Obsession - オブセッション
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オブセッション
Obsession

デザイナー:

Dan Hallagan

メーカー: Kayenta Games

プレイ人数・時間: 1~4人 / 120分

2026年7月11日レビュー

あなたは19世紀半ばのヴィクトリア朝イングランドで、名門ながらも経営難に陥っている一族の領地の当主です。
数十年にわたる不況を経て、一族の運命は好転しつつあります。あなたの目標は、領地を改善し、ダービーシャーで真に影響力のある一族との関係をより強固なものにすることです。

プレイヤーはヴィクトリア朝時代の上流階級(英国の社交界の上流階級)のカードデッキを構築し、中央集権型の建築市場から建築タイルを入手して邸宅を改築し、斬新なワーカープレイスメントの仕組みを利用して執事、家政婦、副執事、メイド、従僕、フットマンといった多数の使用人を操ります。
キツネ狩り、音楽リサイタル、ビリヤード、政治討論会、舞踏会といった格式高い社交イベントを成功させることで、プレイヤーの富、名声、そして上流階級との繋がりが深まります。

プレイ感

Ottimo会もラス2

COQ「今日はテンデイズゲームズで、日本語の取り扱いをして貰うと持ってきたゲームがあります。これです」

タナカマ「オブセッションかぁ」

COQ「これ、作者のこだわりが凄くて、是非日本語化して欲しい」

わし「複雑そうなん持ってきたな」

COQ「ルールは多そうに見えますが、やってみるとすんなり理解できるタイプです。今日はえりえりがいないのであきおさん対応できないですが、大丈夫だと思います」

わし「プエルトリコみたいにルールが多くてもイメージつくやつならすぐに覚えられるんやけど、最近のはルールのためのルールでひねくったもんが多くて覚えられへん」

COQ「ファーストラット、まったく理解できてませんでしたからね」

タナカマ「え、あれ駄目でしたか」


まずはイギリスの貴族を選ぶ。貴族によって能力が違うし、家紋の入った箱に入ってる。
わしは唯一名前だけ知ってるヨーク家を選んだ。

なんと、貴族カードに名前と肖像画が描かれてる。びっくり!

わし「これ本物なんか?」

COQ「調べてないので分かりませんが、多分そうなんじゃないですかね」

めっちゃ、あがるぅ!


驚くべきことにカードは全て違う肖像画と名前が描かれている。能力はアイコン化されてるので分かりやすい。


ゲームの目的
プレイヤーの目的は、自身の領地を改修し、社会的評判(名声)を高め、有力なフェアチャイルド家との関係を築くことです。最終的に、領地の改善、ゲストとの人脈、目的カードの達成、名声、資産など、複数の要素から得られる勝利点を最も多く集めたプレイヤーが勝者となります。

ゲームの進行
ゲームは「ラウンドトラック」に沿って進行します。全部で16ラウンド、いくつかのラウンドがまとまって「シーズン」を構成しており、そのタイミングでフェアチャイルド家の恩恵を得ることが決まります。

手番
各プレイヤーは自分の手番で、主に以下の8つのステップを実行します。

1. 使用人のローテーション: 「使用人宿舎」にいる使用人を「利用可能サービス」エリアへ移動させます。
2. ラウンドトラック等の確認: 特殊なイベントや、所有する施設(モニュメント等)の確認を行います。
3. アクティビティの開催: 自分の領地にある「改善タイル」から1つを選び、イベントを開催します。
4. ゲストの招待: 開催するアクティビティに必要な、手札の「ジェントリカード(ゲスト)」を配置します。
5. サービスの提供: アクティビティやゲストが必要とする「使用人(執事、家政婦、従僕など)」を配置します。
6. 恩恵の獲得: アクティビティやゲストから、お金、名声、新しいゲストの招待などの報酬を受け取ります。
7. 建設者市場からの購入: お金を支払い、新しい「改善タイル」を購入して領地を広げます。
8. ボードの整理: 使用した使用人を「休暇エリア」へ移動させ、使用したゲストを捨て札にするなど、次のターンの準備をします。

重要な要素
* 名声: プレイヤーの名声レベルによって、招待できるゲストや開催できるアクティビティのランクが制限されます。
* 使用人: 各ゲストやアクティビティには特定の職種の使用人が必要であり、適切な管理が求められます。
* 求愛: シーズンの終わりには「求愛」が発生し、そのシーズンのテーマに沿って最も領地を改善したプレイヤーが、フェアチャイルド家からの恩恵や勝利点を得られます。

パス
手番中にアクティビティを開催できない、あるいはしたくない場合は「パス」を選択できます。パスをすると、捨て札になったゲストをすべて手札に戻し、すべての使用人を「利用可能」な状態にリフレッシュできます。

こうして16ラウンド行い、勝利点が高いプレイヤーが勝利します。


COQ「これ、フェアチャイルド家めっちゃ強いんで、各シーズンでの求愛判定は非常に大事ですよ」

4回ある求愛フェーズで、フェアチャイルド家がどれを重要視するかランダムに決まる。最初はスポーツタイル(緑)であった。スポーツ関連施設タイルの勝利点の高いプレイヤーがフェアチャイルド家夫妻のどちらかを選んで手札にし、次の判定まで使えるのだ。

ヨーク家のわしは使用人(白)が多く、上手くタイルを裏返しにできた。


貴族によって使用人やお金などの初期セットアップが違う。
ボード中央の使用人駒、大きな山のデッキは下位貴族カード、小さな山のデッキは上位貴族カードで、ゲーム中に手に入れるものだ。

基本的な流れは、タイルをひっくり返すために必要なリソース(駒と貴族カード)を使っていくことだ。

最初の手番は、3ラウンド目にある街祭り(VillageFair)のためにPrivate Study(茶色)タイルをひっくり返しておくのが上策である。これによって収入が増える。

わし「つーか、これ初手にやるのん決まってるんちゃうの?」

COQ「そうでもないんですよ。やらなくても勝てるっぽいです」

初心者のわしはまずこれをひっくり返すことにした。
必要なソースは、執事駒(青)と2ファミリーカードである。
初期手札にはファミリー以外にも居候みたいな客人がランダムで2枚貰える。ファミリー指定なのでファミリーを2枚出せばいい。

このカード指定には他に、男性、女性、誰でも、がある。
タイルをひっくり返すと共に、各カードが持っている特殊能力が発動する。
お金貰えたり、名声あげたり、といったことだ。タイルに書かれた必要なカード数が多ければ多いほど一発で効果を発揮するが、条件をしっかりと見とく必要がある。
強力なカードを参加させるには、別途、お抱え駒が必要なことが多いのだ。


ゲームは16ラウンド。ラウンドにイベントが書かれている。本来ここにはフェアチャイルドの2枚のカードが置かれるのだが、すでにわしが獲得してしまっていた。

さすが名門貴族である。
没落したとはいえ、お抱えがいないと、着替えも出来ない。

タイルをひっくり返すと、勝利点があがるのが多い。ひっくり返したタイルをもう一度使うこともできるが、その場合は、タイルの勝利点が変わらずということになる。が、変わり種のタイルがあって、ひっくり返る毎に、色が変わるのもある。

わし「これひっくり返ってるかどうか分かりにくいやん。色で区別したらええのに」

COQ「それは庶民の考えです。貴族はちょこんとマークがあれば美しく見えるんです」

しもうた! わしのこと貴族階級とか思ってる人おったら、これでばれてもうたやんけ。

裏にちょこんとバラの絵が書かれてる。わかりにくー


タイルを購入して、ひっくり返して使用済みにして、とそんな感じで使っていく。
右上の5タイルは家格を表す名声点で、これが低いと上位の貴族を招くことができないのだ。

そんなこんなで、わしが緑攻めしてると

COQ「あー、それ買われてしまったか。もう駄目だ。初回はあきおさんですね」

ちゅうわけで、フェアチャイルド家の支援を受けることになる。

わし「あれ、これどっちがええの?」

COQ「女性の方が強いです」

まあ、確かに女性の方が、2名声点と上位の貴族カードをゲットできる。男性は3名声点だけだ。

COQ「これ、貴族カードは2種類あるんですが、上位の貴族はめちゃめちゃ強いですよ」

ただ貴族カードには招かれてもいいランクがあって、名声が5点毎に(1周回るごとに)1ランクあがり、初期のランク1やと招かれるカードが限られるのだ。

それをうちやぶるコックかわさき駒(オレンジ)があり、これを持ってると2ランク上のカードまで招くことができる。初期でこれを持ってるのはあっきー家だけだ。
貴族も食い物には弱いと見える。ブリカスのくいもん、クソまずいからこうかはぜつだいだ。

そしてここでフェアチャイルドパワーが炸裂する。
名声あがるわ、上位の貴族カードゲットできるわで、凄い!
上位貴族には700ポンド持ってくるとんでもないのもいる。

1回使うとお疲れモード(捨て札)になるが、パスすることで再び手札に復活できる。
このゲーム、パスというより、他にも色々できるので、パスという概念はちと違うところがあるが。

なんせシーズン中に2回は稼働させることができる。
使えるもんは親でもなんでも使えだ。

お抱え駒は、1回使うとお疲れモードに入り、2ラウンド経たないと使えなくなるが、上位互換の駒もあったりして、そもそもこれこんなに駒いらんのとちゃうか?


使用人駒は利用すると、お疲れモードに入り、2ラウンド経たないと戻ってこない。
名声点はマックスになってる。小さい黒駒をくるっと1周させると1上がる。

COQ「まあ、最後は1駒1点なんで」

まあ、それもそうか。どんなけ抱えるかは貴族の務め。

次もその次もわしがフェアチャイルド家の支援を受け続け、名声ランクもMAXとなった。

わし「どんな奴でもご招待や」

COQはモニュメントにこだわった。名声、毎回1点ずつ貰えるけど、そんなん要らんわ。

COQ「モニュメントは強いんですよ」

こだわったのは、モニュメントを持ってると、勝利点があがるカードがあったからでもあったようだ。

もう最後はフェアチャイルド家要らんくらいになった。
なったけど、最後はそのまま勝利点と化すので、ゲットしたい。

皆の名声ランクもMAXになった。
結構、名声ランクはMAXになりやすいとの事。

ところが、

COQ「じゃ、こいつの効果であきおさんの名声下げますね」

わし「なんでやねん。横綱と同じくMAXいったら降格ないんちゃうんか?」

COQ「あります」

最後の最後のすかしっぺみたいな事されてランク6にダウンされた。勝利点に影響する。
最終手番なのでそのままゲーム終了。


COQのクソプレイにより名声を6にされてしまい、ゲーム終了。タイルが重なってるのは、単にスペースがなかっただけ。

なめとる。

しかし得点計算は、終始フェアチャイルド家の支援を受け続けたわしがトップだった。

でもあっきーとはそこまで差が開いてなくて、危うかったので、バランスは取れてるように思う。

所要時間2時間15分


得点計算。

COQのコメント

意外と時間が掛かってしまった。
これ拡張も込みなんです。なんせ作者のこだわりが凄くて気に入ってます。

タナカマのコメント

日本語版出しても数が出なさそうなテーマですね。ロット的に少しむずかしいかも。

ソマーリオ

確かにテーマがブリカスの貴族ということで、刺さる人には刺さるが、一般受けしなさそうな感じ。
日本語版が出たら是非欲しかったのだが、しょうがない。

COQの言うようにこだわりが凄くて、肖像画付きのカードや、多種なお抱え駒、家紋をあしらった小箱など貴族感が味わえる。
コンポーネントはまったく素晴らしい。庶民的に見難いところあるけど許容範囲。

ゲームのプレイは今回は時間が掛かったが、実はやってることは珍しいところは何もなく、もっかいやったら1時間ちょいで収まるだろう。
ルールはイメージがつきやすく覚えやすい。

日本語版じゃなくて、英語版でもいいかと調べたら、元々高いのにプレミアム価格となってて、日本語になっていないというマイナス面をも加味するとやめることにした。
日本語版ならこの価格でもいってた。

わし「あのクソ高いファウンデーションオブローマもサンセットの色付きで買うたからな」

タナカマ「え、あのクソ重いのん買ったんですか? なんか知り合いが聖闘士星矢のクロスみたいな感じで持ってきたのをやったことあります」

わし「どうやった? おもんなかったらかなり高かっただけに悔しいな」

タナカマ「面白かったですよ」

ホッとした。

ちゅうわけで、COQにしては大事に扱ってると思われるのは、シュリンクのビニールを上に被せたままにしてたことだ。いっつもほかすのに。

テーマも雰囲気もとても良く、奇をてらったシステムではないが、非常に分かりやすい良いゲームやった。
上流階級の気分が味わえる。お茶会してるだけやけど。

思ったんやけど、これ日本ローカライズ版作ったらめちゃめちゃ熱いんちゃうの? フェアチャイルド家を天皇家にして、その皇室をめぐる華族の争いみたいな。近世なら麻生家、安倍家、鳩山家、細川家が出てくる。

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