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野澤邦仁
橋本淳志
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アークライト
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2〜5人
20分
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タイガー&ドラゴン
amazonで購入
はい、やー、あたたたたたた、はぁー!!
キック、パンチ、すべてはココロじゃ
カンフー道場で多くの門下生たちが汗を流しています。
この道場では、ドラゴン派とタイガー派の2派で競い合っているのです。
今日の乱取りは、密林で行われるようですよ。
プレイ感
ごいたを元に作られたゲームで、話題になってた時に定価で売ってたため(転売ヤーのせいで発売前なのにまともな価格じゃないことが多いのがムカつく)、ふとポチってしまった。ごいたつうたらわしゃ、どうにもおもろさがわからんゲーム筆頭であるが、麻雀牌のような出で立ちは良さげだった。
つうわけで、mia、コタ12歳、ソージロ8歳との4人プレイにて。
最初にどの得点カードを使うか決める。初期にオススメのがあるが、他のを見てみると実はそんな大差ないので、適当で、というより、1枚でも良かったんじゃ、という気はする。これによってゲームに深みを与えられる得点形態ではない。
個人ボードを各自持ち、じゃらじゃらと裏向けに牌を混ぜて、プレイ人数によって指定された枚数を自分だけが見えるように立てる。4人プレイの場合9枚ずつだ。
親プレイヤーはさらに1枚持つ。
個人ボード、決められた枚数の牌と親は親タイルと枚数を1枚牌を持つ。
牌は1〜8あり、数字と同じ枚数だけある。それにプラスして全ての奇数の意味のタイガー牌と全ての偶数の意味のドラゴン牌がある。
親から順番に、牌を自分のボードに出していく。その場合、最初の親だけは親マークのある場所に好きな牌を出せる。左隣は、それと同じ牌がある場合は、受け、として自分のボードの下に配置して、更に、攻め、として好きな牌を捨て牌の右上に出す。出せない、出したくない場合はパスをする。
次のプレイヤーは、同様に相手の攻めと同じ牌を、受けとして下に出し、攻めとして右上に出す。
もし、自分が出した牌が、全員パスして自分に回ってきたら、1周ボーナスとして、裏向きに自分の牌を受けに出してから、好きな牌を攻めにだす。
こうして最初に牌を手札からなくしたプレイヤーがラウンドの勝利となるが、最後に出した牌によって、得点カードから得点チップを得る。その時、1周ボーナスの裏向けの牌の数も加点される。
最初に10勝利点取ったプレイヤーが勝ちだ。
左上の炎のマスは親だけが出せるマスである。わしは8を出したのに対して、左のコタは8で受けて(下に牌を置く)、6で攻撃した(8の右上の牌)ということになる。これらが巡っていく感じで牌が置かれている。
まず牌を混ぜる。
おー、じゃらじゃらと麻雀そのものやん。
コテ、、あれ?
戻し
コテ、、あれ?
戻し
すぐに表に向いてしまう。
思いっきり最新の注意をしてやらないとすぐにひっくり返ってしまうのだ。もうこれが超ストレス。めっちゃ思いっきり混ぜたい。
高さのバランスが悪いんかなとも思うが、麻雀の牌の比率とほぼ変わらない感じがする。変わるとすれば麻雀はひっくり返らないように重さなのか、裏面なのか工夫が凝らされてるのかも。
さてそれ以外は麻雀のように裏向きに受け取り、一気に立ち上げる。
親は有利なので1枚多くとる必要がある。4人プレイだと1枚だけ余るが、なんの牌かは見ることは出来ない。
というわけで、まずは8を親にしかおけないところに出す。
そーじろ「8で受けてぇ、7で返す」
mia「パス」
コタ「7で受けてぇ、7で返す」
わし「7で受けてぇ、6で返す」
と、こんな感じでゲームを進める。
そして最後に上がればいいのだが、4人プレイの時の親は、どうしても手札枚数的に受けであがる必要があるのがちょい痛い。
個人ボードの穴には得点チップを埋め込めるようにできてるが、タイルの紙がめくれるのが怖くて、しっかり入れていない。
今回はすべての青を受けるタイガー牌とすべての赤を受けるドラゴン牌を持っていた。
裏向けの牌は一周ボーナスの牌で、これは上がった場合のみ1枚1点加算される。
受け上がりは1点待ちだ。攻め上がりは2点待ちとなってる。
ここは覚えておいた方が良い。
そーじろ「じゃあ、7であがり」
なぬぅ!!
なんとソージロ、7あがりのため4点に1周ボーナスを2ポイント獲得して6点も取った。
意外な伏兵。
しかし次ラウンドにわしの奇跡が起きた。
まずはこの配牌を見よ。
かぶればかぶるほど強いのだ。
このゲームでは配牌が偏っていれば偏っているほど、強い(多分)。
そしてわしは子であるので最後は2面待ちからの得点の高い牌を出してあがることができる。
親のコタ「じゃあ、7で攻める」
わしは、ここで4枚の7を活かすことにした。つまり…様子見
わし「パス」
ソージロ「7で受けて、7で返す」
な、な、なにぃ!!! (*゚∀゚)
これですべての7が切れてしまった。
わししか持っていない。
mia「パス」
コタ「パス」
ここは当然…
わし「ドラゴンで受けて、7で返す」
ソージロ「パス」
mia「パス」
コタ「パス」
1周ボーナスで偶数を埋める。
わし「7で攻める」
mia「ええーー!!」
これを3回繰り返して最後は
わし「はい、1で上がり」
1のポイントはなんと10点である。
わし「勝ち」
これが得点表で、最初にランダムに1枚選ぶが、正直あんまり差を感じられない。
mia「なに、それ!」
わずか2ラウンドで決してしまった。
所要時間10分
なんかよう分からんというので、すぐに再戦することになった。
プレイ感が軽く、家族には好評だったので、その後何度もやってる。
miaのコメント
なんか楽しい。気軽にできる。めっちゃ気に入った。
ソマーリオ
1あがりはたまたま出来たものの、実のところ、どうやれば勝てるのかの戦術がまるでわかってない。今これを書いてて数字がかぶれば強いというのがなんとなくわかっただけだ。
わしがごいたに抱いているイメージはそのままで、なんだかぼやっとしてるが、気軽にできるのと何か相対する楽しさがあって、なんとも言えないがクセになるところがある。
得点ボードにバリエーションがなく1あがりで一瞬で終わるところなんかは、こんなんでええのかとは思うが、このゲームの一番残念なところは、牌を混ぜる時にすぐにひっくり返ってしまうところだけだ。ここだけはマジで、死ぬほど残念である。めっちゃストレスフル。
ただこの牌の感覚は麻雀に近く、とても手に馴染む。
ごいたは本来チームプレイだが、これは単独でプレイできるように改良されている。とは言うてもこちらもそこらへんは了承済みで、チームプレイ用のルールもあって、そちらならごいたと同じ感覚で遊ぶことができる。
ドラゴンとタイガーという牌を加えることで、深みをましたかと問われると、正直わからないが、初心者でもすぐに遊べるため、万人受けするゲームだと思う。
デザインは流石はオインクといったところで文句なし。持っていて損はない。
前に買うたときは苦労したのだが、再生産を何度かされており、今は普通に手に入る。