Reinhard Staupe

Kendi

2〜4人
15分

ザ・チョイス

さいころの色と数字を使って埋めていく。
選択肢は2次元
バーストしないようにだけでなく、他のプレイヤーの動向も見定める必要がある。

プレイ感

タナカマとこに行った時に、紺碧さんからお土産を貰った。
Kendiという新しいメーカーで、シュタウペとベンドルフが二人で作った会社らしい。
ほんまは3つあるらしいが、どうにも1つは入手できずに、2個を分け合ってくれというんで、わしはシュタウペを取った。
コタ12歳、ソージロ9歳、miaとの4人プレイにて。


シートを1枚ずつ配る。シートは表裏があり、どちらを最初のシートに使ってもよい。
手番にサイコロを3個振る。1回だけ好きなサイコロを振り直ししても良い。


よくあるサイコロでチェックしていくゲームだ。数字を使うときは真ん中、色を使うときは外周にチェックをいれる。

サイコロの目を使ってシートに記載する。サイコロは数字と色があり、どちらかを使う。数字の場合は足しても良い。最初の数字は◯で囲み、以降、隣りマスにのみ一筆書きで棒を引いていく。色として使う場合は、最初は好きな色に?をつける。以降、隣り合うマスに?をつけていく。

サイコロを利用できない場合は、ミススローとしてサイコロの絵に?をつける。ミススロー3回すると、現在の得点を記載して、裏面にする。
ただし、サイコロを振った後、表を諦めて裏面にしても良い。

誰かが裏面をミススロー3回した時点で、ゲーム終了。裏表の得点の合計で勝敗をきめる。

いつものようにシートをダウンロードしようと思ったら、なかった。よく見ると、このシート、配置が1枚1枚ちゃうやん!
ということは、このシートを使わざるを得ないということ。まあ、むしろこのシートが本体なんかもな。


色も数字も違うときは選択肢が広がる。

というわけでスタート

mia「さいころ、全部使わなくてもいい?」

わし「お前はアホか。そんなんやったらゲームならんやんけ」

サイコロは全部使ってください。

最初の数字の目は大事でできれば一筆書きできるように端っこ、もっと言えば、2や12のような出にくい数字からスタートしたい。

コタ「振り直し」

・・・

コタ「ぎゃー!」

振り直しの誘惑に負けてはいけない。振り直すと、にっちもさっちもいかなくなることが多いのだ。

というか、

わし「お前、なんでそんな下手やねん」

コタのサイコロの選択が悪すぎる。

中学受験やってアホになったのか?

そーじろは意外としっかりとルールを把握して、進めてる。

コタ「ミススロー3回なんで裏返す」

早っ!


終わりは突然にやってくるので、自分のシートの確率をみて、裏返すかどうか考える必要がある。

色の点数は7つ以上繋げないと貰えないが、数字は1つからでも点数が入る。

表裏の合計で勝負するので、表面では、手番の最後に意図的に裏返しても良いことになっている。

miaの数字はかなり粘った良い感じで進めている。

ところがゲームの終了は突然やってくる。

コタ「あ、ミススロー」

コタとソージロが裏面をやっていた。

コタ、ソージロ、驚きの10点。

わしは23点とmiaに1点差で勝利。
数字だけじゃなく色を進めたのが良かった。

所要時間15分


得点は下に記載されている。色と数字ごとに得点がある。

すぐに2回戦目

今度は、全員、いい感じで粘りを見せた。

コタ以外は数字を12個(最大13)を繋げて裏面にいった。

コタ、またしても振るわず。2回目はそーじろの勝利。

コタのコメント

サイコロの目が悪すぎる。

ソージロのコメント

やったやったやったー!!

ソマーリオ

よくあるサイコロゲームなんやけど、なんだかあとを引く面白さがある。
バーストの取り方が一直線ではなく、二次元的に進められるところと数字の配列を見定めるのがポイントとなっており、そこに作戦の入り込む余地があって、妙な満足感が得られるのだ。
またよくできているのは、相手の動向を見ておく必要があるということだ。なんせ裏面まで誰かが終えてしまえば、いきなり強制終了なのだ。表1枚で勝負するのか、表を適当に切り上げて裏面まで持っていった方がいいのか。この手のサイコロゲームで相手の動向をみるのはほとんど無かった。

小品やけど、なんかいい。工夫が見られる。

2回目をやってて気づいたのは、振り直しの前に気に入った目をキープして、それをチェックしてしまうのではなく、一旦、保留して振り直してからチェックを入れるべきという点である。忘れないようにという思いでキープした目をチェックしてしまうと、どうにもうまくチェックできないのだ。この方法だと、サイコロはたったの3個だが、2択3択の選択肢が生まれ、実際にミススローが少なくなった。最初から気づけよって感じやけど。

惜しむところは、付属のシート枚数が少なく、すぐに無くなってしまうところで、また買い直す必要があるところだ。
おそらくカラーコピーするよりも買い直した方が安くつくと思うが、ネックは日本では手に入らないところと、地味なゲームのため、日本語版を出さないだろうというところ。BGGで評価ゼロやしね。

シュタウペを取ったが、もうひとつの方はどうやったのかはタナカマに次回訊いてみることにしよう。ちなみにこれをくれた紺碧さんの評価は芳しくない。なんでやねん!

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