夜中の音楽室では、誰かを求めて「手」だけが動く……
「手」に近づいたら、指さされるぞ!
指さされてしまったら、恐怖の指令から逃れられない……
この恐怖に耐えられるのか?!
タカラトミー 平成18年
2〜4人 9才〜成人向き
10分
運命の手 -音楽室の怪-
ホラー学園のうわさ
。深夜、誰もいない音楽室から、ピアノを弾く音が聞こえてくる。決して、音楽室に入ってはいけない。切断された手首がピアノを演奏しているからだ……
プレイ感
最初、
ホラー学園のうわさ
シリーズはこれだけ買えばいいかと思った、最も凝っている音楽室の手首である。今となってはこれが一番つまらんかもしれんのうと、出してきた。
電源をつけると、手首がガーガーいいながら、回りだし、指差してくるのだ。指差されたプレイヤーはカードを引く。
ゲームは二種類出来る。恐怖の指令ゲームでは、カードには空気イスを10秒間やれとか、ゲームが終わるまでジェスチャーをしろとか、校歌を歌えとか、まさにパーティー中のパーティならではの指令がある。これはさすがに二人でやるのはさぶかろうと思い、もうひとつのおばけめくりルールでやることにした。こちらは、カードをめくると学校にある備品が描かれているのと、お化けカードがある。お化けカードを2枚引いたプレイヤーが負けで、他のプレイヤーは学校の備品の点数を足して勝者を決める。
これ、絶対二人やったらつまらんわ。だって、全然、誰もおらん所ばっかり指されたら興ざめやで。
とかいいながらやってみた。(゜▽゜*)
がーがーがー…
う、こわっ
なんか気持ち悪い。
BBの正面をびしっと指差した。
BB「あー、しかも幽霊カード」
ビシっ! う、なんか妙に気味が悪い。これでぐにぐにぐるぐると回るのだ。指さした後に、また元に戻る動作を行うのでしばし待つ。
スイッチオン
がーがーがーがー
妙に気持ち悪いな、これ。
ビシっ
いや、そこ居らんで。
がーがーがーがー
ビシッ
また同じBBの隣を指した。
わし「ひょっとしてそこ誰かおるんちゃうの?」
BB「もー怖いこといわんといてよー」
これがおばけめくりカード。おばけを2枚引くと負け。学校のカードは、点数になり、誰かが抜けた時に一番得点の高いプレイヤーが勝ち。おばけ可愛い。
がーがーがーがー
びしっ
わしか。しょうないのう。う、おばけ。
がーがーがーがー
(デブは誰でしょう? デブは誰でしょう? …)
ビシっ
BB「わー、また私や。あー、お化け2枚目」
勝ち。所要時間5分
BBのコメント
これ、なんかおもろい動きするなあ。
ソマーリオ
二人やと、やっぱりゲームとしては微妙な感じ。これをふたりでやる事自体邪道もええとこやけど、今回はまとめてレビューしたかったので無理矢理やってみた。多人数でやればこれはなかなか楽しめるゲームやと思う。動きは気持ち悪くて、深夜にやるとこれもまた妙な盛り上がりを見せるかも知れない。
時々わしがやったように、そこに誰かおんのちゃうの? とか脅かすと、まさに怪談グッズそのものになるだろう。とくに手首が指差すという行動は、心霊現象と結びつけると、ほんまものが来てもおかしくない。
パーティーパターンでわいわい楽しむのもよし、深夜に幽霊パターンでやるのもよし。3ゲーム中最も凝っている代わりに価格も高いが、色々と応用のききそうな玩具である。例えば学校で、恐怖の指令に「宿題3倍」とかカードを作ってやれば大いに盛り上がるだろう。そのためにブランクカードも用意されている。
手首は、指先にゴムグリップが付いているので、机の上など(まさに小学校の机で出来る作り)、摩擦の低いところに置かないと、上手く回転してくれない。テーブルクロスも取り除いてやろう。唯一の欠点は、単三電池3本必要なところだ。3本は辞めとけっての! それやったら4本にしろよなあ。電池余るねんて。ついでに言うと、指すときに「お前だ!」みたいな音が出るともっと良かった。でも手首が声だすのもへんか。。。
ホラー学園のうわさの総評として、全てが全て、意外とおもろかった。まったく期待せずに購入しただけに、そんな風に余計思ったのかも知れないが、子供らはきっと大喜びだろう。大人は子供に付き合う形で遊べばいい。こういった怪奇のシリーズものは大人になった今でもわしゃとても弱い。今んところ3つ。続編でーへんかなあとBBと話し合った。あと4つ出れば七不思議となる。二人で出した結論は、理科室、プール、非常階段、トイレ。いかにも幽霊が出そうなところだと思うのだが。
こちらが
ホラー学園のうわさ
の公式HPね。Flashムービーがあって作り込んであっておもろいでー。しかも怪談ブログもある。これで暑い夏もひんや〜り
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