Stephen Glenn

KOSMOS

30分

バルーンカップ

ルール説明

1から13まであるカードを相手と自分の陣地に置いていく。高地では数字の高いカードを置き、低地では出来るだけ低い数字の置いたプレイヤーが、勝利キューブを獲得する。キューブを集めて5色あるカップを先に3つ取ったら勝ち。


これがスタート時の全景。数字の数だけランダムにキューブを置く。これを右にある数(過半数)を取ればその色のカードを貰える。3枚先に集めた方が勝ち。ただカードはキューブの色と同じ枚数と色しかお互いのところに置けない(相手のところに置くのも良い)つまり1のところは互いに青のカードを1枚ずつしか置けず、その数値で(この場合低地なのでより数字が少ない方が勝ち)キューブを貰う。

プレイ感

このゲームだけはほんまに悩んだ。よく知ってる人が早くに輸入して和訳してたので、存在はかなり前に知っていたが、他の人のコメントを読めば読むほど、おもろないんちゃうん? 俺には合わないのでは? などと思ってしまう。作者はファミリー向けに作ったという。この話が手に取っては置くの連続で躊躇させる。

TAMが最近、ゲームを買う事に目覚め、凄まじい速度でゲームを買うている。あまりにもぽんぽこ買うので「ええー、それ買うんやったらバルーンカップ買うてや」と言うと「既に持ってます」との事。
そしてようやくやる機会に恵まれたという訳。

「これ、いけてないのがキューブ入れる袋っすよね」

確かに袋は真っ白でキューブの色が透けて見える。おねいちゃんのスケスケなら大好きな俺もこれは頂けない。まあ、ゲームでいかさましてもしゃあないし、顔を背けて袋からキューブ取り出したら大丈夫っしょ。

キューブを置いて、配置完了。スタート。手札は13とか1とか端っこばかりあってかなり良い感じである。

「しゃあないのう、ほれ」

相手の場所にも置けるので、低地勝負で手札の13をTAMに置いてあげる。

「高っ!」 TAMが叫ぶ。

お、おもろいやん。
最初の1枚置いただけでそのおもろさが分かった。


ちょっと見えにくいかもしれないが、2のゾーンは低地勝負なのに、わしは11のカードを置かれている。と、飛びすぎっ! これがまさにバルーンな浮遊感である。

がんがんと高地勝負で1を置いてあげたりしてひたすらキューブを獲得しまくった。

手札の悪かったTAMもそっから反撃開始。

高地勝負で2を置いてあげると、1を置いてきやがった。
そして更に2とか置いてきた。

「ひ、低っ!!」

なんせ二人の会話は「高っ!」とか「低っ!」のみ。

おかしい、おかしい。
結局、そっから奇跡の逆転負けを喫してしまった。

再び並べるTAM。
「もっかいやりません?」
「もちろん」

2回目もTAMの見事な気球さばきに完敗。

こ、こいつ気球名人か?

このゲームのええとこは、気球の思いどおりにならない操作の難しさ(と言っても気球になぞ乗った事はないが)がたったこんなけのカードで見事に演出されてるとこ。

しかもフワフワ感まで十分感じる事が出来る。まさにバルーンカップって感じ。

いきなりこれ級? と思ったが、後半、選択肢がせばまってその大空を自由に飛ぶ事が出来なくなっていくのが評価を落とした。

自由に大空を飛ばす事の出来る前半と比べて、後半はキューブの色がなくなってきて(キューブと同じ色のカードしか出せない)手札が真っ青んなったりして苦労するのだ。

そこがジレンマでいいのかも知れんが、わしゃそこは好きになれんかった。単に下手なだけかも知れんけど。

それでも十分にです。浮遊感が楽しい!

納得の大賞ノミネート。なんとなく思ったのがテストプレイでバグを相当叩いた感じがする。きっと最初の段階ではゲームにすらならなかったんやろうと予測出来る。かなり後になってから、バグが発見されてテストプレイを山ほどするドイツゲームで珍しいと色々取り沙汰されたが、これはバグつぶしのゲームやと思う。そしてそのバグを潰したらとても面白いエッセンスが抽出された、そんな感じのゲームです。ちなみにメビウス訳よりも、上記のこちらの方が作者本人に問い合わせたバグつぶしのFAQをも含まれているので優秀な訳です。

それとこのゲームにはロックアップというバグが存在します。ここを読んで、バグを潰して遊びましょう!

うーん、KOSMOSの二人用シリーズって高いのがむかつくけど、おもろいのん多いのう。悔しいが認める。でも、もちっと値段安くして欲しいなあ。

気球名人のコメント

買うて良かったです。おもろいですわ。二人用は集めてますからねえ。あんまりゲームしたがらん弟もこれはおもろい! とうなってました。

翌日、早速おれも買いに行った事は言うまでもない。なんせねえ、バベルとかはゲームあんまりやってない初心者やと引いてしまうかなってとこがある。その点こいつは大丈夫。

gioco del mondo