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Leo Colovini
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Winning Moves
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2〜4人
45分
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家系図
ルール説明
5つある伏せて渡された遺伝的特徴をできる限り子孫に残していくゲーム。
全体像。結婚させるか、子供を作らせるか。男は青、女はピンクのカードでそれぞれ3つの遺伝子を持っている。子供はかならず1つずつ以上これを持っていなくてはならない。
プレイ感
じつはわしゃ、理科が得意であり、遺伝が得意である。で、こんなわしのツボにはまったゲームはないと、出た瞬間即買い。
そして、新たなゲーム仲間ナナキと二人プレイ。
わしに配られたのは巻き毛。これを子々孫々まで残していけばええわけだ。
手札を見ながら、最初の3人に結婚相手を選ぶ。巻き毛の遺伝的特徴を持ってない奴に、巻き毛遺伝子をもった結婚相手をつける。
オリジナル3。こいつらから世代は始まる。全員このちびまる子ちゃんに出てきそうなキャラの子々孫々になるんだ、ベイビー。
おー、とんびが鷹を産んだか! 凛々しい女子が誕生!! 王妃万歳! わーい!
ま、まじかよ! ナナキ。こんなぶっさいくな男と結婚させるのかー!! 恐るべし政略結婚。
これで一安心と思いきや、ナナキはがんがんとある遺伝子をもった子どもを作る。
おい、ナナキよ。あんたの遺伝子、耳ってちょんばれやぞ。1巡目にしてばればれな行動をとるナナキ。
ふ、初心者はこれやから困るぜ。
いきなりの熟練者ぶりを発揮するわし。
これでこいつ死んだな。耳封殺じゃー!
と、考えるうちに、あれよあれよと、耳、大量リード。
抑えきれん。。
思うように子どもを残せないのよ。どこいっても耳ばっかりで、相手の特徴がわかれば、粉砕出来るというこの手のゲームの鉄則がまったく役に立たないのだ。
巻きゲー! 巻きゲー!
考えても考えても、巻きゲーの子どもを作れない。組み合わせがない。あったとしても耳がついてたりして、効果なし。
ぶっちぎりのリードを保つ耳。もう、皆、耳な人ばっかり。
どこいっても耳、耳である。もう、耳遺伝子大流行。なんとか根絶せしねば。。
ところがここにきて、巻き毛遺伝子を持ったカードを入手し出すわし。四世代目にはいると、一気に巻き毛の子どもを作る作る作る。
どべからの後方一気で、一気に踊り出る巻き毛。
もうばれてもええわと、こっから露骨に巻き毛旋風を巻き起こす。
「どーだ、わしの陰毛のようにちぢりあがった巻き毛は!」
と心の中で叫ぶわし。
結局、四世代目のカップルに、がんがんセックスさせて巻き毛な子どもを作らしまくって完勝。もう、この夫婦、バンダイやったら報奨金出るくらい頑張ったね。皆もがんがんやって子どもつくれー!
所要時間45分
最後、7人の子供たちが生まれた時点で終了。長い戦いやったぜ。
ナナキのコメント
こんな綺麗なのに不細工な男と結婚させられて、可哀相です。バックに政略結婚のストーリーが見えて、なんか妙にリアルでした。
しかし、ほとんど全員不細工ばっかりですやん。それが気に入らん。
ところで、首もとのびらびらってなんて言うんですかねえ。気分はオランダの政略結婚ですわ。
ソマーリオ
むずい。この一語につきる。ゲームがむずいというのではない。
両親の遺伝的特徴を最低1つ以上持たないといけないので、子どもを作るとき、ひっじょーに頭を使う。頭を使うのは好きだが、組み合わせを探すと動作はかなり嫌いである。凄く無駄な時間だと感じてしまうのだ。タイクーンでも述べたが、面倒臭い割にゲームとしての壮快感がない。つまり45分間がとても長く感じられた。手順作業がややこしいゲームはわしの脳では無理なのである。本質を楽しむに至らないのだ。
顔は全て違っており、不細工だが味のある絵になってるのだが、どうにもこういうのは俺には合わない。自分の特徴を如何にばれないようにというゲームの楽しさの本質よりも組み合わせに頭を割いてしまって楽しむ事ができない。ただ、もっとさくさくと組み合わせを考える数学手が好きな人ならゲームを楽しむ事が出来るだろう。例えばタイクーンが好きな人なら大丈夫。
わしの頭脳では表示に書いてある15分で終るなんてとてもとても……