氷上の格闘技アイス包茎…じゃなくてホッケー
肉と肉が炸裂しあい、ゴールを決める。
NHL最強王者スタンレーカップの覇者はどのチームだ!
プレイ感
兄貴が大学でホッケーを始めた頃、AHからアイスホッケーゲームが出た。その名はスラップショット。二人で買うて、一人2チーム率いてやりまくった。ホッケーのホの字も描いていないゲームだったが、出てくるキャラクターが愛らしくて、互いに好きなキャラクターを持ってた。兄貴はIron Allという道路工事のおっさんみたいなプレイヤーがお気に入りで、自分のポジションと背番号7が同じだったからだ。わしゃ、Pack Rogersが好きやった。
ところが、内装工事をした時にカードをバラバラになってしまい、半分もなくしてしまったのだ。それからずっと探し求めていたのだが、スラップショットは見つからず、リメイクされたファントムオブジアイスをヤフオクで入手出来た。TAM夫妻、ムゲン、mia、Keiの6人プレイにて。
手札は、フォワード3人、ディフェンス2人、キーパー1人の6枚。手番には、ドラフト、トレード、試合のどれかを行える。ドラフトは要らんカードを捨てて、同じポジションのカードを山札からめくる。トレードは、誰かを指名して、ばば抜きのようにカードを抜いて、同じポジションの選手を返す。試合は、指名した相手と順番にカードを出し合って、数字の高い方が得点をゲットという風にやっていく、トランプの戦争みたいな感じだ。6枚しかないので、6回、数字比べをやって勝ち負けを決める。

青がフォワード、赤がディフェンス、黒がキーパーである。この構成は変わらない。また4ばっかりのへぼいチーム状況やな。つかね、このキーパーなんで後ろ向いとんねん!
最初、みんな、自分の戦力というものが解らず、ひたすらドラフトをしていく。中には1/2とか0とか10とか例外もあるが、基本的な数値は1~7だ。わしゃ、ひっじょーに弱いけど、あちこちで「うわ、全然あかん」と声が聞こえる。
そんなに悪いんかいなと、ある程度戦力が整ったところで、試合してみる。
わし「じゃ、一番弱そうな声をあげてるムゲンと」
ムゲン「えー、やばっ、めっちゃ弱いっすよ」
わしの負け。。。_| ̄|○
わし「ごっつ強いやんけ!!」
ムゲン「えー、これって強かったんか。全然解らんかった」
おいおい、最強カードのスーパースター持ってて何を抜かしとんねん。

ようやくちょっとまともなチーム状態になった。後ろ向きのキーパーは居なくなりアントニザンボニーという6のキーパーがきた。これは文面で後述。赤で反転してるのはブルーザーという壊し屋プレイヤー。こいつと当たると、相手は故障して捨て札となる。この手のキャラクターは非常に重要で、点数は低くともチームに一人は欲しい。
そこから、大体の戦力が解ったのか、あちこちで試合の声が。
見れば、周り強いのなんのって。
mia「これって強かったの??」
2番目に強いドラゴンを持つmia。
TAM嫁「あー、これって強かったんや」
7のカード3枚も持っておきながら弱いはないでしょ。
と、一旦、戦力が解れば、わしゃ、当然…
わし「ドラフトじゃ!」
自慢じゃないが、わしのアキオ・キングスはむっちゃ弱い。何引いても戦力UPだ。
ムゲン「わー」
わし「(スーパースターキター!)ほな、これやるわ」
ムゲン「…むっちゃおじいちゃんじゃないすか!」
しかし、そこからスーパースターがわしの手元に来たのがばれて、あちこちからトレードの声が掛かる。
Kei「あきおくんとトレードします…ええー! じゃ、これ返します…」
わし「ふはははー、戦力アップじゃ」
TAM嫁「じゃ、あきおさんとトレード…わー、失敗したぁ」
わし「ラッキー、戦力アップ」
なんせみんな、スーパースターに目がくらんで、いつの間にか、そこそこ戦える戦力になってきた。普通、トレードされるとハイエナのように群がられて弱体化するんやけど、強化するとはw

試合風景。このように1枚ずつ出し合って勝敗を決める。一旦試合すれば、戦力がばれるので、人材が揃ってるチームはトレードで狙われまくる。
みんなは最初の戦力の強さを幻想して、やたらとトレードを繰り返しているが、わしは着々と試合を進める。弱くなったのを見計らって試合じゃ!
負けるか。。。_| ̄|○
しかし、そのおかげでやたらと時間を食うてしまい、半分で終わろうという事になった。本来なら10試合勝てば、その時点で1位、2位のチームがスタンレーカップを7試合連続行って勝者を決める。これを短縮して5試合とした。
終始、ドラゴンを擁する強力なチームを抱えたmiaが、リードを保つ。
Kei「あきおくんとトレード…えー」
わし(なんか後ろ向いてる0のキーパー持っていった。うお、7のキーパーAntoni Zanboniがきた)
Kei「くっそー! なんでこいつ後ろ向いてるんすか!」
わし「わははは。このゲームのキーパーって、そんなに重要じゃないから、ドラフトしてまで変えようと思わんのよな」
しばらくは後ろ向きキーパーのまま試合をするKei。しかし堪忍袋の緒が切れたのか
Kei「こいつむかつくからドラフトします」
そのころわしには最強キーパーのSumoがいた。
わし「こ、これは、わしらが学生時代、最強キーパーと言えば、これしか居らんと話し合ってたデブやん」
ホッケーのゴールポストはサッカーに比べて格段に小さい。小さいが故に、ホッケー選手はみな、これ全部覆えるくらいのデブやったら点数取られへんのちゃう? という夢のゴーリー計画を夢想するのであった。ただ座ってるだけである。それで150kmを超えるバッティングを止め、ゴール角を狙う絶妙のスラップショットも、肉の壁に意図もたやすく阻まれる。最強どころか、パーフェクトキーパーと言っていい。おお、すげぇ!
…
わし「つうのでどや?」
主将「そんなん、ごっつ格好悪いやん」
わし「阿呆、格好悪いもええもあるか。最強やん」
主将「確かに。単に凄いデブ?」
わし「うん。単に凄いデブ」
主将「座ってるだけ?」
わし「うん。座ってるだけ。スケーティング必要なし」
…学生時代の会話を思い出されるぜ。
まあ、でも格好悪い。スラップショットの時、最強キーパーはCrease Lightningといってちょっと格好良かったのだが、Sumoになってかなり格好悪くなった。

かなり戦力が揃ってきた。8はスーパースター、ドラゴンの9に次いで強い数値。ちなみに昔のスラップショットでは7が最強だった。前方に見えるのがカナダの至宝グレツキーのパロディキャラ。当然8だ。
わしはこんな状況のなか、試合をメインに繰り返し、なんとか2位の位置につける。
問題はスタンレーカップだ。スタンレーカップを行うには、必ずといって良いほどブルーザーの存在が必要なのだ。
ブルーザーというのは、壊し屋に命名されるプレイヤーで、数字が赤抜きになってる。こいつと当たった敵選手は、通常通り得点解決後、怪我をして捨て札にされる。そしてやられたプレイヤーは試合終了後、ドラフトのように補充する。ブルーザーはディフェンスにしかいない。ホッケーというのは喧嘩というイメージがあるように、ディフェンスに気の荒い連中をおいておくケースが多々あるのだ。
…
主将「ディフェンスおもんねぇ」
わし「ええやんけ。アイシングとか取ったらええやんけ」
※アイシングとは、相手チームが苦し紛れにパックをこっち側に放り込んだ時、味方選手の誰かが先にそのパックに触ると、相手のキーパー前でフェイスオフとなるホッケーの特殊ルールである。これを取りに行くのは基本的にディフェンスの役目なのだが、結構しんどい。何故なら、相手チームのフォワードからすれば、放り込んで先にパックに触ればそのまま攻撃が続くチャンスとなり、本気で突っ込んでくるので、ディフェンスはそうさせないように本気で走らないと駄目なのだ。そのくせ、取れるのは当たり前という評価をされる。
主将「もの凄い地味やん。ナイスアイシング取り! みたいな声援ないやん。フォワードみたいに、ナイスゲット! みたいに騒がれたい」
わし「だから?」
主将「おもんなくてむかつくから、ラフになるわ」
…だそうだ。というわけで気持ちの後ろ向きなディフェンスにはラフプレイヤーが多い。
で、このブルーザーの存在は非常に重要だとわしの兄貴の学説では唱える。
スタンレーカップにおいてはむしろ、ブルーザーなら0とかの数字でも、7の数字よりも重要である。 by兄

このゲームはキャラクターの絵柄が大事。タイトルとなっているファントムオブジアイスはなかなか良い感じのキャラである。強さが6と控えめなのもいい。左のポストみたいなキャラクターは、キン肉マンに出てきそうでダサいのう。。。
しかし、その危惧した事態が、起きてしまう。ブルーザーがトレードで抜かれて手元にいない状況の時に、miaがリーグ優勝を決めてしまった。
mia「やった!」
これから2位につけてたわしとプレイオフである。
現在の戦力的には、miaの方がやや上。しかもmiaにはブルーザーが一人いる。
7回戦で勝敗を決するスタンレーカップでは、いくら得点力のあるプレイヤーがいてもブルーザーにやられると、次々に戦力が落ちていくのだ。
補充はするが、2とか1とかの選手ばかり。とほほ
結局4連敗で完敗。
所要時間90分
TAM&TAM嫁のコメント
秀逸なカードゲームと思います。二人ともかなり気に入ってます。
仕掛けるタイミングが難しかったですね~
ソマーリオ
ファントムオブジアイスのリメイクのパワープレイも買うた事がある。メンバーはファントムオブジアイスとほとんど変わらないが、こちらも現在絶版となっている。
久しぶりにやってみて、スラップショットよりルールが改善されてるなと感じた。特にキーパーのルールは上手く出来ている。スラップショットでは相当荒削りだったのだ。なんか数字なんかほとんど関係なくサイコロを振って決めてた気がする。
メンバーも、タイトルとなっているPhantom of the Iceを筆頭になかなか味のあるキャラクターとなっているものもいるが、ドラゴンなんてよく解らないファンタジーキャラクターが増えてるのは個人的には好きじゃない。
元々スラップショットは、パロディによってキャラクターが出来ていたので、増やすならファンタジーじゃなくてパロディのみでせめて欲しかった。といってもパロディはファントムオブジアイスにもたくさんいるが。例えばNetskyなんてもろNHLの至宝ウェイン・グレツキーのパロディだし、前出のPack Rogersはバックロジャースというアメリカのヒーローである。
他にも弱いと見るや、そいつに試合ばかりを申し込むハイエナ戦法も、全員に勝負を挑まない限り、同じ相手を試合相手に選ぶ事は出来ないというルールで上手く禁止した。実はこのルールはパワープレイでは、用意されてなくて10人でやった時に、ぼこぼこに狙われてすっごくつまらなかった記憶があるので、是非採用して欲しい。
素晴らしい! というシステムでもなく、ほんまにキャラクターものでワイワイ愉しむタイプのゲームなので、あまり期待してやると肩すかしを食らうだろうが、キャラクターに思い入れを作れば、うちのチームのエースとかそんな会話が楽しいゲームでもある。10人までの多人数でも出来るので、集まったときに出したりするのだが、評判はかなりいい。誰にでも解る明快ルールで、パーティゲームのノリで楽しめる。それにしても思い出のスラップショットが欲しいなあ。誰か譲ってくれんだろうか。ほんまに探してるのでお願いします。。
実はその後、素敵な申し入れがありまして、とある方から完璧な自作製カード一式を頂き、またその後、驚きの未開封新品を手に入れる事が出来ました!
お二方、本当にありがとうございます。