Eilif Svensson
Kristian Amundsen Ostby

999 Games
Aporta Games

1~6人
15分

ドゥードゥルシティ

新しい町の市長にあなたは選ばれました。
この町を発展させていくのはあなたです。
ただ、ちょっと紙の上で落書きするだけなんですけどね。

プレイ感

タナカマの家にいくと、大体出してくるのはさいころゲームかリアクションゲーム。どちらもわしのあまり好きでないジャンルだ。なめとんか。
で、今回のさいころはこのドゥードゥルシティで、タナカマ夫妻とCOQとの4人プレイにて。


COQ「Doodleって何でしたっけ?」

タナカマ「落書きです」

親がさいころを振る。青の目は全員共通の列を決める目で、白いさいころは親から順に1個ずつ選択して交差したところに道路を引いていくというゲーム。
道路は辺から辺の中央にひく。ホテルに道路をひけば一繋がりのマス数だけ得点、商店ならそれに繋がっている住宅地の人口だけ得点、タクシーは2台以上繋がってるタクシーの数×4で最後に得点計算される。
6の目は好きな行列を選べるのだが、白6を取ったり、パスした場合、森マークに×をつけなければいけない。誰かの森が全てなくなったらか、ホテル、商店の最大得点を誰かがマークすればゲーム終了。


それぞれこの紙を持つ。列が共通の青の目、行が個人の白の目である。交差したところに辺から辺への線を引く。


サイコロ撮ってもしょうがないけど、プレイヤー人数+1個の白のサイコロを使う。

COQ「これ、結構やってますねえ」

箱の中の紙には使用済みなのがいっぱい入ってた。

わしはとりあえず、取ることが出来れば人口増加の目を取っていく事にした。
住宅地のマスには家が描かれており、これを×することで人口が増えた事になるのだ。

タナカマを見てるとこの作戦は正しいようである。
何故なら、人口に影響する商店は、商店マスに線を引いた時の人口によって得点されるからだ。つまり後で人口を増やしても得点が増加しない。

ただ今回は青2の目がインケツで、全員からどう繋げていいのか解らないというブーイングされる目となった。
最初に三叉路とか十字路のマスがあるが、これは全部使える訳ではなく、初期さいころでどの道が使えるか決まる。全員が同じ方向になるので、ひとつの列がこのようにインケツとなるのは平等となっているのだ。


なんつっても頭がおかしいのは青2白1のところ。こんな風に引いたらどこにもつなげられんやんけ!!

それからホテルやら商店やらへと道を引いていく。
タクシーは極力避けた。得点の方法がいまいち解ってなかったからだ。

最終的に、COQ以外の3人が同時に森マークのエンドを迎えてゲーム終了。

得点計算するとCOQが勝利

所要時間15分


最終。白6は好きな行を選べるが、木に×を付ける必要がある。で、これが全部付いたらゲーム終了。
木を伐採するという意味で、テーマに合っている。

タナカマのコメント

これ、良くできてるのが、全て一筆書きにする必要がないところなんですよ。

あっきーのコメント

見かけによらずシビアなゲームです。

ソマーリオ

これは思ったよりも見かけよりも、面白い。さいころでチェックを入れるというのは割とよくあるパターンだが、システムが確立されているので、外れはほとんどないように思う。

ドイツゲーム大賞にノミネートされたクウィックスを一次元から二次元にしたような感じで、ジレンマ度合いは単純がゆえにクウィックスの方が上だが、落書きする楽しさがこちらにはある。
本来なら子供と一緒に遊びたいタイプのゲームだが、得点体系がややこしいところがあるので、そこが残念といえば残念である。

商店と人口の関係など、テーマの再現性もよく、なかなかの佳作だった。プレイヤー間の絡みは皆無といっていいほどないが、和気藹々と出来るのも良い。
iTunesアプリにあるが、この手のゲームはやっぱり手書きでこそと思う。

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