|
Peter McPherson
|
AEG
ケンビル
|
1〜6人
30分
|
タイニータウン
資材キューブを4マス×4マスの個人ボードに並べて町づくり!
特定の配列に並べられたキューブを支払うことで、建物を建築することができるのです。
ただし、全員が配置する資材キューブの種類を決めるのは、
毎ターン交代する”棟梁”を担当するプレイヤー!
自分のやりたいことをやるも、他人がやりたくないことをやるも棟梁次第!
もどかしさ!悩ましさ!楽しさ!可愛さ!
全てが詰まった話題作が日本上陸です。
プレイ感
正直、前回レビューしたアバブ&ビロウと区別が付いていなくらい当時、適当に買うたボードゲームである。ルールを読んでも個人的に面白さにピンとこない。ただ世間的には人気が高いようで、とりあえずおもんなかったらすぐ売ったろという感じでやることにした。またか。
コタ13歳、そーじろ9歳、miaの4人プレイにて。
まずはセットアップで、各コマに応じた建物カードに分かれており、それを本来はランダムに1枚ずつ用意するのだが、最初はオススメのカードを使うことにした。これ以外のカードは使わないので箱に戻す。
各自、個人ボードと、塔の建物カードを2枚ずつと塔駒1個を配る。最初に用意したカードは全員が共通で建てることができるのだが、塔のカードは自分だけがどちらか1個だけを建てることができる。
お勧めのカードを並べる。一番左の宿屋は毎回登場するが、他のカードは色ごとに役割が決まっており、2回目からはシャッフルして選出する。
そのプレイヤーだけが建てられる紫のカードは2枚のうち1枚だけを建てることができる。
この隠し効果のおかげで、資源駒の選び方に変化がおきるようになっている。
ルールは非常に簡単。
棟梁となる親プレイヤーが欲しい資材を宣言する。全員が同じ資材を1個ずつとって、同時に自分のボードに配置する。各マスは1個しか駒を置けない。
それから、建物カードの形に資材駒を置いてたら、その建物に置き換えても良い。場所は資材のあったどこか1箇所である。一気に複数建てても良い。
棟梁は時計回りに回る。棟梁駒があるが、すぐに順番が回るので、これを回すのが面倒やったりする。
どこにも置けない場合、ゲームから抜ける。自発的にゲームから抜けても良い。
残ったプレイヤーで棟梁を回して、全員が抜けたらゲーム終了。
得点はカードに書いてあるとおりだが、常に出てくる宿屋は、食べ物が供給されないと3勝利点貰えない。食べ物はオレンジの建物から供給される。ちょっとここがイメージがつきにくいが、最初のオススメの農場やと、1個立てたら4個までの宿屋が勝利点を貰えるということだ。5個宿屋を建てると2個農場が必要になるので、効率的に建てるには4,8,12という感じになる。このように食糧供給必要な建物はカードの右上のアイコンの左に小さなアイコンが描かれている。
コタ「じゃ、僕から。ガラス」
全員、ガラスを配置。
親マーカーを回す。
mia「レンガ」
全員、レンガを配置。
親マーカーを回す。
このように資源駒を配置し、建物の形に並べることができたら・・
わし「もちろん、あれよな」
そーじろ「小麦」
皆「よっしゃ」
そう、みな、宿屋を建てた。
このように資材駒の置いていたどこか1箇所に建物駒を置く。隣の木材はすでにラウンドが回ったので残ってるので気にしないように。
白のでかいハンマーが親マーカー。
わし「というか、これ親マーカー回すんめっちゃめんどいからやめよう」
なんせテンポが速いもんやから、これを回す必要は面倒なだけ。
さてこのゲームは中盤あたりから建て方によって阿鼻叫喚となる。
わし「木材」
mia「もう木材はええねん!」
そーじろ「ガラス」
わし「やめろー!」
必ず資材駒は置く必要があり、マス目は限られている。
そうなると自分が建てたいものが建てられなくなるのだ。
ただ1回目は割と温和に終わった。というのは、オススメの建物やったからかもしれない。
miaはそうそうに紫の建物を建てた。
わし「え、なんでそんな簡単に?」
見ると、結構簡単な資材でできるのだ。
わしのは2枚ともかなり資材が必要で複雑だ。
その後わしも紫のバレット城を建てた。
コタ「あ、終わったわ」
なんかルールを勘違いしてたみたいで配置がおかしかったらしい。
でもよく見ると回避できるので説明するとそのまま続行となった。
わしは序盤に宿屋を建てて周りを井戸で囲む作戦にした。
井戸は宿屋の隣だと1勝利点入る。
というか、周りみんなそんな感じ。
これが1回目の失敗やったかも。井戸みたいに建てやすい建物はもっと後半に埋めていくべき建物やった気がする。
mia「もう無理。終わり」
mia、終了。
miaを皮切りに次々に離脱してゲーム終了。
盤上に残った資源駒をすべて取り除き、勝利点の計算。
わしが22点でトップ。コタはわずか4点。
わし「ぎゃははは、4点て!」
所要時間25分
わしの最終。宿屋と井戸だ。
そーじろ
4点のコタ
せっかくなんでもっかいやろということに。
今度は、シャッフルしてランダムにカードを出す。
今度の目玉は工場である。こいつはなんと、資源駒を3個まで置いとくことができる。1個につき勝利点マイナス1だが、前回、資源置きに苦しかったので、ぜひとも欲しいところ。
というわけで最初に建てた。
この紫ロティナを作戦の中心にしようとしたのがそもそもの間違いだった。
そーじろ「小麦」
わし「小麦は要らんなあ、工場に置いたろ」
mia「それ便利じゃん」
miaも建てた。
そこからもっかい効果を確認する。
ここに置いた資源駒は入れ替えることができるが、減ることは決してない。
わし「あ」
そーじろ「小麦」
わし「なめとんかー」
どんどんと小麦が山積みになっていく。
mia「これ全然使えないじゃない」
そーじろの小麦攻撃でわしは死にかける。
miaとコタは端っこにうまいこと4箇所の回廊を建ててかなりいい感じで進める。
あっという間にわしは離脱。
小麦のりまくり。
コタは一番うまく配置していった。
しかし、ものすごい長考が入って、皆、別のことをやりだす始末。
結局、2回目はコタが勝利。
わし、マイナス5。
コタ「マイナスって!」
ちなみにそーじろもマイナス。
わし「おもろいからって自分が勝利点伸ばせないことしたらあかんで」
mia「そうよ」
拗ねた。
コタのコメント
もっかいやってもいいかな。というか、もっかいやりたい!
miaのコメント
なんかもっかいやりたいかも。
そーじろ
もっかいやりたい。
ソマーリオ
家族の評判は上々だが、わしはこれはもうええかな。ここを埋めて建てたら、スペースがあくので次にこれを利用しようとか考える完全にパズルである。アブストラクトだが、マルチプレイヤーの思惑で展開が変わる。
他にも途中でコタが長考したように、最適解を探す感じなので、考える人は考えるシステムだ。サクサクっとやればプレイ時間は短いが、このボリュームで1時間もやられるとダレることこの上ない。
昔々、パズルチックなゲームは女性が好むと書いたことがあったが、女性ウケは確かにしそう。子供も今風にスマホゲームであるような感じで好きかもしれん。
拡張もいくつか出てるし、世間的には楽しいゲームのようだが、これをわざわざボードゲームでやりたいとはわしは思わん。
コンポーネントは、造形のこった木製の駒だが、まあ、それだけかな。ミープル買うてるような感じかも。棟梁が資材はこれ、というと「なんでやねん!」とか「よっしゃ!」という感じに盛り上がるというのはある。