Frank Nestel

Zoch

2〜6人
20分

アオバッケ!

にわとりたちが大笑いしています。にわとりオリンピックのための最終トレーニングでは、おこじょがイースターうさぎと特訓中です。
ハリネズミ怒らせ競争においては、がちょうがきつねを気にもかけません。
そんなこんなで、わたしたちのかわいいにわとりたちが1枚のカードにすべてをかけたとしても、不思議ではないのです。

プレイ感

紺碧さんからお土産で貰ったまま、訳がないのでそのままほったらかし。ようやく訳して貰ったのでmiaとやることにした。


子どもゲームらしく神経衰弱が元だが、アオバッケでは手札から出したカードを場のカードと合わせるという方法となっている。失敗すれば終わり。成功すればそのカードを捨て札にして、同じように出して、場から1枚めくる。なんぼ成功しても手札は5枚しかないので、それで終わりだ。手番の最後に自分の山札から5枚になるように補充する。先に自分の山札を無くしたプレイヤーが勝利である。


手札は5枚、まず手札から1枚出して、それと同じカードを場にある19枚のカードから選ぶ。

わし「まあ普通の神経衰弱やな」

ゲームスタート。

わし「最初は手探りで、適当に…あ、当たった!」

当てたカードを脇によける。再び手札から1枚出して、今度は外れ。

これで手番終了で、開けたカードを全て裏向きにして自分の山札から5枚になるように補充する。
二人の場合はひとり15枚ずつのデッキを作って先に全て当てたら勝ちだ。


当てていくと、次々にカードを出してはめくれるが、手札は5枚しかないので限界はある。手番の終了時に5枚になるように補充するのだ。
絵柄は見ての通り、にわとりのしっぽと同じ絵を使っている。

mia「あ、うんこ!」

わし「やりー」

mia「この段階じゃ全然解らないよ。適当に…ちぇ」

わし「やった。さ、2枚引けや」

場のカードにうんこカードが2枚入っている。これを引くと、即座にもう1枚引いてシャベルのカードをめくらなければならないのだ。違うカードをめくったなら他のプレイヤーから2枚ずつ手札を引かなくてはならないキツい罰則がある。今回は二人プレイなので2枚増えるだけだが、人数が増えるとかなりキツそう。
うんこはすぐにシャベルで埋めましょうという話らしい。


うんこカードをめくると、すぐにもう1枚カードをめくる。シャベルカードでなければ2枚ずつ相手から引くという罰則がある。

※この前秘密のケンミンショーで初めて知ったが、関西以外ではこれをスコップと呼ぶらしい。マジー!? 小さいのがスコップやん。それが逆になってるらしい。他の地方が。でかいのはシャベルカーやんつうの!


これがスコップね。

mia「じゃあ、位置移動と」

うんこカードを引いたならシャベルをめくれようがめくれまいが、オマケ行動として表向けになっているカードの位置を交換出来るのだ。もちろん、皆に見せて交換する。

本来ならこういう記憶ゲームでわしが勝てる筈もない。
しかし、手札に同じカードが2枚以上揃うと、一気に出して一気にはかせる事が出来るのだ。

わし「じゃ、カラス2枚はと、ここ。当り」

mia「2枚ばっかりずるい。こっち全部バラバラだよ」

さらに

mia「うんこ…腹立つなあ」

うんこばかりを引くmia。
そしてわしの最後の手札2枚もうんこカードによって、miaの元にいって勝利した。


ちなみにダブルうんこは4枚の罰則だ。これで勝利。

所要時間10分

mia「納得いかない!」

それからお手軽に出来るので何度かやったが、何故かわしがほとんど勝つ。不思議だ。


最近はうんこを場所交換するだけという話なので、このように綺麗に並べてやってる。

miaのコメント

なんで負けるんだろう?? 記憶力ゲームでは、負けたことないのに。
うんこをめくる確率が高いからかなあ?

ソマーリオ

あれ? これってにわとりのしっぽのカードゲーム版じゃ?? と思い作者を調べてみると違ってた。ツォッホさんが「わしの一番の傑作やからカードゲーム版を作れや」と命じたのかも知れない。にわとりのしっぽをカードにしたらこんなんやろと誰もが思う。絵柄も同じだ。

文中で、多人数のときのうんこの罰則はかなりキツいかもと書いたが、同じカードがあれば複数枚出せるので思ったほど厳しくないかも知れない。そこらへんのバランスは良いだろう。

またわしのような記憶力のないメメント人でも、何故か勝ててしまうのは、ただの神経衰弱でない事を表わしている。相手の探すカードと自分の探すカードは違うというのが効いてるのだ。

非常にお手軽で、神経衰弱系のゲームとしてはストレスの溜まりにくいタイプなので、とりだしてきては何度もやってる。ただうんこカードはそう何度も引かないので、位置の交換はそんなに大きく影響を及ぼしてない感じがするのがちと残念。子どもと遊ぶにはなかなかに使い勝手がいいゲームなので子どもがいるなら買うといて損はないだろう。

おもろさでいえばにわとりのしっぽには歯が立たないが、お手軽さでいえばこちらの方が上で、なんといっても準備とかがめんどくさくないので最近よく二人対戦してる。

ちなみにタイトルのアオバッケは「やっちまった」とか「しまった!」とか「ちきしょう!」とかそんな言葉らしく、ドイツ人でもそんなに使わないそうだ。

gioco del mondo