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Klaus- Jurgen Wrede
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Schmidt
アークライト
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2〜4人
45分
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コロッセウムの建築士
ルール説明
駿河屋で購入
ローマにコロッセウム建築計画が持ち上がりました。
プレイヤーは建築士の一人として、みなで協力して巨大なコロッセウムの完成を目指します。
この事業を推進する執政官の援助を受けることで、領地を得て、そこから建築用の資源を獲得できます。
しかし、苦労して手に入れた資源を保管できなければ、いったい何の役に立つでしょう?
ここでも、執政官は資源の保管を手助けしてくれるでしょう。
こうして執政官の協力によって確保した資源を使って、コロッセウムの建設に貢献し、その度合いに応じて勝利ポイントを受け取ります。
コロッセウムが完成したとき、最も勝利点を集めていたプレイヤーが最高の建築士として勝利します。
プレイ感
カルカソンヌの作者が出したタイル系ゲームなので購入。ルールは簡単そうなので、早速、miaとコタと3人でやってみた。
手番には、執政官駒を時計回りに1マス動かしてマスのアクションを行う。2マス以上動かしたければ、自分の陣地の馬車タイルにある移動駒を追加分減らせばもっと進めることもできる。
マスは、領土タイルを手に入れる、コロッセオを建築する、キャンプタイルを手に入れる、資源をもらう、のアクションがある。
執政官駒を時計回りに動かしてアクションを実行するだけ。領土タイルは一番手前のを手に入れて、2番めの効果を発揮させる。
真ん中あたりに置いている4枚のタイルが、コロッセオタイルで、描いている資源を払えば、コロッセオを建築できる。
領土タイルを手に入れるは、一番手前のタイルを取り、自分の陣地の同じ種類のタイルにつなげていく。もしその領土が初めての種類なら下につなげて、以降横に伸ばしていく。
それから次の領土タイルの種類の、資源が全員にでる。例えば、2番目のタイルが、小麦畑なら、全員が小麦領土タイルの数だけ、小麦の資源カードを手に入れられる。ただし、これを拒否してもよく、その場合は1勝利点貰える。
領土タイルは4枚すべてがなくなった時点で、4枚補充されるので、4枚目のタイルを手にした場合、資源カードは得られんようだ。たぶん。
受け取った領土タイルは自分の陣地の横に並べていく。
コロッセオの建築は、タイルに描かれている資源カードを支払うことで、ボードにコロッセオタイルをぶっさし、勝利点を得る。それから場にコロッセオタイルを補充する。コロッセオが完成したら、ゲーム終了だ。
コロッセオタイルはこのようにぶっさして実際にコロッセオを建築していくのだ。
キャンプタイルは、領土タイルと同じように扱うが、効果は、資源カードの上限を増やすことだ。最初は4枚しか持てないが、キャンプタイルを増やすごとに2枚ずつ上限が増える。資源カードは、即座に制限枚数にしなければならないので、キャンプが少ないと厳しくなるだろう。
資源をもらうは、宣言した資源を全員が貰うだけ。
こうやってコロッセオが完成して、各領土タイルの最大者が4点のボーナスを得て(トップタイは2点ずつ)、手札に残った資源カード3枚につき1点、勝利点が一番多いプレイヤーが勝ちだ。
1番目にある馬車は、移動力を増やす効果がある。上にのっているのが移動駒だ。2番目にあるキャンプタイルは手札枚数を増やす。後半には絶対に必要なタイル。
やることは、単純に資源カードを蓄えて、コロッセオタイルに変換していくだけ。資源タイルの獲得は全員が恩恵をうけるのである意味カタンに似ている。カタンの立体的な構造を平面的にしたようなイメージだ。
相手を能動的に邪魔はできないのでかなり平和なゲーム展開である。
わし「ほな、これでコロッセオを建てる」
序盤のコロッセオタイルは、勝利点が4しかないが資源が少なく建てられる。といっても勝利点は4と7しかないけど。
中盤以降、資源カードが大量に必要になってくるので、キャンプ地を建設して、手札の上限をあげるのは必須である。
手札はこんな感じに増えてくる。
わし「うーん、手札いっぱいやからパス」
資源カードの補充を拒否すると勝利点が1入る。手札がいっぱいとなってることが多いので、わりと頻繁にこの現象は起きる。
コタ「ぼくもパス」
わし「ん? ちょい待ち。お前、さっき水がないから建設できひんかったのに、水をパスしてどないすんねん!」
ちょっと手札を見せてもらい、
わし「とりあえず水を手に入れて、要らんのをほかすんや」
まあ、7歳なのでしょうがない。
中盤以降、必要となってくるのが馬小屋である。
執政官駒は1マスずつしか進めないが、馬小屋があると一気に進めることができる。最初は2マスまでしか追加で動かせないが、馬小屋を追加するともっと遠くへ進めるようになる。
気を付けなければいけないのは、資源回復(資源補充の時に馬小屋やと移動力が最大にまで回復する)で馬小屋にならないと、使った移動力はそのままとなり、結局1マスずつ進める羽目に陥る。そういった意味で馬小屋は重要であったりする。
また相手の動向もみていないといけない。大きく得点ができるタイプではないので、最後の領土のボーナス点は重要だ。
とまあ、こんな感じで、進み、とうとうコロッセオが完成した。
コロッセオ完成!
ボーナス点を計算
これは勝ったなと思ったら、なんとmiaに負けてしまった。
所要時間50分
勝利点チップを足す。
ソマーリオ
システムとしては特にひねりがなく、非常にオーソドックスに資源カードをあつめて、勝利点を得ていくタイプ。
相手に対する嫌がらせもほとんどできないので、作業感が漂う。
コンポーネントは凝っていて、メーカーとしては結構気合が入ったタイトルのように思うが、プレイが安定しすぎて、一手一手に対する驚きがないのだ。かき回す要素が必要のように思う。
システムががっつり守っているので、勝敗は僅差となっているところは良い。
それ以外は特に興味をひくものはなかった。