Kristian Amundsen Ostby
&
Maria Ostby

テンデイズゲームズ
Alion-by Dr O

1〜4人
45分

ガードリングス

amazonで購入
テンデイズゲームズで購入
賢く庭を作りましょう。宝石を収穫し、新しい素敵な生き物で種袋を充実させて、次の庭をさらに豊かにしましょう。生き物たちのユニークな能力を組み合わせて、誰よりも先に勝利のトロフィーを手に入れましょう。
ガーディングスでは、各ラウンドでプレイヤー全員が同時に自分の前に庭を作ります。これは、バッグからタイルを引き、配置することで行います。タイルを引くのはいつでも止められます。ノームを引きすぎると、ノームに宝石を奪われてしまうからです。ラウンド終了時に、庭で揃えた宝石を使って新しいタイルを購入し、すべてのタイルをバッグに戻して次のラウンドに備えます。各タイルには、宝石を揃える方法や、特別な能力を持つ生き物が描かれています。ラウンドごとに庭はより大きく、より美しくなり、タイルを配置するパズルはますます複雑になっていきます。

プレイ感

テンデイズゲームズ15周年記念パーティにて、タナカマがレスアルカナと共に推してきたゲームのひとつで、どっち買うか悩んだゲーム。こちらはプレイ可能やったので、やってみることにした。
まず先にプレイしている風景を見る。

……

……


各自、袋からタイルを引いて配置していく。宝石の種類に応じて合わせていく。

めっさ、つまんなさそう。
全然盛り上がってないやんけ。

とつい口にだしてしまった。

タナカマ「そうなんですよ。そういうゲームなんです」

と、プレイしてる人から

「やってる方は凄く楽しいんですよ」

と言われた。まあ、最初にクアックサルバーみたいなタイプと聞いてたんで、しょうがない。

……

……

でもな、めっちゃ傍から見ておもんなさそうやぞ。しかも画像見ても、物凄く地味で何一つおもろそうな雰囲気がないという。

というわけで、しばらくしてから卓が空いたのでやってみることにした。


袋にあらかじめ決められたタイルを入れておく。
場には途中から購入可能なタイルを価格順に並べておくが、内容はそれぞれ違っており一番上しか見えない。

手番もクソもなく、皆自由に、袋からタイルを1枚ひいては並べていく。

タイルには種類の違う宝石が半分ずつタイルに描かれており、それらが矛盾がないように、組み合わせて1つになるように配置する。完全になった絵柄をひとつ1点として数える。

ノームの絵が6人以上でたらバーストでそのタイルは加えれず、マイナス3点として計算する。

その前に、辞めるともちろんそのままの得点を得る。
またブタのタイルは3枚出るとコインを1枚貰える。このコインは1点としてタイルを買う時に使える。

全員が終わったら、親マーカーから順番に得点を使って場にあるタイルを1枚だけ購入する。もしタイルの横に金貨があれば最初に買うた人が貰える。もし何も買えなかったらブタのタイルを貰う。余った得点は使い捨てである。


買えるタイルはこのように山札になっており、一番上しか見えない。また最初にそのタイルを購入した人は金貨があればそれを貰える。
何も買えない人は一番左のブタのタイルを貰う。タイルはどれか1枚買う必要がある。

次のラウンドはまた全部袋に放り込んで、やっていく。

最終的に金貨なしに20点以上獲得したプレイヤーが出たら、そのラウンドで終了。今、何点であるかは公開情報なので、それに打ち勝つために他のプレイヤーは引いても良い。こうして一番得点高いプレイヤーが勝ちである。

ルールはめちゃめちゃシンプル。

ちゅうわけでやってみると、先にみたプレイ風景のように皆、無言でタイルをひいてはちまちまと並べる作業を行う。

タナカマ「引く時に、気合をこめて引くから、僕のやつは結構ボロボロなんです」

まあ、分からんでもない。


ノームは二人描かれているタイルもあり、バーストさせてしまった。この場合、マイナス3点である。

タナカマ「最後、誰かが20点を出したところから熱いんです。こっちも引いた、21点出した。なにを、こっちも引くみたいな流れになります」

タイルには移動できるとか、ワイルドカード持ってるやつとか、ファンタジーの動物によって能力がある。

序盤は、ほとんどバーストタイルだけなので、皆、それほどタイルを引けないが、途中からだんだんとブーストが掛かっていくのはクアックサルバーと同じ形式である。


タイルによって特性があるのだが、全容はよくわからない。ただユニコーンは移動できる。

そんなこんなで淡々と進めていくと、

「20点なりました」

と声が上がる。

そしたら他の人が「よし、21点」

と二人で競い合って盛り上がりだした。

わしもしょうがないので、バースト覚悟で引いていくと・・・


無理に引いていくと得点が20点になり、そこからさらに伸ばすことができた。やればできるもんやな。

「おお、22点なった」

もう、そこから引き合いである。

結局、わしは最終的にバーストしてしまい、最後は確率3分の2でバーストのところを引ききった人が勝った。

所要時間45分

ソマーリオ

なるほど、確かに面白い。クアックサルバーのバックビルドの面白さだけを抽出してる。

正直、このゲーム買うかどうか最後まで悩んだ。悩んだ挙げ句辞めた。
なんで悩むねんと言われるかもしれんけど、もうね、ゲームがいっぱいで置き場所に困ってるのよ。だからよっぽど気に入ったもの以外は買わんとこと思ってる。先にラスイチと言われたのでレスアルカナ買うてしもたし。

で、紙一重で買わなかった理由としては、あまりにもソロプレイ感が強すぎるところ。ボードゲームは皆で絡みを楽しむものと最近は強く思っているので、盛り上がりはほんまの最後だけってのは引っかかった。恐ろしく絡みが薄い。

クアックサルバーも確かにソロプレイ感が強くてめっちゃつまんなさそうなプレイに見えるが、各ラウンドごとにボーナス獲得があるので、毎回軽くではあるが盛り上がるシーンがある。また絡みもメンガタスズメなどで薄くはあるし、途中、得点が追いつかなさそうであれば無理をする必要もでてくる。

ガードリングスは、最後に何点取ったかだけが、勝敗に繋がるので、積み上げた得点というのがない。それゆえ途中がとても淡白なプレイになる。

というわけで、セットアップの楽さや、ルールの簡単さ、特徴のある可愛らしいモンスターと魅力は感じるものの、買わなかったのだ。

ただわしが無理矢理買わない理由を作っただけで、最近のプレイヤーにはかなり刺さるゲームだと思う。最近のトレンドに非常にマッチしており、実際、飛ぶように売れてた。
デザイナーはノルウェイのお医者さん夫婦のようで、ゲーム会社を立ち上げて発売しているようだ。ようこんなんを見つけてきたなとタナカマに感心した。

まあ、うちではクアックサルバーは大人気やし、未だに買わなかったのは若干後悔してるところはある。

gioco del mondo