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Friedemann Friese
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2F-Spiele
アークライト
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2〜4人
120分
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緑の召喚術師
駿河屋で購入
カードに導かれるようにゲームが進む「ファストフォワード」シリーズ第2弾。
異界の使い魔を召喚して城塞を攻め落とせ。
このゲームは、リスクを背負いながらも対戦相手を出し抜くブラフゲームです。
各プレイヤーは、とある王国の支配者を目指して争います。
手札に加えたカードでモンスターを召喚し、城塞を攻め落としましょう。
ゲームが進むごとにルールは変化し、戦略性が上がります。
この召喚バトルを是非お楽しみください。
プレイ感
フリーゼがまたまたFast forwardシリーズというへんてこなゲームを出してきた。とりあえず1個買うてみようとBGGで一番評価が高そうな緑の召喚術師を購入。このゲームにはルールブックがついていないというので、すぐにmia、コタ8歳とやってみることにした。
カードが1セットついてるだけ。で、最初のカードに、ただちに公開と書かれていたら、カードを読み上げて、もう1枚カードをめくるという最初のルールが書かれている。
カードをめくると要塞カードがでてきた。それにはただちに公開と書かれている。当然、もう1枚めくると、細かいルールがでる。
準備山から1枚めくり、カードをプレイして要塞を手に入れる事ができる。
カードは同じ数字なら複数枚でプレイでき、攻撃力は指数関数的に増大する。
最初は1と2のカードしかない。カード下に書いてあるように枚数を増やすと攻撃力が増す。それで数比べをするという単純なゲームだ。
それを裏向けで出して、要塞守備隊としておいておく。すでにある要塞を攻めるには、その要塞にむけて同じようにカードを出して、守備側プレイヤーが数値を見比べて攻撃成功かどうかを決める。
成功すれば、要塞カードを貰い、守備隊として今攻撃につかったカードを一緒に置いておく。負けたプレイヤーは、守備隊カードを手札に戻し、手札を1枚渡さなければならない。
守備が勝った場合は攻撃カードの1枚を渡さなければならない。
そうこうしているとまたしても公開カードで、砂時計が現れる。そこには砂時計が3つ出たらゲーム終了で、そのときに要塞を持っているプレイヤーが勝利すると書いてある。
なんだかようわからないまま、やってるとすぐに2枚目の砂時計がでてきた。
カードを集めている暇はないと、わしはすぐに要塞を手に入れることにした。
その直後に、3枚目の砂時計がでた。
わしの勝利である。
所要時間はこの時点で10分くらい。ゲーム時間は短いのだが、ルールの解釈に少し時間がかかったのだ。
弱いカードを集めると強くなるが、正直、あまり集めている時間がないくらいにすぐに終わる。後半、要塞カードが増えてくると、カードパワーがなくなってくるのでやはり強いカードが欲しいところ。
で、次の山札をみるとまたしてもルールが追記されている。
勝者の守備隊を箱に戻し、各手札、砂時計カードすべてと準備山からカードを5枚を加えてシャッフルしてゲーム山を作る。今後は、このゲーム山でプレイを行うこと。
そしてまためくるとすぐに新しい要塞が出てきた。要塞には、ゲーム終了時に一番たくさんの要塞を持っていたプレイヤーが勝ち、同数の場合は要塞の数字の小さいプレイヤーが勝つと書いてる。
実はこれでほぼすべてのルールが揃っている。つまり、ゲームが終わる毎に、準備山からカードを5枚補充して、ゲームを行っていくのだ。
要塞カードとカード裏面は絵柄が似ている。上が要塞カードで、かぶせているのがカード裏面である。これは守備隊として置いているカードだ。
上に3つの砂時計が揃った時点で、ゲームは終わる。
またやっていくと要塞が次々に増えてくる。
要塞は一度の手番で複数せめて良いのだが、いかんせん手札がそれほど揃っていない状態でやることが多くなる。
わし(しょうがないので3使うか)
mia「え、やばい。じゃあ、その要塞を攻撃する」
守備隊であるわしがカードを見比べる。
わし「え、こんな強いカードあんの!」
今まで見たことのない強さである。
カードパワーが足りないので、へっぽこでもいいからどんどんと要塞を攻めておいたほうがよい。タイミング次第で、さっと勝てる。
そんな中miaが3連勝を果たす。ここからわしの反撃が始まるものの、一進一退。
コタ「僕、まだ一回も勝ってない」
miaと4勝4敗のタイ。
そこでようやくコタがあっという間に、砂時計がでてタイミングよく1勝した。
コタ「やった」
しかし、カード枚数的に次にわしかmiaが勝利すれば終わりである。もしコタが勝てば、同点優勝。
わしはあまり見なかったが、こういった特殊カードも混ざっている。
そして、最後はわしが勝負をかけた、大量要塞攻めで、またしても砂時計が早く出て、あっけない幕切れでわしが勝利した。
mia「なに、それぇ」
所要時間120分
フルでやったらこれくらいかかるが、1ゲームなら2分から10分くらいだ。カード枚数がほぼ平均化する中盤以降のゲーム時間は10分くらいで終わる。
miaのコメント
相変わらず、緑の人は変なゲームを作るねえ。
ソマーリオ
なんというシステム。凄いという驚きしかない。
このゲームは、なんといっても緑の人の凄さを知るのに最適なゲームといえる。元々、フリーゼはコンピュータマクロのようなシステマチックなものを得意としているので、それが完全昇華したのがファーストフォワードシリーズだろう。
フルーツジュースをさらに突き詰めた形ともいえる。
ゲームとしては、まあぼちぼちといったところ。特にひねりはない。このシステム全体にひねりがあるだけだ。
ルールを読まなくてスタートできるのはいいが、出てくるたびにルールを読み上げるので中断はする。ゲムマのフリー卓で買うてすぐにゲームをやるときに、さっとルールを読むのとまったく同じ感覚である。
値段はそんなに高くないし、面白い試みなので、1個くらい持っておいていいかもしれない。
わしは絵柄が可愛かったので、こっちを買うた。