今週のGEEKな人

Board Game Geekという世界最大のボードゲームデータベースがある。
ジョーコデルモンドでもフレーム部分にBoard Game Geekの検索ボタンを付けてることからご存じの方が多いと思う。

どんなゲームか知りたければBoard Game Geekで検索かけてみれば、そのゲームに対するユーザー評価が10段階となって表示されるので、大いに参考になるサイトだ。大体、平均で7以上あれば一般的に面白いゲームとわしゃ判断してるが、評価数が100以下と少ない場合は当てにならないので注意した方がいい。

世界中のボードゲームフリークが何万人も参加しており、活発な意見交換やFAQ、各国にローカライズされたルール(日本語も時々ある)、リファレンスシート、トレード、販売など、ありとあらゆるものがユーザーの手によって成されている。

さてこのBoard Game GeekにはGeek of the Weekという制度があり、毎週世界中からたった一人Geekを代表する人が選ばれる。この代表は笑っていいともの友達の輪制度で、Geek of the Weekの人が次のGeek of the Weekを選ぶのだ。ただし同国人は選べないという恐ろしくグローバルな制度だ。

そのGeek of the Weekにpuppiこと佐藤朗に次ぎ日本人としては二人目、joeyamaこと山崎浄が選ばれた。なんせとんでもない数のユーザーがいる中、たった一人選ばれるのだから非常に名誉なこと。実際にGeek of the Weekに選ばれたら何がどうなのかと言うと、トップページに載りその国を代表して、様々な質問に答えるという大役を務める。

Jyamaに訊いたらめっちゃ大変やったらしい。他国の人は日本のサブカルチャーに非常に興味を持っており、どうなん? どうなん? と質問を浴びせかけられたらしい。それはjoeyamaのスレッドで見ることが出来る。ヲタク文化発祥の地、日本への興味がやっぱりあるみたいやな。
たんとくおーれについても、ドミニオンの拡張錬金術の作者が興味を寄せており、どこかで手に入らないかと訊かれたようでそのログもスレッドに残っている。

かなり大変やったらしいが、日本人としておめでとうとコメントしてくれたのはただ一人だけで寂しかったとJyamaが話してたので、せっかくなんで取り上げることにした。放置プレイでもおもろかったが、ここはいっちょ大学の後輩のために一肌脱いだろ。

先に書いたようにこのシステムは友達の輪方式なので、翌週の人を選出せねばならない。ところが他国に友達がいる人なんてそうそういるもんじゃない。サイト上で知り合った人でもいいらしく、アメリカ人とオーストラリア人が多いので、ドイツ人に打診したが目立ちたくないと断られたそうだ。

なんか名誉じゃなくて貧乏くじのような気がせんでもないw
思いっきり無料奉仕。

大体やな、なんでこんなに選ばれたんじゃい? と訊くと、以前、自宅のゲーム会に遊びに来たマテル社に勤めてるアメリカ人がいて、その人に選ばれたとのこと。

で、何度かコンタクトを取り、ようやく次の人を選んだらしい。これって、選ばれへんかったらどうするんやろ? と訊くと多分Board Game Geekが選んでくれるんじゃないですかね? との返事。

こちらに歴代Geek of the Weekになった人のリストあり。

というか、次の人どうやって選んだ?

J「以前、水曜の会に遊びに来た外人がいて、その人を選びました」

水曜の会…あそこにいくとどうやら、酷い目にあうらしいw

そんなこんなで栄誉あるGWのバジェットを手に入れたとのこと。

とりあえず最後に

J「選ばれたらお手伝いしますので勇気をもって引き受けてください。非常にいい経験になりました」

gioco del mondo