2026年3月14日
原作は人気デジタルゲーム「Slay the Spire」
道中の敵を倒して自分のデッキを強化していき、最終ボスの討伐を目指すアドベンチャー・カードゲームです。
お馴染みのキャラクターたちのフィギュアと共に、原作の世界観を楽しめます。
原作は1人用ですが、本作はそのシステムを忠実に再現しつつ、最大4人までの協力型ゲームに!
仲間が1人でも倒れればゲームオーバーの緊張感! 皆でテーブルを囲み、塔の頂上を目指しましょう!
本ボードゲームには、原作デジタルゲームに登場するものを模したカードを700枚以上収録!
豪華な特製スリーブやミニチュア等も付属します!
プレイ感
Slay the spireは、おもろいという評判を聞いてたが、そこまで情熱的でもなく、古いソフトなので任天堂のセールのタイミングで買おうと思ってた。ようやく2025年の11月に安くなったので買うた。
やり始めたら、もうマジでやばかった。もうずっと延々とやり続ける中毒性。自分で自分のSwitchの時間制限を課さねばならないくらいすぐにやってしまう。
その年、大阪に帰省する前、朝の新幹線までに少し時間があるからと、ついやってたら嫁が、えー、そこまでやるかと言われたくらいだ。さすがにやばいと思ったので、Switchは持って帰らなかった。
iPhone版なんか買わないと誓った。
しかし、どうしてもこのボードゲーム版が気になる。なんとなくサイトを見てたら、今でも通常版が手に入るというので当然のごとくポチッてしまった。1100円でSwitch版を値下がるまで待って、2万以上出してボードゲーム版買うんやから本末転倒である。
わしがSwitchでプレイしているのをそーじろはしょっちゅう眺めており、ずっとやりたそうだったが中学受験前なので絶対にあかんと言うたら本人も納得してた。
実はボードゲーム版を購入して一番楽しみにしてたのはそーじろなのである。
ちゅうわけでそーじろの強い希望もあって、プレイすることにした。
そーじろ11才、コタ15才、miaとの4人プレイにて。
そーじろ「ぼく、絶対にディフェクトやる!」
そーじろは、わしがプレイしてるのを見て一番ディフェクトが気に入ってた。
わし「えー、わしがやりたかったのに。そしたらウォッチャーをわしがやるしかないな。コタはあんまりルール聞かなさそうやから、オーソドックスなアイアンクラッドで、miaはサイレントな」
ウォッチャー使いにくいんよな。エナジー、真ん中はブロック、下がHPとなっているが、右側はキャラによって個人ボードが違っており、こいつは本家と同じく平静、憤怒、中庸がある。奇跡も1枚もつ。
ルールについては、Slay the spireにほとんど準拠しており、ボードゲーム化するにあたって、攻撃力が小さな数字に置き換わってることと、弱体化など処理の複雑さを簡易にするように調整されていること、なんといっても元々一人プレイのゲームだったので、協力プレイになるように敵との正面が存在することが違っている。
ゲームの目的
最後のボス を倒すことがプレイヤー全員の目的です。
ゲームの準備
各プレイヤーはプレイヤーボード を受け取ります。
コモンサプライ から赤色のキューブ を3個 取り、エナジートラック の3 のマス、ブロックトラック の0 のマス、HPトラック の最大値のマスに1個 ずつ置きます。
すべてのスターターカード をシャッフルし、裏向きの山札 にしてプレイヤーボード の右側に置きます。
自分の残りのプレイヤーカードを通常カード報酬の山 とレアカード報酬の山 に分けます。
分けた各山を個別にシャッフルし、裏向きで自分のそばに置いておきます。
テーブル中央にメインボード を置き、プレイヤーのミニチュア を配置します。
マップの最下部にブーツ駒 を置きます。
マップの各円形マスにランダムなマップトークン を表向きで置きます。
代表者がダイス を1回 振り、出目に対応するレベル1のボスカード を最上部に裏向きで置きます。
手番の流れ
戦闘は、味方ターン と敵ターン からなるラウンドを繰り返して進行します。
味方ターンの手順
味方ターン は以下の3つ の手順をプレイヤー全員が同時に実行します。
ターン開始時 ステップ:
エナジー を3 に、ブロック を0 にリセットします。
自分の山札 からカード を5枚 引いて手札 に加えます。
代表者1人 がダイス を1回 振ります。
ターン開始時に発動する能力を任意の順番で解決します。
プレイ ステップ:
どの敵を攻撃するかなど、プレイヤー間で戦略について自由に話し合い ます。
手札 からプレイするカード のコスト分のエナジー を支払います。
カード に示されている効果を上から順番に解決します。
解決したカード を捨て札 に置きます。
ターン終了時 ステップ:
ターン終了時の能力を解決します。
残った手札 をすべて捨て札 に置きます。
敵ターンの手順
敵ターン は以下の3つ の手順を順番に実行します。
敵のブロック の除去:敵の上に残っているすべてのブロックトークン を取り除きます。
敵のアクション:一番上の横列から、左から順に敵カード のアクションを解決します。
キューブの移動:キューブアクションを行う敵は、キューブ を1マス 下に移動させます。
勝利と敗北の条件
最後のボス を倒すと、プレイヤー全員がゲームに勝利 します。
プレイヤーのうち1人 でもHP が0以下 になると、全員がただちにゲームに敗北 します。
驚きは塔の経路まで再現されててテンションがあがる。当然、カードのアップグレードもできる。よく出来ているのは、カードは裏表で仕様でそれをスリーブに入れて使う。つまりカードのアップグレードをする場合、いちいちカードを探す必要はなく、単にスリーブから出してひっくり返せばいいのだ。スリーブも特殊仕様で、カード裏面が印刷されている。
エリートやボスにくっついて出てくるミニオンもちゃんといる。ボスやエリートは原作と同じようなアルゴリズムを持っており、順番に行動を変えてくる。
※エリートは中ボス
凄っ!
元々がカードゲームなので、そのまま作ればいいやってのではなく、ユーザーのプレイアビリティを高めるための工夫がきちんとしてあるのが素晴らしい。それでいてちゃんとレベル1から3まであったりと再現性のクオリティはさぶいぼ立つレベル。
まずはレベル1から。
ボスはサイコロでヘクサゴーストとなった。
※このゲームはラウンドの頭にサイコロを振り、基本的にそのラウンド中はその目をずっと使うことで、サイコロを振る手間を少なくしている。
塔の道順は、全員でどこを通るか決めていく。
レベル1の最初の敵だけは決まっており、(プレイしてる人は知ってると思うけど)例のスモールスライム、デカアゴムシ、シラミ、狂信者である。それぞれ正面に1枚並べて撃破していく。
正直、この画像をみて買おうと思ったくらいの驚きの再現力。
レベルに応じてボードはもちろん違う。そしてボスもカード裏面までしっかりと用意されている。
敵はキャラの前に並び、どれか一列を攻撃できるが、相手は正面のキャラに攻撃する。赤キューブでHPを現しており、サイコロの目でアクションが変わる敵もいる。
簡単に撃破できるのだが、このゲーム、原作と同じくHPにだけは注意したい。全体的にHPを回復する手段が少なく、なるべくやられないようにするのが大事なのだ。
ここらへんは軽く撃破した。
わし「あーー!! ネオーのボーナス忘れてた!」
しょうがないので、今更ネオーのボーナスカードを配って、それを行う。
最初のエリートはラガヴーリンというイカっぽい奴である。
原作に忠実に、最初寝とる。
エリートは順番に赤キューブを使ってアクションを行っていく。こいつは1ラウンド目は寝てるので何もしない。あとは順繰りに回るが、一番上の寝るには戻らない。
HPはクソほど高いので別途HPゲージを用意する。これは全員の正面にいるという形になる。
エリートは、各プレイヤー全員の正面という扱いである。プレイ人数によって、HPが違う。
これを皆でしばきあげていくのだが、これがかなり強い。
わし「やばい。もうHP5しかない」
mia「ブロック譲ろうか?」
ブロックは他人にもかけることができる。
以下、筋力あげてきて、マジでめっちゃ強い。
なんとかやっつけた。
もうありえんくらい、HPあるもんな。
しかしエリートを倒したらお待ちかねのご褒美がある。
カードとレリックである。
カードは各プレイヤー毎にあり、そのそれぞれの山からめくる。
レアカードは別途あり、レアカードゲットというカードを引いたら、レアカードを貰うことができるのだ。コモン、アンコモンは同じ山である。
レリックも通常のレリックとボスレリックが別れている。
エリート戦は通常レリックなので、1枚ずつランダムに配られるが、これをゲットするだけで嬉しくなってくる。
レアカードは、レアカードから貰えるというカードが混ざっており、それを引くとレアカードがゲットできるのだ。
レリックは少し小さいカードとなっており、紫はボスレリックだ。
カードの入手も楽しく、どのようなデッキを組み立てていくかを考えさせる。
それから?マークに向かい、好きなカードをアップグレードできるとあり、皆、うきうきと強化するカードを選んだ。
焚き火でHPを3回復する。
それから再び敵のさなかへ。
本家と同じく、HPを回復させる手段が少ないので、いつも戦いはギリギリである。
なんせ一人でも死ぬと全員負けなのだ。
コタ「無理なんじゃね?」
わし「確かに」
となりつつも、なんだかんだとギリギリで勝ち進んでゆく。
そして這々の体でボスにたどり着いた。
わし「皆、満身創痍で、今回はもうあかんやろ。参加賞やな」
相手がボススライムならいざ知らず、ヘキサゴーストやしな。
ただレベル1のボスはミニオンがいないのだけが助かる。
わし「HPはえーと、150」
mia「は? ひゃくごじゅう?」
わし「そう」
ボスキャラは人数によってHPが変わるが、桁違いのHPを持ってるのだ。
終始そーじろだけはわしのプレイ画面を見てたので、最後まで無理とか諦めの言葉がでない。
むしろ自分のキャラクターの能力を楽しんでいる。
ヘクサゴーストとの戦い。ひたすらデバフをつけて勝てた。。
後で書くが、アイアンクラッドのフィギュアの剣は曲がってない。
しかしこれがなんかやけくそでやったら勝ててしまった。
mia「勝ったじゃん」
わし「ほんまや。勝てた」
※実はルール間違いをしていた。どうにもPC版と混ざってしまって確認漏れだったのだが、相手にも自分にも載せる弱体化トークンは、ラウンド中有効ではなく、一発殴れば取れるのだった。今回はヘキサゴーストに弱体化つけまくってボコボコにしたのだ。実際は負けてたと思う。
わし「お待ちかねのボスレリックの選択や。ドラフト方式で、一斉に指さそう」
ボスレリックは人数+1枚めくられ、相談して貰える。
このお宝配分が楽しいのだ。
我が家は一斉にどんというドラフト方式。手に入れる時が楽しすぎる。
所要時間90分
そーじろ「やった!! レベル2やろう!!」
わし「いや、もう時間ないから無理。すべてセーブできるようになってるから続きはまた今度」
そーじろのコメント
楽しい。すぐにやりたい。
というので、二人でレベル2に挑んだが、負けてしまった。
ソマーリオ
本家Slay the spireを、よくぞプレイアビリティを下げずにボードゲーム版としてチューニングしたなあと感心することしきり。
ただそれでもやると煩雑なところがあって、そこは全員が慣れていくしかない。わし一人で管理するのは流石にちょっとしんどかった。
ルールブックには、本家との違いというのもまとめられてはいるが、どうしても先入観で間違ってしまうところもあってそこは反省して、次はルール通りやれるようにしたい。つうか、そーじろがなんせやりたいと言うので、レベル2もクリアしてしまった。間違ったルールで。
今回、結構時間がかかったので、もう個人個人でラウンドごとにどんどん進めていこうという方式を取った。危なくなったら相談しようとやったが、まあ、弱体化ルールの間違いなどもあってなんと60分で終えてしまった。
協力プレイ感がないので、一気にやるのも問題があるかもというのが認識だった。
コンポーネントはもう完璧といえるほど完璧で、よくあるフィギュアの剣が曲がってるとか全然なくて、カード、トークン、そして塔のボードなどおそろしく再現性が高い。
カード裏表仕様もめちゃめちゃよう出来てる。レアカードの扱いも素晴らしい。
レベル2。ミニオン連れてくる場合はこんな感じとなる。もちろん復活しやがる。
ファン向けの製品であるが、価格相応の出来に非常に満足している。
Slay the spireがたまらなく好きな人には実物のカードなど、持ってるだけで満足するのでぜひ買うて欲しい。
ちょうど、Slay the spire2がリリースされたことで、これの2版も出たら、今度はちゃんとキックスタートで買うと思う。
とか書いてる間に、Slay the Spire:Downfallがボードゲーム化されるとなった。一体これはなんやろ? と調べたら、どうやら非公式MODらしくボススライムが逆に冒険者をやっつけていくストーリーらしい。やたらとよく出来てて公式版と変わらない楽しさらしいが、非公式MODならSwitchでは発売はされんな。
ボードゲームの日本語版はクラファンが始まったら当然出資する。
ディフェクトはちゃんとオーブ持ってる。ただし3つだけ。こういうところは上手くチューニングしてある。
と、このようにベタ褒めしてるが、本家と比べてどうかと問われると、やっぱり色々準備や処理を手動でやる必要があって、手軽にプレイできるとは言えない。もっと集中してプレイしたいのに、ってのがある。
今回はわしが一人で管理してやって疲れたので、本家ファンとしてはBuonissimo、純粋なボードゲーマーとしては、とりあえず無印評価としておく。皆がなれると評価はあがる。
ただ他のレビューにあるように、協力プレイならではの良さってのはわしには感じられなかった。
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