Stefan Dora

AMIGO

3〜5人
30分

ブクブク


ルール説明

2枚の水位カードを山札から場に出す。手札の天候カードを同時に出して一番高い人が2番目の水位を、2番目に高い人が1番高い水位カードをとる。その時点で一番水位の高い人が浮き輪を一つ失う。これを繰り返して、最も浮き輪の残したプレイヤーが勝ち。
※以前、この手のゲームをトリックテイキングと表現してましたが、Wikiで引くとマストフォローだけがそうらしいですので文言を変更します。


まさにバッティングゲームの代名詞のようなゲーム。一斉にカードを出して、水位カードを取るのだ。わしは前回までに10の水位を表示してる。これは被せられるまでずっと残るのがポイント。

プレイ感

どのカードゲームにもいえる事やけど、これも最初意味が分からんかった。要は2番目に高いカードを出したプレイヤーが失点しやすいと、そして水位カードはだんだんと積み重なっていくので、水位カードを取りたいケースもあるということですな。

TAM、ぴの、MIRU、兄貴の5人プレイにて。


水位カード。ひ、羊がぷるぷるしてて可愛い。。。

最初に手札によって浮き輪の数が違うのが意味分からんかった。何故なら天候カードの中間の数だと浮き輪がもらえるのだ。どう考えても大きい数のほうが浮き輪貰えるんちゃうの?


浮き輪が5つ。。。つまり中途半端な手札という事だ。いきなり結構深い水位カードが場に出てる。取りたくねえええ

そう、最初に説明した通り、このゲームでは2番目のプレイヤーが一番水位の高いカードを取らんとあかんのだ。つまり中途半端なカードは辛いので、数多く浮き輪が貰える寸法だ。また一回使った手札はそのまま隣のプレイヤーに渡して1巡してゲーム終了となるので運の要素も少ない。

うーむ、ようできてる。

ゲームをやってみたら分かるが、今回は楽勝だぜとか思っても、気がつけば自分が一番深かったりして浮き輪を失うケースがよくあるのだ。

逆に、もうあかんとか思って出したら取らずに済んでしまうケースもよくある。

まさに何が起こるか分からない楽しさだ。


うおー! 1の水位カードが出てる。ここはなんとしても2番手に高い天候カードを出したいとこ。ところが1欲しさにでかい数を出してしまうと1番でかい数になり、下手したら6の水位カードを取らねばならなくなるのだ。その読み合いがかなり盛り上がる。

結局5人プレイで一回りするために5回やったが、兄貴が1位。一度どぼんしてしもうたんが効いてわしは2位でした。所要時間30分

予想外の出来事が起こり、終始きゃーきゃーわいわい楽しめるこのゲームは間違いなく同時出しバッティングゲームではナンバー1の面白さであろう。

この手のははげたかの餌食が有名だが、ブクブクの方がドラマが生まれて俄然面白い。ちょっと最初意味が分からないと思うが、同じ買うなら絶対にこっちを勧める。

兄貴のコメント

これはおもろいな。買おうかな? 今度鍋やるからこれ貸してくれへんか? 単に運だけじゃないのが気に入った。

ソマーリオ

このゲームは森のかっこうというゲームのリメイクだが、羊のぷるぷるした姿が可愛いと女性にはこっちのほうが人気のようだ。ただ森のかっこうの方も雛鳥がかっこうに落とされる姿が描かれていてなかなかに可愛い。森のかっこうも買おうかなと思うくらい楽しいパーティーゲームである。

蛇足だが安田均さんがこのゲームを沈没世界とか訳してた。確かに原題はLANDUNTERだが、あまりの訳のだささにがっかりした事がある。どんなゲームか大体さっぱりわからんぞ。中身が分かってなくて直訳したのかなとも思ったがゲームの説明に「世界は沈没しかかってる」という訳を見る限りそうともいえん。ブクブクと訳したメビウスはさすがだ。戸田奈津子賞あげます。

gioco del mondo