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Friedemann Friese
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Huch & Friends
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2〜4人
30分
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ファウナジュニア
駿河屋で購入
動物クイズをボードゲームにした名作ファウナに子供版がでた。
様々なところでチューニングされ、6歳以上から遊べる。
大人には少し簡単かも知れないが、子供と一緒に楽しもう。
プレイ感
こたもそろそろ5歳になる。講談社の図鑑ムーブを一時は見まくっていたので、ファウナジュニアが出来るんちゃうかなと出してきた。こた、miaとの3人プレイにて。
これはファウナという動物クイズゲームの子供版である。対象年齢は6歳からとあるが、まあいけるかも知れん。子供用に上手くチューニングされており、大きさ(重さ)は綿棒からジュースの間から、バイクからトラックの間という風にイメージし易いようになっている。
他のカテゴリーには、卵生かそうでないか、草食性かそうでないか、生息地は「都市と農場」「森・川・湖」「砂漠・荒野」「山岳地・岩山」「ジャングル」「平地・サバンナ」の6カ所ある。
ルールはファウナとほぼ同じで、順番に駒を置いていき、得点は単純に最初に置いたオレンジのマスは2点、複数の駒を置ける白のマスは1点である。本家とはちがい間違っても駒は取られない。
また本来は、ファウナと違い、大きさ、草食性、卵生、生息地とそれぞれのカテゴリーにつき1個ずつ駒を置くらしいのだが、大人だと草食性と卵生が簡単過ぎるので今回は制限なしにした。大人はこのマスについては白マスのみにした方がいいかも知れないので、それはまた今度やってみることにする。
最初のお題はアライグマである。
こた「ぼく、たまご生むと思うんだ」
わし&mia「え。多分、たまごは生まないんちゃうかなあ」
と言いつつ、ここはやっぱりこたの気持ちを優先すべきと目配せする。
6種類ある生息地の絵がちと分かりにくいのが残念。大きさについては子供にイメージしやすく非常によく出来ていると思う。卵生、草食性については2択だ。
それから大きさとか、食性については色々と誘導しながら駒を置いていく。
生息地についてはさすがにまったく解らないみたい。
わし「こた、パパの置いている森に置いたらどう?」
こた「ぼく、2点が欲しいんだよ」
とこんな感じでゲームを進めていく。
mia「じゃ、わたしは卵生まないに置く」
わし「阿呆か! 卵の2点は禁止じゃ!」
mia「ちぇ」
で、結果発表。
生息地については、複数に渡る事があるので、全てを得点していく。
本来は4つのカテゴリーに1個ずつ置く必要がある。
ここで駒が取られる事と、得点マーカーが伸びない事に気づいてから、生息地についてはわしの後に追随するようになった。
次の問題はゴリラ。
こた「これくらいかな」
置いたのは、人間以上、バイク未満。
わし「ゴリラってもうちょっと大きいんちゃうかな?」
こた「じゃ、ここかな?」
バイク以上、トラック未満。
で、答え合わせすると、人間以上、バイク未満でやんの!
わしゴリラって500kgくらいあるんやと思ってたわ。。
とこんな感じで楽しんでいたが、下の子が飽きて怒りだしたので、ラスト問題をへてゲーム終了。
mia「やったー、勝った」
お前、何勝っとんねん!
所要時間30分
これが最終。正式ルールで再戦する必要ありやな。
ソマーリオ
これは良い! この年代の子の1歳違いってのは相当な違いだが、5歳児でも楽しめるんじゃないかと思った。思ったってのは、こたは割と気を遣う子なので、面白かった? と訊いたら面白かったというからだ。
大きさや生息地はファウナと同じく、それなりに難しいので、親が誘導しても逆に間違えさせてしまったって事もある。大人としては、難しめの生息地を優先して駒を置けばいいと思う。先に書いたように本来のルールとは違うのだが、本来のルールにはその良さがあると思うのでまたやる機会を設けて少しだけ追記したい。
子供の情操教育としてまず考えられるのは動物とのふれあいであり、動物園や水族館によく連れていくと思う。その知識を強化させる意味でもこれは相当なレベルのゲームやと思った。
うずらのお題で「ぼく、ようちえんで、うずらを見たよ。たまご生むんだよ」と子供に言われた嬉しさは、想像するだけで解って貰えるだろう。
わしのはドイツ語版だが、あまりメジャーじゃない会社からかなり前に日本語版も出ており流通在庫を残しているだけだと思うが、今からでも是非売れて欲しいタイトルだ。
ファウナは大人でも難しすぎたところがあるが、ターゲットとしている子供にマッチしているファウナジュニアは、評価としたい。間違ってほしくないのはファウナジュニアの方がファウナよりも面白いというわけではない。大人なら比べるまでもなくファウナを勧める。