バンダイ

2人
15分

妖怪つみつみショーギ


妖怪ウォッチが将棋になった。
強力な妖怪を召喚して相手をやっつけよう。

プレイ感

去年、まだ妖怪ウォッチがぎりぎりホットやった時代に、オビ湾とこで書いてた妖怪つみつみショーギってのがおもろそうやったので購入した。一度はコタとやろうと思ったが、なんで日本の玩具メーカーが書いたルールってのは余計な脚色が多くて読みにくいんやろと、一旦は挫折した。単にルールを淡々と順番通り書けばええのに。知りたいことがぱっとでてこん。
そして改めて、意を決して再び読んで、コタとやってみる。


まずは準備から。王将タイルを裏返しに3つ並べて王将マスに置く。12枚のタイルを裏向きにシャッフルして自分の山札としておき、そこから2枚を手札にする。

手番は、山札から2枚引く。それから引いたタイルを出陣マスに(複数)置いてよい。出陣の仕方は、召喚したい妖怪を一番てっぺんにして、自分も合わせてその妖怪のレベル数のタイルを下に山積みにして出陣マスに置く。例えばガブニャンならレベル3なので、他に2枚のタイルを下に敷いて出すという事だ。下になっているタイルは、ただのHP代わりとなり、妖怪として扱わない。ガブニャンなら3ダメージで気絶するという事だ。


王将駒は単にやられるだけでHP3である。手番には2枚、自分のデッキから引いて、それらを組み合わせて出陣マスに召喚するだけ。召喚してすぐに移動もできる。

それから妖怪タイルの移動規則にしたがって、タイル毎に移動と攻撃を行う。攻撃してから移動もできる。攻撃は縦横に隣接した敵タイルである。妖怪の特殊能力で、斜めに攻撃できる奴とかもいるが、そこらへんは妖怪タイルに書かれてある。

攻撃側だけがサイコロを1個振る。出た目に妖怪のレベルを足して、防御側の妖怪のレベル以上であれば、攻撃成功で、防御側は下になっているHP代わりのタイルを1枚手元に戻す。もしクリティカルなら自動的に攻撃成功で、2枚手元に戻させる。さぼるなら自動的に攻撃失敗だ。戻されたタイルは再び召喚につかって良い。一番上のタイル(つまり召喚した妖怪)を戻す必要があった場合、その妖怪は気絶したことになり、手元に戻さず気絶エリアに置く。


基本は縦横。斜めに移動できる駒や桂馬飛びできる駒もあるし、斜め攻撃できる駒もいるが、それはすべて駒に描かれている。移動後攻撃や攻撃後移動できるので、展開は早い。

王将については、サイコロを振ってさびる以外なら、攻撃成功して、王将タイルを1枚めくり、その効果を適用する。王将についてはクリティカルも、2ダメージ攻撃も、全て無効で1ダメージずつしか与えられない。

こうして、王将を3回やっつけるか、相手のタイルを6枚気絶にするかしたら勝ちである。


攻撃側だけサイコロを振って、自分のレベルを足す。防御側以上であれば攻撃成功でHP1減らす。クリティカルの目は自動的に攻撃成功でHP2減らす。ただし王将への攻撃はさぼる以外の目はすべて攻撃成功でHP1減らすだけだ。左に並んでいるのはやっつけられた駒である。HPを0にまでして初めてここに並べられる。6枚やられると負けだ。

先行のコタは、1枚でツチノコ召喚。わしは3枚積んでワルニャン召喚。

面白いのは、レベル5のタイルなんかはすぐに召喚できないので、HP代わりとして出しておけるところだ。わしのワルニャンの下にはレベル5の土蜘蛛が眠っている。下にするということはこれは妖怪ではなくただのHPなのだ。

ツチノコは意外と手強く、特殊能力はさぼらないだ。わしのワルニャンのHPが削られた。
わしもワルニャンで殴り返して、一撃で昇天させる。

しかしさらにトゲニャンを繰り出してきて、わしのワルニャンもとうとう、気絶させられてしまった。

ワルニャンのHPとして出していた土蜘蛛が返ってきたので、5枚集めて召喚する。しかし時は既に遅くてコタは、波乗りガッパでぐいぐいと王将に迫り、ガンガンガンと王将を撃破されてわしの負け。

所要時間30分


後半になると手札が増えるので、強力な駒が登場する。

ちょっとルール確認しながらやったので時間が掛かってしまった。

もっかいやろうという事で、やってみたが、またしても王将がやられて負け。

そして翌日、再び対戦。

ここでは気絶させられやすい弱いレベル1のタイルを使わずに、一気に強力なオロチを送り込み、HPを削り特殊能力の4回攻撃を使って、各個撃破しまくってあっという間に6枚気絶させて勝った。

所要時間15分

ソマーリオ

このゲーム、最初から対戦できるセット以外にTCGの要素があり、追加の妖怪タイルをがちゃがちゃで買えたり、ブースターパックで買えたりもできた。出来たらしいのだが、今は完全にオワコンである。アマゾンでもブースターパックはたたき売りになっており、まったく流行っておらず、セットも第二弾は出なかった。発売は去年の9月だが、1年経った今、いやそれよりも早く、最初からオワコンであったといっても過言じゃない。

今回、レビューしたのは、こんなによく出来たシステムなのに勿体ないと思ったからだ。

オビ湾の情報を読むと、元々バトルブレイクというゲームがあって、そのシステムを流用したっぽい。安易に今流行っている妖怪ウォッチに載せ替えたろ、と思ったようだが、全然人気が出なくて、その思惑が見事に外れた。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いのあった妖怪ウォッチであってもだ。そうなると明らかにクソゲーだからと思われがちだが、やってみるとかなり良いシステムなのだ。なんで流行らなかったのかは正直解らない。

前置きが長くなった。

このゲームの素晴らしいところは、なんといっても召喚システムだろう。煩雑で管理に面倒なHPという概念が積むというシステムでエレガントに表現されている。個体特有のHPが一目瞭然で、強い妖怪ほど召喚しにくく、数が少なくなるというのもよく出来ている。これだけで買う価値はある。

欠点は、妖怪の特殊能力に解りにくいところがあるところである。例外処理で困るパターンがありそう。特殊能力が多いのでプレイ感が粗いところがある。
また王将がやられた場合の効果、誰が解らない。おそらく、王将の持ち主が有利に働くように動くのだろう。

他にただの紙のタイルにこの値段はないと思う。おそらくそれがこのゲームが流行らなかった要因であるように思う。ただし、いまは対戦セットでも1000円を切るなど思いっきりたたき売りになっているので、ここはむしろ長所となっている。わしなんかブースターパック20セットでも送料込みで1000円切っていたので購入した。

ブースターがなくても、基本対戦セットでも十分楽しめるので、是非おためしあれ。
あ、しまった。これで700レビュー目やったのか。Buonissimoゲーム選ぶのを忘れてた。

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