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Leo Colovini
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Winning Moves
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2〜5人
60分
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カルタヘナ
えっさほっさ、えっさほっさ
俺たちゃ海賊
えっさほっさ、えっさほっさ
こうして捕まっちゃいるが、縛り首はごめんだぜ!
この洞窟を使って、脱出だ!
えっさほっさ、えっさほっさ
プレイ感
アンケート、ドイツゲームにはまったきっかけは?で、上位にランクされてたので、購入してみた。とりあえずBBと二人プレイにて。
カードを出して、一つ前の誰もいない絵柄のところまで駒を進める。これは1〜3回できるのだが、ポイントはカードがなくなっても補充するには後退しなくてはならないというところである。海賊がひそひそ話する感じで戻らないとカードは補充できないのだ。
組み立て体操はじめ! じゃなくて、こんな感じでボードは自由にレイアウト可能。
非常に小さく作りこまれた木製の海賊駒はなかなかにええ感じである。絵柄も海賊っぽく、どくろや酒ビン、ピストルなど、雰囲気は抜群。カルタヘナからの海賊脱走事件というほんまにあった出来事をテーマとしているが、ゲームシステムはまさにぴったりでその気にさせる。
カードはこんな感じ。1つ前の同じ印の空いているマスまで駒を進める。うまくいけばごっそーんと前進可能。
BB「よっし、じゃあ、ここで戻って2枚補充」
※ ひとつ後ろの海賊のおるところまで後退して補充するのだが、そこに海賊が1個だと1枚、2個だと2枚補充できる。ただし3個同じマスにはおけない。
ばらばらと海賊は進む。最高2つのところまでしか戻れない。戻るなら2枚補充できる2駒あるところである。駒1つのところでは1枚しか補充出来ないのだ。
わし「わしも、ちょっと進んでから、戻って2枚補充」
まさにチータの3歩進んで2歩下がるである。少しずつ、皆を底上げしつつ奥へ奥へと進んでいくのだ。
こそこそと密談するBB。いかにも海賊である。
このゲームのポイントはリソース管理である。がんがんとカードを使っているとすぐにカードは枯渇してしまう。こそこそと、皆で協力しあって脱出経路をたどるという感じである。一人ではカードの力は不足して前に進めなくなるのだ。
このシステムのおかげでレースゲームというよりも、パズルチックになっている。
あと2つ。楽勝そうにみえるが、カードパワーが足りなくて、大幅に後退を余儀なくされる。BBの駒は遙か後方にあり、すさまじく後退したのだ。
最後は大接戦となった。とりあえず誰かがいないと進めなくなるので、絶対に混戦になるようになっている。
今もってる手札をみる。うーん、1枚足りん。。
わし「あ! こうしたらゴールできるやん」
使い方を変えるとあっという間に最後の駒をゴールさせて勝利!
所要時間 45分
やったー! ローズ脱出成功! ジャックを置いてさいならー!!!(←誰?)
BBのコメント
これおもしろいなあ。ちょっと時間かかったんが残念かな。
ソマーリオ
なるほどなあ。パズルチックやからBBは気に入ったと思われる。レースというより、パズルである。感じとしてはパズルの倉庫番に似てる。倉庫番を一次元にして代わりに手札管理を入れたような、そんなゲームである。
思ったより悪くないが、倉庫番に似てるということは非常に地味なゲームとなっているのだ。華やかなゲームではなく、クローズアップされにくいが、個人的にも可といったところ。ただ初心者に受けがいいみたいなので、ちょっと買うてみるのもいいかもしれない。多人数でやるともっとおもろいと思う。(しかしもっと時間がかかるだろう)
この時間のかかるのがわしとしては評価を下げている要因であるが、ボードは作り変え可能で、コンポーネントはなかなかのもの。間違っても手札オープンの上級ルールはやらないほうがいい。すさまじく時間がかかるものと思われる。思考型ゲームなので、軽めにしとかないとなんぼでも時間をくうので、長考するプレイヤーとはやらないほうがいいだろう。コロヴィーニはこういったドライで計算するゲームが好きなようで、師匠であるランドルフとはまったく別のデザインをする。
追記
実は、アンケートで初心者向けに評判が良かったので、二人プレイばかりだが、何度かやってみた。
非常に面白いゲームであると解ってきた。特にドイツゲームを知らない初心者にやらせてみると、その動かし方に衝撃を受けるようだ。評価を変更してをつけるに十分値する。