Mark Alan Osterhaus
&
Matthew Kirby
Out of the Box
ビバリー
4〜10人
20分
アップルトゥアップル
様々な言葉が織りなすワードゲームの決定版。
パーティーで、合コンで、爆笑の渦を巻き起こす。
ルールは簡単。お手軽パーティーゲーム。
プレイ感
アメリカで流行ってたアップルトゥアップル日本語版が出て、すぐに買うたものの、そこからあちこちでそれほど高い評価を受けずにいたのと、人数が集まらなかったので、ずっと放ったらかしになっていた。珍しく6人集まったので、当たりか外れか解らないが出してみる事に。メンバーは、TAM、たかだ、たっかん、オキ、ムゲン。
親が、緑のカードをめくりお題を発表する。緑のカードには「美しい」「不思議な」「カジュアルな」など形容詞が書かれている。残りの全員は、赤の名詞が書かれたカードを7枚持ち、その中からその形容詞に最もマッチしているであろうカードを親に渡す。親は誰のカードか解らなくなるようにシャッフルした後、その中からお気に入りの1枚を発表、選ばれた子は緑のカードを貰う。親は順番に代わっていき、緑を4枚集めたら勝ちという如何にもなパーティーゲーム。
緑が形容詞となっているお題カードで、赤が手札にする名詞カード。親が出したお題に対してもっともよく表していると思うカードを渡すのだ。判定は親が行う。
やりだすと、皆が「おもろい!」という意見が飛び出す。
わし「今回のお題は、素晴らしい」
ムゲン「あきおさんなら絶対これですよ」
わし「どれどれ・・・(このIT革命つうのがそうなんやろな。あかん、つまらん、うーんまともなんしかないなあ)キオスクで」
ムゲン「ええー!」
と、このように序盤は、皆、まともな答えばかりを用意してきた。
わしはひたすら高度なネタ狙い。
オキ「安っぽい」
わし「絶対これ」
オキ「・・・わはは。もうこれしかないでしょ。安っぽいフェラーリ」
わし「やった!」
段々とネタに傾いていく。
ムゲン「厳しい」
わし「これ(ペロペロキャンディー)」
ムゲン「厳しいわたしの請求書」
わし「ちっ」
TAM「おいしそうな」
わし「これ(ガンジー)」
TAM「ガンジーって!」
なかなかの組み合わせが出来そうなカード群が手札に揃ってきた。さて、どれでいってやるか。カードには英語表記もあり、なかなか為になる。
ムゲン「インチキな」
わし「うーん、おもろいのんないなあ。これかなあ(プロ野球)」
ムゲン「インチキな初めて月面着陸した人」
皆「そ、そんなカードあるんかあ!! ずるーい」
たかだ「やったー」
TAM「どれどれ、ぶふう」
と皆、見た瞬間、笑い出す。
ムゲン「わんぱくな」
わし「これ(ヘレン・ケラー)絶対自信ある」
ところがムゲンこれを選ばず。
ムゲン「ヘレン・ケラーって! むっちゃおもろかったんですけど、ヒトラーとか人名が多くてつい」
わし「めっちゃショックやあ。自信あったのに」
TAM「ざらざらした」
わし「これで。もう感性で頼むわ」
ところがTAMわしのを選ばず。
TAM「産業革命って! ぎゃははは」
わし「えー、それむっちゃおもろなかったか?」
TAM「おもろかった。こっちしたら良かったな」
とまあ、こんな感じで進んで行きましたとさ。
わし的にはこの2枚がヒットしたんで、途中は実はあまり覚えてへんのよw
カードが結構あるんで、終わると、もっかいもっかいという声で結局3回連続でやった。
誰が勝ったっけ。TAMとたっかんと後だれかやった気がする。
所要時間は20分。
ムゲンのコメント
これ、ばりおもろい!
TAMのコメント
欲しい!! すっごい欲しい!
ソマーリオ
やたらと評判が良かったが、
はつけられない。むっちゃつまらんのんしか出来ない時があるのよ。カードの中身をもう少しおもろいのんにして欲しかった。東京とか北海道とかどう使ってもおもろないやん!! 四万十川ってこんなんに面白味を感じさせるようにするなんて、ネイティブな高知の人間しか無理ちゃうん? もっとおかしいカード編成なら
を付けたと思う。どう組み合わせてもおもろなくて萎える時が結構あるのよ。その時の場のしらけたムードといったらw
それよりこのゲームの一番重要なのは、笑いの感性が似ているもん同士でないと、全然おもろくないやろなというところ。パーティーゲームは基本的にメンバーに左右されるが、こいつは特に左右される。真面目な答えしか選ばない者同士がやったら、それはそれはさぞつまらないゲームになり果てるだろう。
例えばわしの嫌いな笑点っぽい答えばかりを選ばれたら、死ぬ、な。上手いなあとは思うけど、全然、おもろない。それよりもダウンタウンの松本みたいない突拍子もない答えを出す人とやったら、おもろいゲームになるやろ。わしとしては「ざらざらした産業革命」を選んでくれるような人とやりたい訳よ。意味わからんけど、なんか妙におもろいみたいな。
笑いのつぼってのは、人によってまったく違ってる。ギター侍が流行ってた頃なんか、もうあまりのつまらなさに発狂しそうになってたもん。桜塚やっくんとかオリエンタルラジオとかアジャとか、つまらなさすぎて死にそう。大体、エンタの神様に出てる奴、全員つまらん。あんな糞番組なんで人気あるんかわからんわ。構成作家が、全て決めて「君はこの芸で」とやらしとるだけらしいねんぞ。
おっと、エキサイトしすぎたぜ。mia曰く、笑いのツボってのはとても重要で、「なんでこんなとこで笑うの、こいつは」と思っただけでその男とはつき合えんと言うてた。泣いたりする場面が違っててもなんとも思わんけど、笑う場所が違うと許せんらしい。たしかにそれは言えてるな。全然おもろないところで笑われるとなんか腹立つもんな。笑いというのはとても高次元のものなのよ。
という訳で、このゲームは人にとって最も重要ともいえる笑いのツボが似たもの同士なら買いである。やる前に好きなお笑いタレントやお笑い番組を述べ合うのがよかろう。エンタや笑点好き同士がやれば、それはそれでおもろいと思う。わしはご免やけど。レビューでなんかおもろい表現ないかなとネットで調べてたら、「ひょうきん者の」というお題に「ケネディー暗殺」だって。これは笑える。
英語表記も一緒にされてるので、英語圏の人と一緒にゲーム出来るってのは凄い。英単語を覚える事も出来るし。それに、形容詞カードには意味も書かれてるので子供とかとやって語彙力もあげる事が出来ると思う。
あー、もっとおもろいカード用意してくれんかなー。人名とか都市名とか固有名詞が多すぎるねんて。もっと毒のあるカード入れとけって。と、思ってあちこちのサイト調べてみたら、他の人も同じ意見やった。うーむ、そやろな。このレビューを読んでわんこさんが「
私の世界の見方
ってのが面白いですよ」と教えてくれた。ふむ、たしかにこっちのがおもろそう。
アメリカでは、拡張カードがいっぱい出てるが日本では売れ行きがいまいちやったのか、すでに絶版となっているみたい。
gioco del mondo