先に進んでいたTAM嫁の勝利。
所要時間20分
TAMのコメント
うちの嫁には参りました。何食わぬ顔でマックスですからね。しかし、これ無茶苦茶おもろいじゃないですか。欲しい! 買います。ジョイフルで買うとけばよかったなあ。
ソマーリオ
この値段で、この楽しさ。をつけたい。子供も大人も一緒になって楽しめる。トイバーの子供用の傑作ゲームやん。いやあ、名前を呼ぶときの嬉しさ、呼ばれたときの悔しさはやってみないと解らない。
3匹の盗賊にはそれぞれ名前があるっていう設定もいい。止まれ、止まれ、と念を送るもんな。相手の手番のときも退屈せずに皆で一緒にゲームをやってるのだ。こういうのはカタンといいトイバーの面目躍如といったところ。
わしはあまりこういったプラッチックのコマは好きになれんが、女子からすると非常に可愛いらしい。リスが剣と盾を持ってる造形となっている。カードとボードだけのチープなセットだが、ゲームとしては抜群の連帯感と面白さを兼ね備えている。そしてまたテーマとシステムの親和性がとても素晴らしい。なんでこれが子供ゲーム大賞にならんかったのが不思議なくらい。この年はライネンロスが取ったか。わしならこっちやな。ま、もうひとつのドイツ子供ゲーム賞を取ってるけどさ。
よく出来ているのは、きちんとしたジレンマが織り込まれているところ。一気に持って帰るヘーゼルナッツの数が多ければ多いほど高得点になるのだが、盗賊にやられてしまう可能性も高くなるところだ。3個まではいける。4個目を持ち帰るのは至難の業になるのだ。そのもんどりうつようなジレンマがとてもいい。
結構古いゲームで、そろそろ絶版になりそうなので、欲しい人は早めに入手することをお勧めしたい。子供も大人も一緒に楽しめ、可愛らしいリスのコマ、皆のゲームに対する連帯感、適度なジレンマ、テーマの良さ、そして国内流通価格2000円と値段も安い。唯一の欠点は、3〜4人と遊ぶ人数の幅が狭いところだけだ。
この日はトイバーディで、トイバーを見直した日であった。