Marco Teubner

Selecta

2〜4人
5分

ごちそう畑

ベルトラムさんの菜園には、今年も野菜の植え付け季節がめぐってきました。すばしっこい鳥たちにせっかくの苗を横取りさえれては大損害。
畑の真ん中にかかしを立てて、万全の注意をはらったつもりのベルトラムさん。
ところが!
かたつむりたちが大好物の野菜を狙っています。連中にとっては植え付けたばかりの若い苗の畑は贅沢なビュッフェのようなもの。思う存分、お腹いっぱい食べられたんじゃ、せっかくの苦労の水の泡。畑はまるはだかになってしまうかもしれません。

プレイ感

2009年のドイツ子供ゲーム大賞にノミネートされてたかなり古いゲーム。miaがお出かけの時、コタ9歳、ソージロ6歳との3人プレイにて。


見ての通り、4角にボード4つ分の広さの畑を作る。そして真ん中にカカシをおいて、後は適当に苗を配置する。


スロープを使って、駒を転がして倒す。みたまんま。この時相手のを倒すと相手の得点になる。


2個ゲット。

手番になると、自分の陣地からスロープを使って自分のかたつむり駒を転がす。倒した苗はそれぞれのプレイヤーに渡して得点となるので、なるべく自分の苗を狙う。3人プレイなので、4色目の苗は、そのプレイヤーの得点となる。

こうして手番を繰り返して、先に自分の色の苗を8個倒したら(4色目も含めてよい)勝ち。


コタのへっぽこプレイが炸裂。

最初はソージロから。

意外と上手くて、自分の色の駒2個だけをなぎ倒す。

次はわし。

とりあえず自分の色を1個倒す。

コタ。

自分の駒を2個倒したものの、ソージロの駒も倒してしまう。

ソージロ「ありがと」

と、まあこんな感じで終始進むので、以下割愛。


緑は中立駒となっており、これは自分の得点となる。オプションルールで邪魔にすることもできる。

スロープを左右に傾けると、そちらの方にカーブする。
このテクニックを身に着けてからが面白くなる。

かたつむり駒の左右の面は削られているのできれいにカーブするように出来ている。

わしが大人気なく8個手に入れて勝利。

所要時間5分


これで勝利。

あまりにもあっという間だったので、再戦したが、ここではソージロが勝つことになった。
わしとコタがソージロ苗を倒しまくってアシストしてしまった。

ソマーリオ

まあ、見ての通りのビー玉やべったんのようなゲーム。
面白いかと言われたら、まあ、面白いんやろな。わしはすでに大人になってしまったので、この程度では純粋に楽しむことはできなくなっている。というかあっさりしすぎ。

ソージロでもできるようにわりと簡単に当てることができるので、小さな子どもでも楽しめることができるが、更にその奥への技術というところまで練習すると面白いかもしれない。

駒の造りは完璧。苗が魚のしっぽにみえてしまうことくらいが欠点か。
かたつむりの駒はきちんと両面印刷されているのも良い。

ネット情報によると、かたつむりをかかしに当て、かかしの向きを変えることで、自分の陣地を変えることができるようにするのがセレクタ社長のお勧めルールらしい。かかしの方角を自分の方角とみるようだ。
もう1点、余った色の苗を倒しても得点とはせず、それらを好きな場所に置いて、ライバルへのお邪魔苗にする。ってのが面白そうやな。今度やってみよう。

gioco del mondo