|
Hagen Dorgathen
&
Uwe Rosenberg
|
KOSMOS
|
20分
|
バベル
ルール説明
6つの民族カードを使って、バベルの塔を完成させる。民族にはそれぞれ特殊能力があって、3枚セットになるとその能力を発動出来る。
ゲーム全景。こんな感じで民族カードを並べて配置するとかなり悪いことが出来る。建設しつつ相手をボコボコにしばけ!
プレイ感
買う前から賛否両論のこのゲーム。超攻撃的というので、躊躇してたが、カエサルとクレオパトラがおもろなかったら嫌やしというまるでエロビデオを借りる時の保険のような感じで一緒に購入した。
最初、民族の能力が分かりにくくて、何度も説明書を見返しながら兄貴とやった。
これのどこが超攻撃的なん?
第一印象はこれである。
無茶苦茶おもろいやん!
超攻撃的とかいうので、ウォーゲームをイメージしてびびってたが、結構やってたマジックザギャザリングの方がどう考えても攻撃的なのであった。
民族博覧会な感じ。神の怒りに触れるのも間近。まさにバベル(乱れ)ですな。
つーかウォーゲームでも別になんとも思わんやん、わし。。。
この時期、兄貴がうちに居候してたので、暇潰しにマジックをやらせてたが(マジックをやってた時期はとても古いのだが、なんとなく箱から持ち出してやってた)このバベルをやってからはバベルばっかりになった。
別に負けてもマジックほどむかつきはしない。マジックは負けるとカードに八つ当たりしたくなるゲームだ。でもバベルはそうではない。悔しいけど、マジックのような脱力感がないのだ。
このゲームのおもろいのは、カードのコンボである。上手くいけば、次から次へと、ぼこぼこに攻撃出来る。
それが決まった時の爽快感は、マジックの停滞コンボを決めた時の非ではない。(とあくまでマジックと対比してみたりー)
なんせ建設的なペルシャ人以外無茶苦茶悪い奴らであるが、バベルの塔は簡単にずどんと建てられるので、ネットで批判的な意見である「あのこつこつはなんだったんだー!」はほとんどわしには感じられなかった。
こんな感じに置いてある塔カードをガンガン建設していくのだ。1から順番に最高は後光がさしてる6まで。
アッシリア人の6人攻撃で、TAMのバベルの塔を一夜にしてペンペン草も生えない状態にした時は大爆笑であった。(これルール間違ってた。実はアッシリア人は一発で全破壊するのである)
別に塔はこつこつ積み上げるというイメージではないので、まあ、それはそれでやられた方は悔しいが、爽快感があるのだ。
そして相手のターンになった時、一体何をされるのだろうかと、びくびくしながら待つのである。わしなんて、どんな事されるんやろと期待までしてまう。その感覚はまるで目隠しプレイである。マゾッホ?
どこかで対戦型テトリスみたいなもんという話があったが、まさに感覚はそんな感じ。
もしくは3枚セットで移動させて場をいじくるのはなんとなくフリーセルを思わせる。
たっかんのコメント
コンボ決まったらもう最高っすわ! あきおさんが「うわ、もう手がないわ」と言うた時がいっちゃん恐いっす。ぼこぼこにしてきますからねえ。何されるんかと期待してまいます。TAMとやる日を楽しみですわ。
こいつもマゾッホのようだ……
TAMのコメント
これはおもろいっすわ。ほんま何されるんやとどきどきします。まさに二人用ではベストでしょうね。
どうやらこやつもマゾッホのようだ……
兄貴のコメント
最初はアッシリア人の悪さにびっくりするんやけど、実はもっと質の悪いのはメディア人とシュメール人やからのう。
(わしとTAMの戦いを横目で見ながら)そらあかん。まともに建ててるTAMは甘い。
その通り、わしはシュメール人でぼこぼこにした。
これ。↑この赤い人らがこのように集まると悲惨な目に合わされる。この赤い人ら、びっくりするくらい悪いから。あと緑の人らもかなりの要注意。
ソマーリオ
なんでこれがGeekでも7を切るのかわからない。無茶苦茶おもろいのに、賛否両論てのが面白い。
TAMなぞは、キャバクラ行ったり、飲みにいったりして疲れた後でも、「僕はちょっとあきおさんとこよって帰りますから」とうちでバベルをやって帰りやがる日が続いた。
攻撃的というのが原因のようだが、マゾッホプレイに目覚めればきっとおもろさがわかる筈である。なんといってもタイミングさえあえば、塔は一夜で簡単に建てる事が出来るのでやられたらやり返したるーという軽い気持ちでやると良いでしょう。
指輪物語対決と双璧のベスト二人用ゲームです。ゲーム全般にいえる事やけど、あまりがちがちに勝負に拘らず(かといって勝負に執着しないのも面白くないが)、友人と楽しんでくれればこの評価も納得するでしょう。
たっかん、TAM「マゾッホとかいって、あきおさん、いっつもめちゃめちゃにしてきますやん! 言葉と裏腹にちょっとやったら数倍返しですからね」
まあ、わしゃ、縛りたいけど、踏まれたいタイプやからな(謎)