Michelle Schanen

Drei Magier Spiele

2〜4人
5分

オバケだぞ〜(おばけの階段)

廃墟の最上階には、年老いたオバケが住んでします。そこには、曲がりくねった階段がつづいています。
勇敢な子どもたちが、曲がりくねった階段をこっそりと上っていき、みな、最初にたどり着いて、オバケを”BUUUH”といって驚かせようとします。
でも、オバケもこの昔からある遊びをよく知っており、ひそかにサイコロに魔法をかけ、子どもたちをひとりひとり途中で「オバケに変身」させてしまいます。
さらには、常に入れ替わっていくので、誰が誰だかわからなくなってしまいます。 いったい、どの子どもが最初に年老いたオバケのもとにたどりつくのでしょうか。


プレイ感

ネットで説明読んだだけでルールが分かってしまうくらい単純で楽しそう。買おうかなと考えているとメビウスが入荷し、その二日後にTAMが「もう買いました。今日届きます」との声。早っ!

届いたその日にやろうという事になった。

わし「これ二人やったらすぐ分かってまうんちゃう??」
TAM「じゃあ、高学年用のルールと混ぜてやりましょ」

通常さいころをふってお化けが出たら、お化けの位置を交換するのだが、高学年ルールでは、自分の駒の色も交換する事が出来る。


か、可愛い!! 木製ですよーん! 目の前のが自分の色を表すマーカーだが高学年ルールではこれをも交換可能。


ノンプレイヤーは先にオバケに変身してスタート。わしゃ、黄色。TAMが緑。

どんどんと自分の駒を進めていく。

TAM「これすぐ終わってまいません?」
わし「まあ待てや」

TAMのお化け駒をノンプレイヤーお化け駒と交換する。
一気にドベに転落。
その直後、TAMもお化けを出して、わしのお化け駒と交換。わし一気にドベ。


こんな感じにくっつくのだ。駒のてっぺんが磁石になっており、オバケの下にあるネジにくっつく仕掛けになっている。

と、ここまでは淡々と進んだ。
このまま終わってはつまらんと思ってここで、作戦変更。お化け駒ローリング作戦に出る。

説明しよう。お化け駒ローリング作戦とは、自分のお化けを前に進めるのではなく、ひたすら他のお化けとローリングしまくって分からなくさせる作戦だ。

ところがそんな阿呆な事やってるうちに当然TAMは自駒を進めてゴール直前。

そこでTAM、お化けの目を出す。

とりあえず、ノンプレイヤーお化けを前に出した。

うわあ、こりゃ負けたな、と思いながら、勝ち目がないので洒落でその駒をゴールさせてみた。

わし「勝ちー!!」
TAM「な、なんでですか!!」
わし「分からんけど、わしの駒やん、ほら」


ありゃ? 勝っちゃった。TAMも後一歩。ふう、間一髪で勝ったぜ。

二人とも見事にわしの駒を見失ってしまったようだ。
所要時間5分。

次いで2回戦目。さすがは二回戦ともなると、自駒を動かすのだけでなく、他人の駒も進める。


二度目にやったお化けの集団登校。可愛い。

ある程度進めたところで、TAMラストスパート。そうはさせじと、お化けの目で交換する。

TAMここで見事な作戦をとる。そのノンプレイヤーと思われる駒を自分の色(オレンジ)にしてしまう。高学年用ルールをここで採用したのだ!

(いや、でも、その前の駒、わしの駒なんすけど?)


TAMラストスパートォォォ!! いや、それ多分わしの駒やで?

わし、さいころでその駒をゴールに進める。

わし「勝ちー!!」
TAM「えええ!! それあきおさんの駒やったんすか?」
わし「そやで」
TAM「僕、このゲーム駄目かも知れません」

TAMのコメント

最初どうなるんかと思いましたが、それなりに遊べましたね。でもこれで4800円は高いなあ。

でも、このお化け駒見てみ。木製やで。今までプラスチックやったのに、木製のお化けはかなりいけてるやろ。しかもゲームとして絶対にばれたらあかん駒に、木製を採用して綺麗に作ってあるのは好感度高いで。

ソマーリオ

まんまその通りの楽しさのゲーム。子どもとわいわいやるにはこれはなかなかのゲームでしょう。木製のお化け駒はかなりの可愛さでコンポーネントもよろしい。

しゃあけど、これ、ミッドナイトパーティとかで、かぽっっと被せて遊んでた人がそのままゲームにした感じやな。わしもかぽっと被せてたもん。考えたらドイツのお化けってシーツお化けやからそのまま被せれるもんな。

すっごくおもろいってもんではないけど、ほんのりと楽しい、そんなゲーム。磁石の仕掛けもいいしね。と、当時は思ってた。二人プレイならば。ところが、人数が増えると、ほんのりどころか、ワイワイ楽しむパーティーゲームとなるのだ。これに拡張を入れて6人プレイとなると阿鼻叫喚であるw

後年思ったのは、このゲームは初心者に丁度良いという事だ。ルールも簡単で可愛いので、最初に出してやると、誰もが気に入ってくれる。特に女性にはお勧めのようである。当時はおっさんが二人でやってたのでシビアな目でみてたが、このゲームのテーマからすると非常に良くできたゲームだと思う。

新版について

わしも知らんかってんけど、今、流通してるのは新版で、駒の形状が少し違うらしく、新版の拡張セットはあるかどうかは不明。
駒の形状は、新版ではプレイヤー駒の頭が鉄になり、逆にオバケの駒に磁石が付いてる。他にも駒がプラッチックで出来てるアメリカ版などもあるらしい。結構、人気やなあ。

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