Jeffrey D. Allers

Winning Moves

2〜5人
20分

もっとホイップを!

「わ、とっても美味しそう!」
フルーツがたっぷりと載ったパイが届けられました。
「わたし、イチゴがいい!」
「わたしはもっと大きいのを!」
「わたしはチョコが食べたいのよ」
おやおや、切り方でもめにもめてしまっているようですよ。
皆さんが綺麗に切り分けてあげてください。



プレイ感

タナカマ曰く「これ、僕がメビウスに推したんです。それでメビウス便になりました」とのことらしい。見た目からすでに、おもろそう。つか美味そう。確かにこれは人気するのも解る。mia、OEC、コツミ、タナカマとの5人プレイにて。


ケーキの切り分け問題。切り分けた人が最期に取るって奴をテーマごとそのまんま、持ってきたゲームである。サンマルコのような煩わしさはない。まんまケーキを切れっつう話だ。スタートプレイヤーにそれが一任される。
人数分以下になるように切り分ける。つっても人数分以下にすると自分が貰えないので、人数分に切り分けるだろう。隣から順番に取っていく。で、そのとき、取ったケーキをすぐ食べる事にすればタイルをひっくり返して保持する。これは後でホイップ分の点数が入る事になる。


こんな感じで裏向きの11枚のタイルからケーキを1枚作る。で、スタートプレイヤーがこれを、プレイヤー人数分に切り分けるのだ。


今回はこんな感じに分けた。自分が選ぶのは一番最後になるので上手く切り分けて。点数は、そのタイルの総数を表し、最終的に最多になった場合貰える得点で、ホイップはすぐに食べてしまう時に入る得点だ。当然チョコケーキのような枚数の多いタイルはホイップもたくさん載ってて美味そうである。

食べずにおいておく場合は、最期になって同じ種類のタイルが最多のプレイヤーだけが、書いてある点数だけ得点が入るのだ。同点でも満額はいる。最多になれなさそうなら、食うとけって話だ。ただし食うのは、すぐに食べなければならず、後で食べたいならば、今回のケーキの分配をパスして食べなければならない。これは結構痛いので、タナカマ曰く「そんなんやってる人は1度しか見たことないです」との事だ。


獲ったタイルを並べてみた。ラズベリーで勝負。で、食べたタイルは右のように裏向けにしておく。これは後でホイップの点数を数えればいい。

枚数が多いタイルほど、ホイップの数も多くなっている。
一番多いチョコケーキを何のためらいもなく食べるタナカマ。ホイップは3個だ。

わし「え、もう食べんの?」

ここらへんは持ち主であり、広めるのに貢献しているタナカマをまねたいところ。
確かにホイップ3個はかなり大きいな。


今回は偏りがあって、最後に緑っぽいのがいっぱいでたw

このケーキは11枚のタイルで構成されており、2枚は見ずにゲームから取り除かれている。個人的にはもう少し取り除くタイルがあった方がおもろいと思うのだが、この部分がタイルの枚数を勘定して狂うと面白くなる部分だ。

さすがに5人プレイやと、3,2,2,2,2と分ける事になるので、長考する事なくせっせと切り分ける。


出てきたケーキを……


切り分けます。

終盤

タナカマ「く、しょうがないので食べます」

1度しか見たことのないもんをやり出した(笑)

確かにわしもここで食えば良かった。そのおかげで、1枚差で最多になれなかったケーキが大量にあふれかえり、得点計算でべったになってもた。


最後のケーキはこんな感じでした。

上手くタイルを獲得したOECがトップ

所要時間20分

miaのコメント

ケーキが食べたくなる。可愛いなりして難しい。

OECのコメント

(説明)
ケーキの切り分け問題をテーマにした問題作?
やりたかったんだ〜コレ!
食ってで得点するか、戸棚に仕舞って得点するか。
(作戦とかプレイとか)
序盤、よくわからないまま、ホイップいっぱいケーキを食べればいいと思う。
中盤、2手番目くらいで、ようやくその過ちに気付く。食いすぎたら太るだけで、最後に笑えない事態になる、と。あきおさんとタナカマさんの場を見て、保存食得点で大きく得点しないと、置いてかれると悔い改める。いや、食い改める(上手い事言った!&美味い事言った!)
終盤、3手番目から少しづつ集めたケーキを活かして同立1位にしつつ、大物のチョコケーキでタナカマさんを制す。
結果、なんか憑いてるんか?と言われつつまた4連勝目。
(感想)
かわいーの一言!
遅くとも来月中に購入されるでしょう。こいつぁ、イイ!
何か憑いてる?いやいや、付いてるのはクリームですw

ソマーリオ

なんとも美味そうなゲームである。これを見ただけでケーキが食いたくなった。今回は、全員がケーキや団子など甘いものを持ち寄ってきてくれたので終わってから堪能しまくったが。

システムとしては、最初にスタートプレイヤーになるのと、後でスタートプレイヤーになるのとでは、有利不利が現れてくると思う。この部分はもう少し考えて欲しかった。
また今回の5人プレイなら、1人1回ずつ切り分ける事になってまだ公平だが、3人だと1人がかなり有利になる。こういったところも明確にルール化して欲しいところだ。

とはいっても、絵柄は可愛いし、タイルもしっかりしてるし、システムうんぬんを問うようなタイプのゲームではないのだろう。

楽しさはその絵柄の楽しさで、ゲーム本来の楽しさというのとは別次元である。
内容自体は、ふーんっていう程度。でも初めて見る人への食いつきは抜群で、持っててもいいかなと思わせるゲームである。

絵柄とはうって変わってヘビーな内容という意見も見受けられるので、本物のケーキを切るように、あまりあれこれ考えず手軽に適当に切り分けて楽しめばいい。それこそがこのゲーム本来のテーマのように思う。

これを書いていてふと思ったのだが、基本はホイップの数をみて均等に切り分けるといいんじゃないかと思う。で、それが進展していくと相手の集めているタイルを見定めて切り分ける。なんか今気づいたw でもそうすると長考になってまうんかも。

ちなみにこのバージョンでは不具合があるとの事。
ドイツの Winning Moves 社の Anne Widura さん widuraアットwinningmoves.de (アットは@にしてください)にメールで請求すると、正しく印刷されたケーキ(9のケーキにはクリーム2つ、さらに5のケーキにはクリーム1つ!)を送ってくれるそうです。
Crさん情報ありがとうございました。なんでもあまり公けにしたくないそうで、知ってる人だけが送って対応するとか……w
残念ながら、この情報は古くなり、メールは届かないそうです。(2011年9月)

gioco del mondo